らぐな日記!?

第一話 


特急みちのく一人旅、不思議の大地で少女が見た物は!?





さて、故郷の町を飛び出して三ヶ月。やっと憧れの地へやってくることが出来ました。
私、「真実姫」、「まみき」と申します。



  とある小国のお寺で細々と暮らしておりましたが、ある日、村へやって来た自称「救世主」の占い師だか何だかに言われましたの。

「これはこれは、貴女は、大変高貴な御生まれですね!?」

「・・・?いや、なんだか幼い頃にこの寺に預けられたらしいんだけど・・。」

「素晴らしい!貴女は間違いなく公家のお産まれです!とある事情により、ご両親は貴女を手放さずにはいられなかったのです・・・。」

「ほう。」
「貴女には、御家を復興し、ご両親の無念を晴らす使命があるのですよ。」
「ほほう。」
「心当たりは御座いませんか・・?」
「・・・成る程。道理で貧乏性の腐れ和尚なんかとは馬が合わないはずだわ・・・。」
「そうでげしょう?」
「解った!あたし、いや、わたくしは御家復興の為に立ち上がりましょう!」
「そうこなくては!そしてその為には、この伝説の壺が必ずや必要になってまいりましょう!」

その「救世主」とやらは、馬車の中から小振りな壺を一つ取り出してまいりましたわ。

「貴女は運が良いですよ-。今日はたまたま、この「公家の娘に受け継がれし壺」を売っていたのです。」
「・・・お幾ら?」
「本来なら二百万ゼニ−の所ですが、貴女の心意気に感銘いたしました。この「抗菌まな板」も付けて、一万二千九百八十ゼニ−でお譲りいたしましょう!」
「・・・寺の権利書で如何?」
「チッ、寺ねえ・・・・。檀家のリストなどありますでしょうか?」
「ここに。」
さっ。
「・・・ふむ。いいでしょう。この壺、お譲り致します!」
「よしなに。」

「毎度、ラッキ−商会をご利用いただきましてありがとう御座います。当商会は何時でもあなたの影にいるんですよ。」

その後この親切な方は、あれこれ異国の本をおまけして下さって、この地の予習もばっちりですわ。
此処は確か「惑星ゾラ」と言う所で、「ティタ−ンズ」と「ゴッドネロス」が究極と至高のスタンドを賭けて、お互いのWWWAエ−ジェントを戦わせている危険な土地ですの。
宇宙戦艦「るくしおん」に乗ってアルゼンチンに出稼ぎに出た母親を探す宇宙大帝レダだかヴァリスだかの戦士は青き衣をまといて金色の野に降り立ち、何時の日か機械の体を手に入れるためにバイクル、ウォルタ−と共に「トリオ・THEパンチ」を結成したのですわ。 ・・・・Lは何のL?
・・・・最後は少し暴走してしまいましたが、たしかこんな感じの事柄で本は埋まっていましたわ。
ちなみに、この物語を覚えている者は幸いであるらしいですわよ。(はあと)

そんなこんなで、この地へ姫は舞い降りましてよ-!

本の名前?宇宙船とか、oh!Xとか、ジ・アニメ・・・・。ん-、よく覚えていませんわね。


トリア−エズ、入管手続きを済ませなければなりませぬ。
寺を出るときに和尚が隠し持っていた金を路銀にと粗方ギッて来ましたが、それもとうに尽き果ててしまいました。
おかげでわたくしは大変空腹です。
なにやら大仰な建物が見えますが、空きっ腹を抱えて長い旅路を越えてきたわたくしにとって、もはや食べ物以外の事に興味などありませぬ。
城らしき建物の門をくぐると、暗がりに受付らしき男が。
「そこな下男、くるしゅうない。わたくしに供物を捧げるが良いわ。お願いします。」
その男はわたくしを一瞥すると、言い放ちましたわ。
「北斗七星の横の、小さな星を見たことはあるかね。」
わたくしは上を見上げました。
「・・・天井越しにでも見えましてよ。」
「急いで中に入り、試験を受けたまえ。君が賢明ならば少々の食べ物と飲み物を受け取ることが出来るだろう。」
10―10テン―テン。」

中に入ると、結構な人数があちこちの机で手続きをやっている様子。
「さて、食べ物をくれる所は何処でしょう。」
とりあえず、入ってすぐの一番大きな机の前にいってみまみま。
するとこの男、なにやら不穏な独り言を・・・。

・・・たいやきでもくれるのかしら・・?


・・・そんな事言う人、嫌いです。
まずは粛正リストの筆頭に上げておきましょう。
「ええお客ですとも。とっととわたくしに食べ物をおよこしなさい。」
「あ-そうだ。説明の前に個人的な質問をひとつ。」
「興味ありませんわ。食べ物をおよこし。」
「今この<ラグナロク>と言う世界はどんな世界だ?」
「興味ありませんわ。食べ物をおよこし。」
「1、人間同士に戦う戦争の世界。
2、人間と魔物が戦う世界。
 3、人間が魔物を虐める世界。
  4、人間と魔物が愛し合う世界。」

「くだらないですわ。五番。とってもケルヒャ−。」

「どうぞ次の試験へ。」
「食べ物は。」
「どうぞ次の試験へ。」

やっていられませんわ・・・。 わたくしは仕方なく隣の机の、がたいの良い戦士風の男の所へ。
こうなってはもはや、子供であることを利用しなければなりませんわね・・・。
わたくしは持っていた風呂敷を頭巾の様に被り、机の上に頭だけ出して、言いましたわ。
「トリック・オア・トリ−ト!」
「・・何だお前は。」
「お菓子くれないと、いたずらしちゃうぞ-!」
これです。
「覇炉ウィンと言う西洋のお祭り。この宣言を行った子供に対して大人はその要求を断わってはならない。この禁を破りし者、即刻、雄死苦羅饅頭おしくらまんじゅうの刑に処すべし。」
と民迷書房の本に載っておりました。
さあ、このわたくしに食べ物を捧げるのです!
すると、わたくしの背後にいた男が手に菓子を持って近づいて来るではありませんか。
ふ、愚かしい。子供が無垢であるなどと、可愛い大人の幻想よな。
「わ-い!ありがとうおにいちゃん!真実姫、嬉しいよ!」

「お、お菓子あげるからいたずらさせて・・・。」



「ぎゃあ-!」


楳図かずおテイストな悲鳴をあげて、駆け出すわたくし。
真実姫は、もう少し子供に優しい社会の有り方と言う物をを提案いたします。
が、児ポ法の改悪には反対ですわ。


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