第5話
戻る
高校生になっての初めての休みの日。
緋本 真は家の道場で黙々と稽古をしていた。しかも組み手の相手は・・・。
「せいやー!とりゃー!くらえー!」
「口ばかりで無く、少しは殴りに来い。」
親父である。真の親父は昔は格闘界のカリスマ的存在だった人である。
今もその強さは健在で、唯一、真&明海のタッグに互角の勝負ができる人でもある。
「うるせー。親父が強過ぎるんだよ。少しは息子に華を持たせろ。」
「貴様がそんな口をたたくには、あと1258年と9ヶ月3日必要だ。」
「・・・えらい中途半端な年数だな・・・。」(ごもっとも!!)
親父も真に負けず劣らずわけのわからない人である。
「そうだよ、お父さんの言うとおりだよお兄ちゃん。」
「「琴美か。いつの間にいたんだ・・・。」」
琴美は真の妹で中3の女の子だ。(間違っても男ではないぞ!!)
「始めからいたよ。お兄ちゃんもお父さんも気づかなかったの?」
「「(頷く)」」「マジで?」「「(頷く)」」
「はぁ〜、本当に武道家だったの、お父さん?」
「当たり前だ。この格好で武道家以外の何に見える?」
「「漫才師!!」」
「・・・真、琴美。あとで1000回組手をやるぞ。楽しみにしていろよ・・・。」
「「え〜〜〜〜〜!!マジで!!それだけは・・・。」」
「じゃ、”アレ”・・・「「却下!!絶対嫌!!」」・・・何も言ってないだろ?」
「あっ、そうだ。お兄ちゃん、明海お姉ちゃんが家に来ているよ。」
「マジか?明海が来ているのか?琴美、ドッキリじゃないよな?」
「んなわかないでしょーーー!!」
琴美の必殺技「緋本流 爆裂正拳突き(通称 琴美ナックル)」が丁度真の
みぞおちにクリーンヒットした。
「うげっ!!・・・・・」
「うわー、やっちゃった・・・。・・・はっ、お兄ちゃん起きて!起きてよ〜!・・・」
 
追加:丁度1時間後、真は目を覚まし、5分後に再び意識が飛んだとさ・・・。
 
次へ