安堵
時折の私は へだたりを示す部屋へ逃げこみ そこで 次の瞬間 よくのみこめない安堵感に溺れるのです
自分で自分を失ってしまった 過去の小説家
彼らがえがいた情景の中 ためらうことを知らずに入り込み 私は名前をもらった
ある一冊の小説があり 私はわたしがとても愛しているらしい 人と共に命を絶った
私は 存在しえないわたしと差し向かいになり 次の瞬間 よくのみこめない安堵感に溺れるのです
モドル