私立南条高校、
この学校は成績優秀な者ばかりが集まってはいるものの、かなりのごろつき(変な人)もいるようだ
しかしやはり変な人と思われたくはないので、みんな精一杯隠しているようであった。
そして主人公、緋本真は人の知られたくないことを、それとなく知ってしまうことがまれにあった。
でも今回はかなり悪い方向でそのことを知ってしまうことになる。
時は真が入学してから14日目のことであった。緋本と葵は相変わらず激しい漫才をしていた。
「そんなとき明海なら有無を言わずぶっ飛ばしてるよなー」
「なんでそうなるのよーーー!!!」
緋本がちょっと葵にふると
かなりのパンチ!!(1520sの重み)が来るのであった。(おいおい、「なんでそうなるのよー」もくそもなく絶対そうなるってよ。)
そんでもって緋本は当然ぶっ飛ぶわけだけど
公共物破損は重罪である事を重々知ってる真はその辺も考えて
ぎりぎり壁にブツカラン方向にあらかじめ立っていた。(すげー読み・・・。)
しかし、
壁にはぶつからなかったものの、通りすがりの同級生にぶつかってしまった。
「うわぁーーーーーーーーーー!!」
「キャアッ!!!」
何とか踏ん張りでダメージを最小限に押さえた真であったが普通の女性にはかなりのダメージだったようだ。
「す、すいません、じゃなかった、すんまそん!!あ、えーっと確か、・・・そうそうあれだよあれ!!」
「魔野です。」
「そうそう魔野さんすいません!!・・・・・・・・もしかしてラブコメですか?」
「はぁ?」
「廊下でドッカンは典型的ラブコメ突入って感じでしょう?」(それはないので心配いりません。)
魔野さんはかなり文句を言いたそうだったが、
緋本はとても変な奴だという噂を聞いていたのであまり関わりたくないと思い、そそくさと
「今後気をつけて下さいよ!!」と言いながら行ってしまった。
「イヤー、怒られちゃったよ・・・・・あれ?何じゃこりゃ?」
緋本の足下になにやら札(ふだ)が落ちていた。
「魔野さんのかな?まあいいか。」
かなり変わった札だったので、普通の人なら返すところだが、緋本は返さないどころかポケットに入れて3分後には完全に忘れていた。
ほんで次の日。
「おっはよー、真。あれなんか疲れてんの?」
「ああ、明海か、そんなことはない。俺はいつだってハングリーさ。」
「・・・それって調子悪いんじゃあ?」
「大丈夫さ、大丈夫。」
明らかに真はやつれていたのだが、
そこは幼なじみの明海、それを気にするというよりは楽しんでいたようだった。
ほんで学校に着いた。
校門の近くで魔野さんにあった。
「あ、おはよう、魔野さん。昨日はすいまそんでした。」
「!!!!」
魔野さんは何かに気づいたようだ。そんでもってあわてて校舎に入っていった。
「なんじゃありゃ?」
「真、あんた魔野さんにひどい事したんでしょう!!」
「・・・・(お前の馬鹿力が悪いんだけどね。)・・・・。」
「なに?」
「いえ、何にもないです!隊長!」
「・・・・何なの?それ・・・・。」
朝から調子が悪かった緋本だったが、時間は勝手に過ぎ、6時間目が終わって放課後。
理由も解らず、真はもう本当に生きてるのか死んでるのか解らない位辛い状態だった。
でも他の生徒は、そんなことは気にもせず、教室には歩く気力もなくなった緋本が一人残されていた。
「ああーーー、明海まで俺をほったらかしにするなんて・・・・。日頃の俺の恩をあだで返すとは!!」(恩なんてありません)
そんな時、
「がらがら」(戸の音)
入ってきたのは魔野さんだった。
「無いと思ってたら、やっぱり君だったのね。」
「あれ?魔野さんじゃないか?何のこと?」
「お札よ、お・ふ・だ。知らないの?」
「しらん。」完全に忘れてる
「・・・・・まあいいわ、とにかく、あなたは悪魔にとりつかれて生気を取られまくってるわ。」
「な?悪魔?あほなこと言っちゃいかんよ君ー。」
緋本は机に頬をつけてグッタリとしながら話している。
「大分やつれてるみたいじゃない?それは悪魔のせいよ。私が黒魔術でお払いして上げるわ。」
「く・黒魔術?変な漫画読みすぎたらあかんでほんま。」
魔野さんは緋本がいちいち突っかかってくるので、無視して一人でお払いを進めていった。
「なんた〜ら、かんた〜ら、あぶら〜か、たぶ〜ら〜・・・・いでよ!!緋本にとりつきし悪魔よ!!」
この時点でこのお話が一気に現実から離れてしまうが、気にしないで行きましょう。
なんとほんとに悪魔が現れた!!!
真はびびりすぎてあごが外れてしまったようだ。
「ぐふふふふ 我が名はサ・ターン!!」
何とも物々しい顔のあくまであったが、そこが面白かったらしく緋本はニヤついている。(怪しい!!)
「悪魔よ・退け!!」
悪魔は退いた(早い・・・。)
悪魔は退散した。
「さてと、この札(ふだ)は返してもらうわよ!」
「あれ?何だその札?まさか魔野さんが俺に呪いを賭けようと逆スリで・・・・。」
(逆スリとはゴミなどを無理矢理相手のポケットに入れたりすること。)
「んなわけないでしょ!それから今日のこと、特に私が黒魔術を使うなんて事、絶対に人に言ってはいけませんよ。」
「はぁーーーぃ。」(意識ゼロ)
こうして、一件落着したかのように見えたが、緋本が約束を守るはずなど無く、
2日後には魔野さんの噂が尾ヒレつきまくりで広がり、
魔野さんは、本気で緋本に呪いを賭けようと狙うようになってしまったようだ。
ついでに退散した悪魔は明海にとりつこうと狙ったところ、逆にぶちのめされ(明海は霊力も高いようだ。)ペットになっているそうだ。