2000年現在の一般無床診療所の数は全国で74971件。10年間で約15%増加していることに加え、更に増加の傾向にあります。しかしこれに対し個人医療費負担は増加の傾向にあるため、外来受療者の数は減少傾向にあります。
 つまり、数値上から見ると診療所経営は昔と比べて「厳しくなっている」と言えるでしょう。

 しかし、昔の診療所経営が楽すぎたのではないかという考え方もできます。診療所を開業しさえすれば多くの患者様が来院してくれ、安定した経営が成り立っていたのも事実です。

 今後は開業しさえすればよいという考え方では失敗する可能性が高くなってきます。一般経済社会の動向と切り離した考え方は通用しないということです。

「診療所経営」はサービス業。多くの競争相手の中、患者様によりよい医療サービスと安心感を与えることができるよう経営努力をしていかなければならないのです。
このことを理解したうえで開業を検討することをお勧めいたします。
 診療所開業をするにあたって、まず最初に検討しなければならないことは「立地」だとか「資金」だとよく言われます。
しかし、まず最初に検討しなければならないことは
「どのようなコンセプトの診療所にするのか」ということだと思います。

開業する理由としては、前向きな理由、後ろ向きな理由?様々あるとは思いますが、大切なのはどのようなコンセプトの診療所にするのかという「基本理念」だと思います。

診療所経営というのは社会的責任の非常に大きな事業です。先生が医療に対して、患者様に対してどのような信条を持ち、どのような医療を提供していくかということは最初の段階ではっきりとしておいたほうがその後の開業計画がスムーズになります。
「どんなことでも気軽に相談できる診療所にしよう」とか「○○に対する症状であれば全て対応できるような診療所にしよう」「専門性を持たせた上で診療所間の連携を重視した診療所にしよう」など先生によって異なるコンセプトが出てくると思います。

しかもそのコンセプトの中で診療所の「ウリ」が何かまでイメージできれば最高です。
これからは「ウリ」のある診療所にやはり患者様は集まってくれるのです。
一般的に開業資金としては大きく分けて

  1. 土地、建物にまつわる費用
  2. 内装、設備費用
  3. 医療機器費用
  4. その他開業時に必要な費用(薬剤購入や医師会入会費、看板製作などの広告費など)
  5. 運転資金3ヶ月〜6ヶ月分(人件費、光熱費、家賃、その他毎月必要な固定費、変動費など)
この5つの分野で資金が必要となってきます。
特に運転資金についてはあればあるほど余裕のある経営ができます。

 医療機関(保険医療機関)というのは診療報酬が振り込まれるのが3ヵ月後という制約があるため開業月の診療報酬が振り込まれるのが3ヵ月後になってしまい、その間は窓口負担分の現金のみということになってしまうためです。

 しかもほかの業界と異なり、開業してすぐに患者数は見込めないのが普通です。じわりじわりと浸透して患者数が増えていくという感じになるため、3ヶ月〜6ヶ月の運転資金は用意しておくべきです。
下記は実際に開業をお手伝いさせていただいた診療所の開業費用と運転資金のシミュレーションです。
参考になさってみてください。

この場合開業資金として運転資金6か月分をみて42880(千)を用意しておけば安心できる。
次は開業までの大まかな流れです。
最初に申しましたように、「診療所のコンセプト」からのスタートになっています。

中でも、開業時期の検討については現在の職務が辞められるのかどうかがポイントとなってくる場合もあるので注意してください。
開業物件まで決めたのはいいが、医局を辞めることが出来ず、開業を断念した方もいらっしゃいます。
当社の開業コンサルティング業務では下記のような内容を行います。
具体的に項目を並べた以外にもありますが、開業までに必要なことはほぼ全てお手伝いいたします。

当然、開業後もずっと先生の診療所が成功するよう、フォローさせていただいております。
院内の経理業務や人事労務管理、決算処理まで全てにおいてバックアップいたします。
開業までお手伝いして後のことをほったらかしにはいたしません。
1.診療所開業に伴う相談業務
2.資金計画・事業計画の立案
3.開業物件の探索・紹介
4.開業物件の診療圏調査
5.開院スケジュール作成・管理業務
6.資金調達に伴う資料作成
7.建築・内装に伴うコンサルティング業務
8.医療機器の導入に関するコンサルティング業務
9.広告・宣伝に関するコンサルティング業務
10.増患対策コンサルティング業務
11.募集手続契約書の作成等などスタッフ募集に関する業務
12.諸官庁手続の代行
13.スタートアップにおける業務
14.診療所開院後の経理業務、会計業務、人事労務管理などを含めた院内管理業務
15.運転資金の調達等のコンサルティング業務
16.その他法人化等のコンサルティング業務全般



開業をお考えの先生方。
私達はもっとも先生に密接したコンサルティングを行います。
すこし、おせっかいだと思われるくらいを目指しています。
一度ご相談ください。メールでも、お電話でも。