らぐな日記!?
第二話
激突、巨大芋虫軍団!敵絶対防衛線を超えろ!
オニキス目指して頑張りましょう! 真実姫です。
全く、酷い目に遭いましたわ。
とりあえず、ここは大人しくお話を聞いて、一刻も早く町に出て何か喰らわない事には・・。
と言う訳で、姫は第二の試練所へやってきましたわ。
・・・ふむ、要するに敵の包囲網を突破して目的地へ辿り着けば良いのですね。
ここは一つ並み居る雑魚どもを一掃して、真実姫の実力を天下に知らしめて差し上げなくてはなりませんわね。
突撃-!
私の懐刀の錆にしてくれる!
建物を出た所には、ちょっとした草原が広がっていましたわ。
そこには何やら巨大な芋虫がひしめいているではありませんか!
「芋虫かあ・・。」
初陣の相手としては甚だ退屈なれど、物事が一足飛びには行かないのも世の常ですわね。
さあ、伝説の幕開けですわよ!
「そこ、ですわ!」

は、速い!?私が見ていたのは残像だと言うのか!
・・おや?あそこで傘を持って歌っているのは・・丹波哲ろ・・・。
・・・・・・
・・・
「・・・あれ・・?」
気が付くと私は第二試練所の簡易ベッドの上でしたわ。
起き上がってみると、なんとか大事には至っていない様子。
危ない危ない。もう少しで大霊界。死んで驚く所でしたわ・・・。
教官「大丈夫ですか?」
傍らにいた教官が立ち上がってこちらへ。
教官「敵と戦わないで、辿り着くだけでも良いのですよ?」
真実姫「冗談ではありません。この真実姫には夢があるッッ!」
教官「回復アイテムは、もったいぶらずに死ぬ前に使ってくださいね。」
真実姫「ボムを抱えたまま死ぬシュ−ティングゲ―ムみたいな物ですわね。」
教官「?」
とにかくも再チャレンジですわ!
少々焦りすぎた様ですわね。
今度こそは我が師、ゴステロ様の名に賭けて!
「この!」
「後ろにも!?」
「いたた!ちょっと・・・」
「きりがな・・・」
「赤、青、むら-さきの-・・傘・・持って・・・。」
「はあ、はあ・・・・。」 ぶんぶん (首を横に降る)
教官「あの・・そろそろ・・・。」
真実姫 キッ!「なんですの!?」
教官「街に行けば、思う存分冒険が出来ますよ。」
真実姫「だからなんですの!?」
教官「芋虫以外にも、もっといろいろなモンスタ−がいますし、もっと弱い・・・。」
真実姫「わ・た・く・し・に・は、芋虫が重荷だとでも!?」
教官「それにですね。」
真実姫「これ以上、なんですのお!?ほっといて下さいません事!?」
教官「ここの芋虫といくら戦っても、ジョブレベルは上がらないのです。」
真実姫「・・・・・・・・・・・・・・・・と言うことは。」
教官「ここで幾ら頑張っても、貴女の希望の職業には近づく事は出来ません。」
真実姫「・・・・無駄?」
教官「無駄、ですな。」

さて、ぐずぐずしてはいられませんわんわね。
次の試験は、っと。
中は何やら教室じみていますわね・・。
そして教壇のような所に、男が一人。
進行委員 「どうぞ席へ。これより性格類型 第一次審査を行います。」
真実姫 「お腹が空いているのです。とっととやってくださいな。」
進行委員 「落ち着いて、平穏な気分で検査をお受けください。」
真実姫 「無理ですわ。速くおし。」
進行委員 「はい、いいえで答えて下さい。」
真実姫 「アラホラサッサ−。」
進行委員 「卑屈に生きるより、死んだほうがましだ。」
真実姫 「なにを言っているのかしら?人は大なり小なり卑屈ですわ。」
進行委員 「人の不幸は蜜の味。」
真実姫 「私に実質的な利益が無い以上、他人の幸、不幸に興味などありませんわ。」
進行委員 「複雑な組み立て式の物や家電は、取扱説明書を先に読む。」
真実姫 「そもそも取扱説明書そのものが複雑で不親切ですわ。得意な人にまかせましてよ。」
進行委員 「どんな事でも前に出るタイプだ。」
真実姫 「後ろでイライラするくらいなら、矢面に立ちますわ。」
進行委員 「引き、と書いてある扉を見ると逆に押したくなる。」
真実姫 「そうですわね。無論、人に押させますけれど。」
進行委員 「たまに、生きている生物以外の非現実的な現象が見える。」
真実姫 「ああ、そういえばさっき傘を差して空を飛ぶ丹波哲郎を見ましたわ。」
進行委員 「屋上から飛び降りると、空を飛べるかも知らない。」
真実姫 「・・・限界ですわ。お腹が空いてなんだかフワフワしますわ・・・。」
進行委員 「お金で、生きている生命体を売り買い出来ると思う。」
真実姫 「実際、されていますわ・・・。私も今なら、ごはんと引き換えに、悪魔とだって・・フフ・・。」
進行委員 「では、次に。」
真実姫 「生贄が必要ですわね・・・。」
気が付けば私は懐刀を抜いて立ち上がっていましたわ。
進行委員 「では次の試験会場へ。」
真実姫 「ま、まだあるんですのおおお!?」
シュポン!(ワ−プ音)
また同じような教室に、同じような男。ただ一つ、私の我慢は限界突破ですわ!
進行委員 「ようこそ、ここでは・・。」
真実姫 「ウリィイイイ!もはや限界を超えた人間に禁忌は無くってよ!私の##にお成り!」
進行委員 「?」
真実姫 「くらえ激殺!空中二十回転斬り!」
くるくるくる・・・
進行委員 「・・・あの、大丈夫ですか。」
真実姫 「おや。回転しているのは私ではなくて天井ですわ。」
いよいよ御終いです・・・。私を育ててくださった和尚様。
あなたの秘密は全て閻魔にお伝えしますので、お覚悟しとけよ、コラ。
進行委員 「試験は・・。」
真実姫 「保健室で受けます。」
進行委員 「職業の適正を調べているのですが、希望の職業などありますか?」
真実姫 「アコライトになって、皆様に御奉仕するニャン。」
進行委員 「・・・失礼ですが、あなたには全くもって向いていないと出ておりますが。」
真実姫 「就職難は深刻ですわね・・。試験結果では、私は何に向いていると?」
進行委員 「ノ−ビスで一生を終えるが吉と出ています。」
真実姫 「はあ・・・。確かに、正社員より稼いでいるフリ−タ−もいますわね・・。」
進行委員 「せ、切実に答えないで下さいよ。(笑) 何か、夢はないんですか?」
真実姫 「はっ!そうですわ、私には大きな夢があったはず!このような所で世間の荒波に流されている場合ではありませんわっ!」
進行委員 「アコライトにはなれませんよ?教会から却下が出ています。」
真実姫 「・・・・ち。人死に商売は喰いっぱぐれが無いと言うのに・・。」
進行委員 「なにか?」
真実姫 「いえ。」
困りましたわね・・。折角今まで、悪徳和尚の手腕を学んで来たと言うのに。
他に何か・・。
真実姫 「そうですわ。私、魔法使いになりたいと思います。」
進行委員 「ははあ。・・・それはまた、どうしてですか?」
真実姫 「魔法少女と言うのが受けが良いと、モノの本に書いてありました。」
進行委員 「受け・・?(汗)」
真実姫 「萌へ萌へ、と言うらしいですわよ。」
進行委員 「何か魔法使いを誤解していらっしゃるようですが・・?」
真実姫 「やかましいですわ。私は、御家復興の為に突き進まなければならないのです!」
進行委員 「はあ。」
真実姫 「さあ、早く私を魔法少女とやらに変えるのです。」
進行委員 「とりあえず魔法都市ゲッフェンに御送りします。どのみちノ−ビスからのスタ−トですので、後は頑張ってください。」
真実姫 「結局、プ−タロ―からですのねえええ!」
シュポン!(ワ−プ音)
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