序章                                             戻る

緋本 真は走っていた。それもかなり本気で・・・。
理由は簡単。今日は真が通う高校の入学式で、真は寝坊したからだ。
「くそー、何故母さんは朝飯を食わしてくれなかったんだ?」(それはあんたが寝坊したからでしょ!!)
「まっ、いいか・・・。(いいの!?)それより早く行かなきゃ。」
そういうと、真は全速力で走った。・・・・・学校の反対方向に向かって・・・・・
 
所代わってここは○○市立南条高校。
その正門前で真の幼馴染みの葵 明海は真を待っていた。
「真大丈夫かなぁ・・・。やっぱり迎えに行ったほうがよかったかな・・・。」(次からそうして下さい。)
真を心配するには理由があった。
真は中学の入学式のとき、今日と同じように道に迷って遅刻した過去があったのだ。
それにしても、高校生になっても道に迷うか、普通。
 
 
 
「ハァハァ・・・・・・、む、何やら前方にそれらしき建物をはっけーーん!!」
 
一瞬目が光ったようにも見えた緋本はいいとして、
前方の建物は去年まで緋本の通っていた南条中学でした。
 
「わははははは・・・。やっぱり俺ってダッシュまーん!!速攻一気に突入しちまうか?あ?しち、まうか?」
 
何やら意味不明な事を言いだして、陽気になっていた緋本であったが、急に立ち止まった。
何かに気づいたようだ。
 
「この気配・・・、」
 
何やら今まで生きてきたうちの恨みが混み上がって来た気がした。
緋本はいきなり前方の少女にドロップキックをクラワそうとしたのだ。
 
「でやーーーーーーーっ!!!この恨み、はらさでおくべきかーーーーーー!!(意味不明)」
・・・・
つかみ。←(一般高校生の体を少女がいとも簡単につかんでしまった!の略)
「ぐえっ。」
緋本は当然地面に激突。
ひ弱そうな少女の正体は、真の妹、琴美であった。
 
「あら、愚兄の真さんじゃないですか?」←(これは嫌みで真さんと言っている。)
「・・・・・・・・むか。」
「ハァ・・・・・・・・、真兄ちゃん今日は高校行く日やろ?もしかしてまた道に迷ってる?あかんなーほんま。」(本当は関西弁)
「琴美!!なんだ、その愚兄ってのは、だいたい愚とは何だ愚とは!!!
・・・・・・あれ?なんだっけ?そうだ!何で高校に琴美がきてんだよ?」
「ここは中学なの。高校はあっち 明美姉ちゃんと一緒に行き言ってるのに。
それからもうちょっと落ち着きよ。テンション下げて。はい、深呼吸して、リラックス〜〜〜〜〜。」
「す〜は〜、リラックス〜〜。」
真は深呼吸することによりテンションを正常値に持ってこれたようだ。
「よし、あっちやな。Thanks琴美。」
 
ダダダダダダダダダッ(効果音)
「ハァ、愚兄・・・・・・・」