山のあなたになほ遠く「幸い」住むと人のいふ
イメージ4

山のあなたになほ遠く「幸」住むと人のいふ
 上田敏訳詩集「海潮音」に収められるカアル・ブッセ(CarlBusse1872-1918)の「山のあなた」の一節です。
 皆さんも良くご存知のことと思いますが、短い詩なので全文を紹介します。
 山のあなたの空遠く 「幸」い住むと人のいふ
 噫、われひとゝ尋めゆきて、 涙さしぐみ、かへりきぬ  山のあなたになほ遠く 「幸」住むと人のいふ
 「幸」を「物」に、「人」に求めて、歩続けるのであれば、幾つもの山を越えても達成する事はできないように思います。
 豊かな生活を営むんでいる人と比較して、「自分は恵まれていないから不幸なんだ。」などと思うのであれば、「幸」とは永遠に巡り会えないかもしれません。
 本当の「幸」は、「そこにある」のではなく、自分自身の中から生み出す(見い出す)ものではないでしょうか。
それは、日々、自分自身が一生懸命直向きに生きてこそ、おのずと少しずつ感じ得るのではないでしょうか。