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hane
ヒトヒラノハネ 何処からか舞い降りる天使のようだね。 雨の中 君は突然僕の前に現れて、 ずぶ濡れのネコのように寂しそうに見えたんだ。 でも、その瞳は悪意に輝いていたね。
僕らの腐れ落ちてしまった羽では もぉ、飛べないのかな?
両手を差し出すと君は 雨にかき消されそうな声で拒絶したね。
そんなに人に触れることが怖いの? 自分を知られることに慣れてないの? 本当の自分が知られてしまうのが怖いの?
僕は怖い。 誰にも解ってもらいたくない。 僕の心とひとつにならないで欲しい。
いつも思うよ。 心が繋がるってとても恐ろしいことで、 決して身体が繋がるだけでは 得ることができない何かがそこにはあるね。 僕はそれが怖いんだ。
僕の苦しみを分ち合うなんて、 そんなことはできない。 僕の本当の姿を見ないで。 お願いだからこれ以上僕を壊さないで。
心も身体もひとつになりたいなんて無茶だよ。 僕が耐えられそうにも無いよ。
だから僕らは拒絶しあってるんだ。 でも、お互いほしいものが違うから 離れられない。
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