彼女との別れ 2003.7.26

1年2ヶ月付き合った彼女との別れを一ヶ月たった今ここに書き残そうと思う。
彼女とは前の会社で先輩、後輩といった形で出会い、僕は恋に落ちた。
彼女が新入社員(当時22歳)として一ヶ月、僕の猛アタックにより付き合うことになったのだけれど彼女はあまり僕がタイプではなかったらしく、腹をくくっての交際の始まりだった。
僕は当時25歳、一度も彼女というものに縁がなかった。すべてが初めてだった。
当時働いていた会社はひどいもので休みは殆どなく、残業もあたりまえの生活。僕は彼女の悩みを聞き、話をしているうちにどんどん惹かれていった。
そしてある日僕に仕事の引き抜きの話があり、その話にのることにした。その夜僕は告白した。新しい会社、彼女、一人暮らしの新居、すべてが順風満帆の日々。問題なのは引き抜きにあったことがばれないために実家に帰っていると装うこと、それに準じる訳ではないが会社に残りつづけて働く彼女との交際を極秘にすること。
前の仕事も今の仕事も結婚式のビデオ撮影というないようで、名古屋で一人暮らししている僕にとっては重要だった。
彼女は会社帰り毎日僕の家に寄って僕の我儘を聞いてくれた、休みの日には映画館へ行き数多くの映画をみた。本当に本当に幸せを感じていた。
毎日会っていると特に話すこともなくなってしまうのだけれど、僕にとって彼女がとなりにいてくれるだけで幸せでしかたなかった。
でも別れはやってきた。1年3ヶ月働いてきた会社を彼女も退社することになったのだ。まわりの関係者誰もが今までよくがんばったといったかたちで祝福した。そして彼女の送別会の後に彼女に呼ばれて洗礼を受けた。
付き合ってるときはいつもこう話していた。「もし別れるとしたら絶対に僕からだから。まあ、ありえないけどね。」でも結果は彼女からだった。
仕事上結婚の話も出て、僕は高砂の隣にいるのは彼女しかありえないと考えていた。いろんなビジョンがあったのだがもう叶わない夢と消えてしまった。
彼女の話には僕といると気を使う、もっといろんな人といっぱいいっぱい恋したいとのことだった。彼女が決めたのはその日の前日といっていたのだが仕事を辞める数日前からなかなか連絡がとれなかったり、会えなかったりしていたのでたぶんかなり前から決めていたのではないかと今は思う。
僕がそのとき彼女から言われたことで一番ショックだったのは「会社も終わったからこっちも終わりにしよう」。言葉にならないほどショックで傷ついた。よく考えて見れば彼女が一番好きなロックバンドに興味が僕にはあまりなかったり、話すことといったら仕事のかんけいのことばかり、最初は好きではなかったといっていた彼女は僕のこと徐々に好きになってきたと言ってくれていたのだが、やはり僕はただ頼ってもらえてただけだったのか、彼女にとってとても申し訳ない気分でいっぱいになってしまった。きっと彼女も苦しんだのではないだろうか?一度冗談で話したことがある。「もし今別れたら僕は100%ストーカーになる自信がある。」でもしない。本当に想っているから。
こんなことも言われた。「いつもご飯はちゃんと食べたか?仕事は無事終わったか?心配してしまう。私は母親じゃないのに」と僕が一番気にさせてはいけないことを考えさせてしまっていたんだ。やはり彼女にとって申し訳ない気持ちでいっぱいになる。
最後に彼女はこういった。「僕のことは悪くない、私の我儘だから。これからも連絡とっていけるし、彼女彼氏ができたら教えてね。それが嫌だったら私のこと嫌いになってもらって構わないから。」嫌いになんかなるはずないよ。
別れた後に僕はめめしくもメールをした。別れたくない気持ちが後になってあふれでてきたから。でも当然のことながら返事はNo。僕に恋愛感情が無いこともわかった。くやしかったけれどあきらめざるおえない結果だった。
別れによってゼロになることはとても怖い、でもそうなってしまった。前の会社の関係の集まりで集まった時に笑顔であえる自身がない。他の人とはきっと楽しそうに話すんだろうと想うと切ない。会社内での恋愛の最悪な結末かもしれない。とてもつらい。結婚はだめになったけれど友人として出席することも、今後のことを見届けるのも全部もうできない。
でも僕は彼女のことを想っているからこそ前を向いてあるいていこうとおもう。彼女を忘れることはないけど思い出さない日が少しでも早くきたらいいな。
僕にすべての初めてを与えてくれた彼女を僕は一生感謝しつづけるよ。
僕の人生の一部になってくれてありがとう。