らぐな日記!?
第四話
密着、受験生24時!「名前が書けたから、一点上げます」の巻き
俺の名は真実姫。地球は狙われている。
そうそう、すっかり忘れていましたが、わたくしは魔法使いに転職しなければならなかったのでしたわ。
いつまでも無職では世間体と言う物も御座いますしね。
と言う訳で、やってまいりましたゲッフェン魔法学校。
はあ・・。なんとも仰々しい作りですわねえ。
あ、どうやら、あの黒板の前で威張り腐っている女が教官のようですわね。
さて早速魔法使いとやらに瞬転ですわ。
真実姫 「さあ、わらわを魔法使いに変えるのです。」
ギルド関係者 「魔法使いになりたいと・・?うん・・。」
真実姫 「無論ですわ。知能指数は1300。」
ギルド関係者 「・・・失礼だけど、魔法使いの試練を受けるには基本能力が足りていないようだけど。」
真実姫 「あ、足切り反対ですわっ!わたくしに何が足りないと言うの!?」
ギルド関係者 「レベルですってば。」
真実姫 「なるほど、そちも悪よの。850ゼニ―で如何?」
ギルド関係者 「誰かこの者を外へ。」
魔法使い一同 「は。」
ざっざっざっざっ・・・
がし。
真実姫 「あわわ、離しなさい-!わたくしをガンダルフの一ファンと知っての狼藉ですの-!?」
ぽ-い。
とさ。
バタン。
あたた・・・。まったく酷い目に遭いましたわ。
覚えてらっしゃい!わたくしが御家を復興した暁には、学校関係者そろって弾劾裁判にかけて差し上げましてよ。
求刑省略、審議無し。判決「グレイシ−トレインで轢殺の刑」で御終いですわ!
ひったて-い!
・・・・はあ。最近独り言が増えましたわね・・・。
仕方ありませんわ、地道に力を上げませぅ。

全く!公家の姫も楽ではありませんわっ!
本で読んだ姫様は「ゴラオン」などと言う巨大戦艦を操っていたと言うのに、方や地を這い、虫のお相手とは・・・。
いじけていても始まりませんわね。
女だって流れ弾の一つや二つ、胸に何時でも刺さっていますわ!
とまあわたくしの大っ嫌いな「地道な努力」を重ねた結果、何とか条件を満たしましてよ。

はあ、はあ・・・。今度こそ文句は言わせなくってよ!
魔法学校の扉を越中ばりのお尻アタックで開けて、踊りこむわたくし。
ギルド関係者 「あ、また来た・・。」
真実姫 「おす!オラ真実姫!魔法使いになりに来ただ!バッサリンって薬知ってる?バファリンよりかなり安いけど、優しさがバッサリ入っていないんだよ-!」
ギルド関係者 「す、すっかりやさぐれて・・・。レベルは大丈夫?」
真実姫 「義務教育は終了ですわ!盗んだペコペコで走り出す前に、とっととわたくしを魔法使いにおし!」

な、なんですのこの女!?
急に怪しげな事を言い出しますのね・・。
仮にも教師たる者、もう少し威厳と言うものがあるでしょうに。
ま、所詮は下賎の身。
ここで怒るのも大人気ないと言うものですわ。
真実姫 「これにサインしたら、中東に連れて行かれて戦闘機に乗ったりしません事・・?」
ギルド関係者 「しません。嫌なら結構です。」
真実姫 「A-10は嫌ですよう。せめてクルセイダ−・・。」
くねくね。
ギルド関係者 「(怒)帰れ。」
真実姫 「冗談ですのに。今乗るならフランカ−に決まっていますわ。」
ギルド関係者 「・・・サインするの?しないの?」
真実姫 「しますわよ。全く度量の狭い・・・。」
さらさら。
真実姫 「そうでしょう。書道の腕前は、自慢するのも微妙な三級ですのよ。」
ギルド関係者 「でも、どうして魔法使いに?」
真実姫 「・・・嫌そうに言わないで下さる?ちっちゃなお胸がキュンキュンしてしまいますわ。」
ギルド関係者 「いちいち奇妙な言い回しをする娘ねえ・・。で、なんで?」
真実姫 「・・・まあ、何れ解かりますわ。その時を震えて待て。」
ギルド関係者 「ま、いいわ。」
ギルド関係者 「では、魔法使い資格試験の概要を説明します。」
真実姫 「よしなに。」
ギルド関係者 「真実姫さんにはこれから、魔法使い転職試験用公式混合液<4>を作って頂きます。」
真実姫 「・・・なんだか何処かのポタン砲並に長ったらしい名前ですわね・・。」
ギルド関係者 「作り方は、講堂内の本棚に記してあります。それを自分で調べて作ってくるように。」
真実姫 「おまかせよ。」
ギルド関係者 「頑張ってね!」
さて、この本棚に・・・あった。これですわね。

えっと・・・。
うあ、こんなに材料が必要ですの?
メモメモ。
・・・あれ?
何番の混合液を作るのでしたかしら?
・・・・・・。
この真実姫、人に道を聞くくらいなら、知らない道を何時間でも彷徨う方を選びます。
こうなったら、全部の材料を集めて見せますわ!
みてらっしゃい、そこな下女!
わたくしは彼女がこちらを見ていないのを確認して、思いっきり睨んで差し上げましたわ!
そうしてそそくさと去るわたくし。

さあて、いよいよ旅立ちの時ですわね。
さらばゲッフェン。
今度帰ってくるときは、魔法使いの証を持ち帰って見せますわ!
あれ、そういえば・・・。
足らない物は、道すがら調達ですわね。


いけないいけない。
人の上に立つ者は、むやみに乱暴な言葉を使うべきではありませんわね。
まってなさいな、私の可愛い下民達♥
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