歯磨きをする前に、ちよっと頭に入れておいて欲しい事があります。もちろん
磨くのは歯ですが、もっと解りやすくするために、複雑な模様の入った花瓶を
想像してみて下さい。
この花瓶を磨きあげる場合、縦に深く彫ってある模様にたいしては縦の方向
に、横にくびれた線がある時は横の方向に、ブラシを動かさなければ汚れは
取れません。又、上から下へ動かさないと取れない部分もあるし、その反対
の事もあります。そしてその時のブラシの角度も、実に様々な角度で動かし
ています。
花瓶はたぶんに歯より大きいし、自分の身体から離してしっかり見て磨けるの
で、本当に多様な動作をしているにもかかわらず、特別に意識しなくても、
細々とした部分まで簡単に磨けます。
しかし、歯はちよっと違います。歯は花瓶いじょうに小さくて繊細な芸術品
です。しかも狭い口の中にあるために見えない部分があります。だからこそ
少し練習が必要なのです。