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無心に浜辺を歩く
トボトボと
時には砂を引きずって歩いたり
時に砂をけったり
時には止まったように辺りは静まりかえっている
昼間見えた群集はウソのよう
波音が
ザザーッザザーッと
途切れず
飽きもせず反復している
今はもう消えかけた砂文字
作りかけの砂の城
肌寒い浜辺で見つけた
人の温もり
誰かが存在という証し
消えかけの文字
"愛してる"のあとに
書きたす私の名前
この世のどこかにいる
まだ見ぬ私のパートナーに
一瞬のメッセージ
モノクロの持つ
優しさ
温かさ
どこまでも止まらない
イマジネーション
固定観念もなんのその
白と黒のコントラストで
浮きぼりにする生活感
魂を抜き取るまではいかなが
人の本音を
まざまざと写し出してしまう不思議な魅力
ウレシイ時も
ツライ時も
イカリの時も
だから惹かれる
どんなに着飾っていようと
その人の
その場所の
本当の姿を伝えてしまうんだ
モノクロには
建前も見栄も通用しない
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