nakusu
もぉ、笑い方もわかんなくなっちゃったよ。
どんな顔をしたらいいんだろう?
忘れちゃいけないよって言われたんだ。
忘れていいもんなんて一欠片も無いんだって。
ずっと心の中に居るんだからって。
彼女は僕にはとても眩しかった。
僕より辛いことをたくさん体験したんだって。
もぉ、辛い事苦しい事は慣れっこなんだって。
でも、そのココロは冬の冷たく閉ざされた深海のように闇があるんだ。
だから僕は惹かれたのかもしれない。
どんなに笑顔を見せても悲しい目をしてるんだ。
彼女は強いのかな?
誰でも辛い事をその内面に隠して生きてるってわかったんだ。
だからもぉ、世界で一番不幸だなんて顔をするのはやめることにしたんだ。
初めて、忘れようと思ったんだ。
もぉ、次に進むべきなんだって。
でも、涙が止まらないんだ。
この涙は誰のため?何のために流れているんだろう。
胸が苦しいよ。
世界が歪んで見えるよ。
何で、涙が止まらないんだろう?
そんなに無理してたのかな?
僕は彼女の事を忘れようとしている。
でも、涙が止まらないんだ。
忘れちゃダメだって云ってるんだ。
忘れたら僕の生きる理由がなくなっちゃうから。
生きている意味がなくなっちゃうから。
胸が苦しいよ。