患者体験

4年くらい前から、後頭部に長径1センチくらいのグリグリがあるのに気づいておりました。別に困らないので放っといたのですが、最近になってちょっと大きくなってきたみたいで、寝返りするときに痛むようになりました。そこで、皮膚科の先生に診ていただくと、「腫瘍ですね。」とあっさり言われてしまいました。確かに医学用語としては「腫瘍」そのものなのでありますが、自分のことになるとそういう認識をもてないんです。「あれ、病気だったの?」という感じです。「可動性があるし辺縁が滑らかなので悪性ではないと思います。」との見解でした!!!。症状もあるので、とっていただくことになりました。

後日、外来手術をうけました。局所麻酔で腫瘍をくりぬく手術で、一時間くらいで終わりました。軽く考えてて、術後も仕事しようと思ってたのですが、ぼーっとしていて根気が続きません。局所麻酔薬が吸収されて、脳にも効いてるんですよ。考えてみれば当たり前です。吐き気もでてきて、仕事にならないので家に帰って休みました。翌日には痛みはなくなりましたが、傷口のピリピリ感が2週間続きました。

腫瘍の組織はやはり良性(神経梢腫)だったので、安心しました。小手術でしたが、やられてみると思っていた以上のストレスがありました。患者って大変だったんですね。医者の患者体験でした。

平成14年、春

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