私の日記です


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「最近、嬉しかったこと」(2004.11.20)

メールで次のような質問が来ました。
「お仕事で何か喜びなど最近ありましたか?」

なんでしょうかね?はたと考えてしまいました。
そして、まあ、こんなところかなぁと思いながら次の内容を返信しました。

最近、特定の曜日に訪問リハビリに行っているのですが、
台風の大雨の中、行くのが大変で困りました。でも行くと
患者さんが待っていてくれて、「雨の中をわざわざありがとうございま
す。」と歓迎される訳で、こうなるとこちらもそれなりに嬉しい訳ですね。
なんか、やりがいがある訳なのです。

PTの仕事の喜びが分かってもらえたでしょうか?




「PTに要求されるものは、再び」(2004.8.15)

PTに要求されるものは何でしょうか?
また、考えて下さい。次の話は多少、変更しましたが、
実際にあったものです。

患者様の家族:うちのおじいちゃん、手を握ったまま硬くなっていて、
         テレビで指の間に入れるスポンジみたいのがあるっていっていたんだけど、
         それどうやったら買えるのかな?
1年目PT: そんなのがあるんだ、今度、業者の人に聞いてみるよ。
2年目PT: 介護用品のカタログに載っているよ。それを見て取り寄せが出来るよ。
3年目PT: 駅前に大きな薬局があるでしょう。そこで売っているかもよ。
4年目PT: 駅前の薬局で売っていたよ。たしか800円程度だったよ。

さて、もっとベテランPTであったらどう答えるのでしょうか?
そのスポンジの適応を説明するかもしれません。あるいは手指の運動の仕方を
家族に教えるかもしれません。

PTは、起き上がりや歩行といった動作練習をします。
この動作に関しての知識や練習方法の技術などが、PTとして要求されます。
患者様にもっとも適した練習をしていく必要があります。この点に関してはどの職種にも負けません。
病気やケガについて、医師と対等に話しができる位の医学的知識も当然要求されます。
これらの事はPTとして当たり前の事です。
しかし、その上乗せが、とても幅広いのです。

まあ、とりあえず、みなさん、介護用品の充実しているお店に行ってみて、
何が売っているか探検してみてはいかがでしょうか?




「120歳まで生きてテレビに出よう!!」(2004.06.17)

これは、私の担当している患者さんの言葉です。
90歳を越え、足が痛い、肩が痛いとグチばかりこぼしていたので、
私が、「あと30年は頑張らなきゃ」と言ったら

「そうかい、じゃ、120歳まで生きてテレビに出よう。
そしたら、私を120歳まで生かしたリハビリの人という事で、
あんたも一緒に出してあげるよ!!」
そう返してきました。

なんか、ものすごく嬉しくなりました。
実は、高齢で入院していると、気が弱くなるせいか、
「早く(天国から)お迎えこないかな」
と思ってしまう方が、非常に多いのです。

「病は気から」、心も健康にできるPTを私は目指しています。




「PTに要求されるものは・・・」

PTに要求されるものは、なんでしょうか?
     技術、知識、経験・・・・
みなさん、考えてみて下さい。次の会話は、実際にあったものです。

患者さん:「今度、あそこの踏み切りを越えて、向こう側にいかなきゃいけないんだよね。
       でも、私、足が悪くて、早く歩けないから、渡りきれるかな?」
PTその1:「あそこの踏み切りは、すぐ鳴るからね。転んで怪我した人がいたってテレビでやっていたよ。
       でも、すぐ隣りが駅だから、駅を通っていけば、いいんじゃない。」
患者さん:「でも、駅は2階建てだし、階段なんて昇れないよ。」
PTその1:「そっかー、あそこの駅は、エレベーター無いもんね。」
PTその2:「いや、そんなことないよ。最近、エレベータが新しく出来たんだよ。
       でも、駅の構造上、改札の中に入らないとダメだね。駅の素通りは出来ないね。」
患者さん:「そうかー、困ったなあー」

別の患者さん:「あそこの駅は、足が悪い人や車椅子の人は、駅員に声をかければ、
       駅の中を通してくれるんだよ。駅員さんに声かけてみれば。」
一同  :「そうなんだー、知らなかった。」

PTは、地域の様子や実情も知っている必要があるのです。
どこにエレベーターがあって、どこに車椅子用のトイレがあって、・・・・

みなさん、今度、障害者になったつもりで街に出てみて下さい。
新しい発見が待っていると思います。

私の本音---> 地域のバリアフリーについて一番知っているのは、
         そこで生活している患者さん・障害者の方たちです。
         かないません!!




「あなた方が養成校に入学して、誰が一番喜んでいるか?」

これは、私の養成校時代の恩師の言葉です。
「あなた方が、この学校に入学して誰が一番喜んでいると思いますか?」
「それは、患者さんです。」

私はこの話を聞いた時はピンと来なかったのですが、
実際、働きだすと次から次へと洪水のように、やってくる患者さんに直面して、
分かったような気がしました。
患者さんは待っているのです。はやくPTになってくれと待っているのです。

みなさんがPTになり、患者さんに接した時、その患者さんは、誰よりも
みなさんがPTになってくれた事を喜ぶと思います。




「人生楽ありゃ、苦もあるさ」

ワールドカップは大変盛り上がりました。
サッカー好きの私なんか、それは大変でした。
日本人全員がサッカー漬けだと、思っていました。
が、
なんと日本戦のやっている時間帯に、裏番組の
「水戸廣門」の再放送を
食い入るように見ている入院患者さんがいます。
しかも、結構多いのです。
高齢の入院患者さん達は、富士山が爆発しても水戸廣門を
見るのでしょうか?
でも、私はこの方達が大好きです。
人生楽ありゃ、苦もあるさ。
たぶん、これからも元気で入院しているのだと思います。




「がんばれ看護学生」

病院には、看護婦(士)を目指す人達が実習にやってきます。
若い看護学生に混じって、30代、40代の社会人の人達がいます。
医療系の仕事を目指す社会人は、リハビリばかりではありません。
それぞれが自分の適性を考え、医療や福祉に進んでいます。
道は違うものの、目の輝きはPT学生と変わりません。

がんばって下さい、看護学生!!

(これからは、医療・福祉の時代です。若い人ばかりではなく、
 多くの社会人がこの分野を目指しています。また、この分野は、
 社会人を受け入れる土壌があり、多くの社会人経験ありの人が
 入ってきています。社会人のみなさん、恐れずにきて下さい。)




「いやー、まいった、まいった」

痴呆老人の問題は、病院の中にもあります。
よくリハ室にふらっとやってくる患者さんがいました。
ひととおり、室内のものを物色しては帰っていきます。
いわゆる徘徊というものです。
しっかりとした足どりで、身体機能的には問題なさそうな患者さんです。
また来たなどと、みんなでニタニタしながら見ていたのですが、
その患者さんには、とてつもない事実があったのです。
実は、その患者さんは、なんと
100歳
だったのです。
いやーまいりました。脱帽です。こんなに元気だとは。
それ以来、その患者さんを見る眼が変わりました。
なんか、後光がさしている、そんな気がしてしかたありません。
いやー、まいった、まいりました。
これからも、お元気で



「あんたは、若くていいねえ!!」

これは、94歳の患者さんが74歳の患者さんに言った言葉です。
でもこの94歳の患者さんも平行棒の中で一生懸命に歩行練習に励んでいます。
戦争や大震災を生き延びてきた方々は強いです、いろんな意味で。



「はやく退院したいね」

高齢の方は転倒しやすいです。
ちょっとつまずいただけで、大腿骨の付け根を折ってしまいます。
ここを骨折すると、なかなかくっつかないため、長期間入院してしまいます。
病院で寝てばっかりいると、筋力は落ちるし、呼吸循環器の能力は悪くなるし、

いいことは、なにもありません。

特に痴呆が出てきてしまう患者さんもいます。
高齢の方ほど早くケガをする前の生活に戻って欲しいと思います。
「はやく退院したいね」よく私はいいます。
願いは叶うものと信じています。
「はやく退院したいね」

(ケガや病気の種類によっては、じっくり治す必要のある場合もあります。)