kodoku wo osiete
初めての孤独は、そばに彼女が居た時だった。
それまで、孤独を感じた事は無かった。
寂しいという感情さえ知らずにいた。
恋愛初期に訪れる
あの、コノ子しかいない、コノ子に回り逢うためにために生まれてきたという思い込み。
もし、彼女が僕のそばから離れていったとしたら。
逢えない時間がつらい。
いつも一緒にいないと不安になる。
幾千の言葉を並べても、
どんなに愛について語り合っても、
いくら肌を感じあっても。
彼女といる時僕はいつも孤独だった。
愛していると囁いたときでさえ。
離れていると不安と孤独を感じ。
一緒にいるときは安堵と孤独を感じてしまう。
僕の心は腐食し始めていた。
こんなにも僕を苦しめる彼女はいったい何なんだろう?
何時しかそれは悪戯心をくすぐり、
ゲームにすりかわる。
恋愛ゲーム。
そして、僕は彼女を試す事を始めた。
彼女の心は手にとるように腐食し始めた。
僕はこのまま腐れ切った心がみてみたくてしょうがなくなる。
このままでは二人ともだめになる。
欲望だけが独り歩きしていく。
そして、僕等は真実に辿り着く。
でろんとした表現が正しいと思った。
より醜い心は本能により忠実に、それこそが人そのものを動物として
もっとも野蛮で、本来ある形に近い。
あるときはお互い醜く罵り合い、傷つけ。
あるときは互いにすりより不安を感じあい、
そして、安らぎを求め合った。
本来有るべき姿。
今あるのは表層の心理によって自我を守っている仮の心。
腐食によって、曝け出された彼女の心はとても美しかった。
彼女の真実はとても美しかったんだ。
彼女を思う気持ちは嘘じゃない。
今も僕の心は彼女を思うたびに息ができないほど締め付けられる。
この胸の痛みは真実。
今も彼女を愛していると叫び続けているよ。