■はじめに■ …なんつーか…人生いろいろですね。正直、入院中「死んじゃうかも」と思った事もあった。外科の手術前には特にそう思った。内科に入院してからはかえって開き直ってたという感じ。「何でこんな病気になったんだろう」と考えたりもしたけど、考えても今さらどうしようもない事は考えない事に決めたからかな。でも諦めちゃいけないのはほんと。医学は進歩してるから、昔は助からなかった病気でも今は大丈夫だったりするし、いい薬もどんどんできている。一番怖いのは精神的にまいっちゃう事。女の人より男の人の方がそういうのって多いみたいだけど。
私の場合は家族に甘えるという事ができなかった。父親いないし、母親も調子悪くて通院してるし、妹は赤ん坊いるから月に1回くらいしか見舞いに来れないし。弱音をはける人がいなかった。家族のかわりに同室の友達やその家族の人達にお世話になったという感じかな。こんなに長い間、他人と合宿生活するというのはあまりないけど、お茶したりトランプしたりバカ話したり楽しかった。自分と同じ状況の人がいるって事は同じ苦しさも分かりあえるもんね。Mさん、Hさん、Iさんサンキュウ!精神的にとても助けてもらいました。退院してもずっと友達でありたいと思う。私は退院したからといって、通院で検査は続行だし、今後再発の可能性もあるわけで。入院はもうしたくないけど、入院して学んだ事もたくさんあった。人生の中で無駄ではない時間だったと信じたい。これから生きていく上でも。
■悪性リンパ腫とは■ 悪性リンパ腫とは白血球の中のリンパ球がガン化してできた悪性腫瘍で、血液のガンの一種です。ホジキン病と非ホジキンリンパ腫に大別されます。日本人の悪性リンパ腫では、ホジキン病は約10%と少なく、大半が非ホジキンリンパ腫です。非ホジキンリンパ腫は、ガン化したリンパ球の性質の違いにより、T細胞型リンパ腫とB細胞型リンパ腫に分けられます。
●症状●
頸部、わきの下、足のつけ根などのリンパ節がはれてくることが多く、痛みはありません。また、リンパ節以外のあらゆる臓器にも発生します。発熱や体重減少、寝汗、身体のだるさなどがみられることもあります。●診断方法●
病理検査(リンパ節などの病巣の一部の組織を取り出し、顕微鏡で見る事)、骨髄穿刺検査、血液検査、レントゲン検査、CT検査、超音波エコー検査、MRI検査など。●治療法●
抗ガン剤を用いる化学療法と放射線療法があります。造血幹細胞移植が有効な場合もあります。どのような治療法が適しているかは、リンパ腫の病型などにより異なります。
■抗がん剤の副作用…吐き気、 口内炎、便秘や下痢、 脱毛、白血球減少、 血小板減少、 出血性膀胱炎、末梢神経障害、 肝臓機能障害、腎機能障害など■発病状況■ 2000年5月に入ってから、どうも頭の左側だけ頭痛がするようになった。今迄頭痛とかに悩まされた事がないので、何だろう?…とは思っていた。毎日ではなく、時々痛くなる。ある日は夜寝られないくらい痛くなる事も。これは何か変だなあ、という事で、地元病院の内科を受診、血液検査をしてもらった。…んが、結果は特に問題がなかった。職業柄、肩こりからきている頭痛かも、という事で筋肉をほぐす飲み薬とか処方してもらった。それから2週間くらいは頭痛もなく過ごせたので、やっぱり単に肩こりだったのかなあ、と思っていた。
その後、いつもの朝目覚めると声が出なくなっていた。正確には風邪をひいてカスカスな状態と同じ感じ。でも風邪なんてひいていない。突然、声がかすれてしまったのだ。その日は会社に行くも、仕事中に気分が悪くなり、帰宅。翌日整形外科に受診。声が出なくなったのも肩こりなのか?と思ったからだ。しかし、首のレントゲンとか撮ってもらったが、異常はない。整形の先生も「耳鼻科に行ってみた方がいいでしょう」と言うので、そのあと耳鼻科を受診。そうして診てもらったらば、左の声帯が麻痺して動いていないという。原因はいろいろ考えられるが、大きな病院へ行って検査した方がいいというので紹介状を書いてもらい、翌日今度は大学病院へ行く事に。
大学病院の耳鼻科を受診。一応ホルモン関連の薬を出されたが、念の為に胸のCT検査もしておいた方がいいと言われる。声帯の神経は胸を通っているので、胸に病気があるとそれに影響されている場合もあるからだ。…という事でCTの予約を入れて、後日検査。
CT検査の結果、胸に腫瘍が見つかったので、呼吸器外科を受診。入院、手術というスケジュールを聞かされた。