薄い感覚

少しの間 左利きになってみたよ
知らない場所にすり抜けてく

すれ違った人 憂鬱な空気 耳にひびくため息
みな ガラス球へ閉じ込めてしまった

傾いた視線 流れない水 ゆがんだ筆跡

道化師が ガラス球の芸を披露し
蒼い大理石の壁には 魚たちが住んでいる

ちがった顔した世界がそこにあるよ

けれども道化師の手がすべったら

僕は右利きだってことを思いかえしてしまう

モドル