| 人は誰でも、価値観を持っていると思う。それは今まで生きてきた自分の中の、体の奥底に染み付いているものから生まれるという。 人間が生きていく、その中で気づかずに積み重ねていくもの。知識・経験、そいして価値観。深層心理の奥底に眠り、その人の考え方そのものを大きく左右するもの。表面上ではいくらかわって、人間が本質的に変わることが難しいのはそのせいだと言う。 その価値観によって生み出される、「常識」と呼ばれるメガネは、自分の考え方の幅を狭めて行く。固定観念や先入観念、早いうちにそのメガネの存在に気づき、そのメガネを外す努力をしなければ、見えてくる世界はどんどん狭くなっていく。 自分の言っていることが、常に正しいと思ってしまう。そんな人は、かなりのメガネをかけている。簡単に外すことの出来ないメガネを。 でも、このメガネをかけていない人はいないという。だれでもそれぞれに自分の世界を持っているからだ。でも、そのメガネのレンズを薄くすることは出来る。色々な人の意見を効いて、納得できなくても、理解してみようとする。その人の気持ちになって、見方を変えてみる。そうすることによって、自分と違う考え方を学ぶことが出来、幅広い考えを持つことが出来るようになるからだ。 ここで、偏見について。偏見と言うのは、まさにこの固定観念の塊から生まれる感情である。 masatoの友人の女の子の話。彼女は中学卒業後、高校進学、が徐々にグレ始め、夜遊び歩き、チーマーたちと遊び、そして家に帰らなかった。が、あるきっかけで彼女は自分の人生と向き合うことになる。 まず、ここまで簡単に読んで、何を感じただろうか。自分の深層心理に眠る声は、何を思い起こさせただろうか。 その後、彼女はバイトを始めた。独学でPCを学び、自分で仕事を探し、WEBデザイナーの仕事をこなし、20歳にして月収50万を稼ぐほどになった。しかし、家庭事情でお金が足りず、夜の仕事にも出かけた。無理な仕事で体調を壊したりもした。 一人で暮らしていくのに、彼女は十分すぎるほどのお金を持っていた。が、彼女は夜の仕事をし無ければならなかった。そこでは、皆、彼女を哀れみ、自分たちより下の人間としてみたと言う。 あなたならどうだろうか。あなたなら、そう言う仕事をする人に、何を感じるだろうか。楽をして稼いでいるだらしのないやつだと、ほとんどの人が彼女たちを見ていたと言う事実。そう言うところで働いているから、知識もなく、お金にだらしないと思っている人たち。しかし実際、彼女は体を壊すほどの労働をし、家計を支えるために昼夜働いていた。そういう仕事をしなければならないくらい、お金が必要な時期だったからだ。 人が嫌がる仕事や、倦厭する仕事をしている人は、自分たちより下だと見ていないだろうか。そんな仕事しか出来ない人たちだと見下していないだろうか。実際に自分がその仕事に従事出来るか考えたことはあるだろうか。 仕事のことに主に関係して書いたが、それぞれの立場になって見ないと見えてこない苦労や悩みは山のようにある。そんな人たちを、決して蔑んだ目で見ることのないように、多くの人にメガネを外してもらいたいと思う。 |