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07:28 新聞配達のおばさんを吠える。
07:50 父の仕事場へ同伴出勤。
08:12 帰宅。水を飲む。
08:22 長女を見送る。
09:08 犬小屋の裏を歩くキジを見る。
09:49 次女を見送る。
10:25 母に掃除機で嫌がらせされる。
10:55 えさに集まるすずめを見る。
11:13 前の道を工事している人を吠える。
12:41 飛行機が通るのを見上げる。
13:01 昼ごはんに、朝に家族が食べたアジのひらきをいただく。
14:08 自分のうんこを踏む。
15:33 買い物から帰った母の荷物を嗅ぐ。
16:17 散歩中の人間と犬を吠える。
16:19 怒られる。
16:21 散歩中の人間と犬を吠える。
16:22 怒られる。
17:06 えさに集まるカラスを吠える。
17:20 石焼き芋の軽トラックを吠える。
17:24 石焼き芋を食べる。
18:10 長女をお出迎え。体当たりで突き飛ばす。
19:00 星を見て涙ぐむ。
20:15 次女をお出迎え。横目で見る。
20:32 夕飯を請求する。
20:35 夕飯。家族の残り物をいただく。
21:13 ウォーキングの人を吠える。
22:11 犬小屋の中で物思いにふける。
22:54 風呂上りの母と遊ぶ。
23:16 深夜徘徊の若者を吠える。
23:18 怒られる。
24:00 不貞寝。
(2004.03.17)
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班ちゃんが長い舌で自慢の鼻をぺろっと舐めた瞬間の撮影に三女が成功。
ぺろっ。
写真を撮られたことに気づいた班ちゃんは激怒(のフリ)。
相手が、ふだん見下している三女だったからなおさらだ。
カシャッ!という音が聞こえた瞬間、
このやろ〜!肉球アタ〜ック!!
標的は三女の携帯。
「勝手に撮りやがって〜。肖像権の侵害だ。 撮る時は一声かけろよ」
マナーも一緒に携帯しましょう。(2004.03.09)
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仰向けで寝る班ちゃんの姿の撮影に、母Tちゃんが成功。
あまり近よると気づかれてしまうので、廊下の窓から撮ったもの。
かなりぼやけてますが、ご確認いただけるでしょうか。
(2003.08.03)
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1)リベンジ
とっくり父vs烏骨鶏の”仁義なき闘い”はまだ続いていた。
あの驚異的な殺傷能力を持ったくちばしにはかなわない、と観念した父は新たな刺客を送り込むことを決意。
それが、班ちゃんだ。
お散歩用のリードにつながれ、何も知らずにわくわくする班ちゃんが連れて行かれた先は烏骨鶏の小屋の前。
父は金網を叩いて烏骨鶏を挑発する。
いんねんをつけられたケンカっぱやい烏骨鶏は、金網の隙間からくちばしを出す。
得意の2足歩行(本当は歩いていない。立つだけ)で、金網にしがみつく班ちゃんの目の前にあのピンセットの先のようになったくちばしがっ!
彼らのくちばし攻撃がすごいのは、単につつくのではなく、相手の皮を喰い千切るような噛み付き方をするところだ。
そんなキラーっぷりをまだ知る由もない班ちゃんは、まずわんわん吠え立てた。
一瞬たじろぐ烏骨鶏。
あごを上げ、犬の威信を賭け、必死に吠える班ちゃん。
しかし、班ちゃんが実は性格がよく、誰に対しても親和的で、攻撃性のカケラもないことに気づいた烏骨鶏は、こいつは攻撃してこないと判断。
その瞬間、班ちゃんは自慢の黒い鼻(いつも湿っている)をつつかれた。
噛み切られなかっただけありがたいと思え!!と烏骨鶏はますます強気だ。
きゃんきゃんと泣く班ちゃん。まさに負け犬。
父は班ちゃんに退散を指示し、
2人は尻尾を巻いて犬小屋に逃げ帰ったのだった。(2003.07.06)
2)リベンジ その後
黒い鼻ににじむ血をぺろっとなめた班ちゃんの姿に、父は胸を痛めた。
なんとしてもやつに勝ちたい。
数日後、2人はふたたびあの小屋の前に立った。
父の手には、烏骨鶏の好物の菜っ葉。
わずかにふたを開けた隙間から菜っ葉を差し出すと、条件反射で頭を出してついばむ烏骨鶏。
「行け!!班ちゃん!!」
わふ!という腰の入らない掛け声を発しながら、班ちゃんは烏骨鶏の顔の横の空をパクっと噛むまねをした。
「何やってんだ〜。こいつの首を噛め!!」と叫びながら、葉っぱで烏骨鶏を釣る父。
「今だっ!」
喉元に喰らいつく・・・と見せかけて、何もない空間に「カウッ」と噛み付く班ちゃん。
そんな息もつかさぬ攻防(うそ)の中、
烏骨鶏はその菜っ葉を完食してしまった。
やられた。
菜っ葉おびき寄せ作戦は大失敗。
烏骨鶏は好物を獲得し、勝利が約束されたゲームを楽しみ、
2人は尻尾を巻いて逃げ帰ったのだった。(2003.07.25)
3)リベンジ 完結編
すっかり「意気地なし」のレッテルを貼られてしまった班ちゃん(「意気地なし」1号は他ならぬ父だが)は、
その後、木陰にせっせと穴を掘り、暑くなるとそこにお尻を入れて休んだり、軍手を噛んで振り回し、勢いあまって向こうの草むらまで放り投げ、その「ガサッ」という音に飛び上がらんばかりに驚いて「誰かいますぜ!」と吠えたりするという、のんきな日常に甘んじていた。
チャンピオンと闘ったあの日々のことは、班ちゃんの中では遠い思い出に変わっていた。
そんなある朝、班ちゃんはいつものように父と遊んでいた。
リードでつながれ、6羽いる烏骨鶏たち(男女つがいで3つの小屋に分けられている)の前を通り過ぎたとき、事件は起きた。
1羽が戸を押しのけ脱走したのだ。
「わー!捕まえろ〜!」という父の声を背に、猛ダッシュする班ちゃん。
父の手を離れたリードを風になびかせ、数秒後、班ちゃんは烏骨鶏を捕まえた。
彼の頭と胴体をしっかり両手で押さえた班ちゃん。
烏骨鶏は「ひゃ〜、ひゃ〜」と絶叫。人間の赤ん坊が泣いているような声だ。
「よしっ!」班ちゃんに近づく父。爪で引っかかれ、犬歯で噛み付かれた瀕死の烏骨鶏を想像していた。
ところが、班ちゃんは肉球で押さえているだけだった。
泣き叫ぶ烏骨鶏をしっかり捕獲したまま、上目遣いで父を見た。
烏骨鶏は無傷だったのだ。
それを父に引渡した班ちゃんは、小屋に帰り、かぷかぷと水を飲んだ。
そして大好きな柘植の木の下に座り居眠りを始めた。
後の調査によると、逃げ出した烏骨鶏は、チャンプとは別人だった。
それに班ちゃんが気づいての温情だったのか、
当人だと思っていたけど武士の情けをかけたのか、
そのあたりは班ちゃんの白い胸毛の奥をのぞいてみなければわからない。(2003.07.25)
2001年の1月、おそらく生後2ヶ月くらいのころ、歩いてやってきた。
当時、とっくり家には専務(雑種♀2002年11月23日逝去)というよく吠える姉御がいたので遠慮がちではあったが、結局いついてしまった。現在、2歳半くらいか。男子。
その後の三女の調査によると、3.4キロ離れた地区で飼い犬の子として生まれたそうだ。
3匹兄弟。メス2匹とオス1匹。
飼い主は、3匹を放して、「家に帰ってきたやつだけ飼ってやる」と言い放ったそうだ。
はっきり言わせてもらうと、そういうやつは一度丸裸で山に捨てられた方がいい。
そんな人間のクズである飼い主の元をさっさと離れた班ちゃんは、
記録的な大雪の中、我が家にやってきた。どんな冒険があったのだろう。
やせてもいなかったので、基礎的な生きる知恵はかなり身についていたようだ。
この迷い犬を一時的に預かったものの、すぐ誰かにあげてしまうつもりだった父は、
班長の仮の住まいとして大きなかまくらを作った。
そう、班ちゃんの最初のマイホームはかまくらだったのだ。
たまに自分の家(雪)を食べたり、壁に穴を開けて出入り口を作ったり、DIYにも余念がなかった。
しばらくしても思うように飼い主が見つからず、家で飼うことにしたのはいいが、
専務がこの班長をモーレツに嫌っていたため、しばらくは家の東側、玄関からだいぶ離れたところに小屋を作ってもらって住んでいた。
それはまるでうなぎの寝床だったので、数ヶ月して体が大きくなり始めると、小屋からはみ出るようになった。
専務の死から数週間たったころ、それまで彼女が住んでいた一等地(玄関の正面)の家に転居。鉄骨で作られていて、比較的広い。気ままな離れ暮らしだ。
ベースは真っ白だが、顔の上半分と耳は明るい茶色、背中にも同色のブチがある。
背中の方は微妙なグラデーションがあって美しい。
尻尾は巻き尾。400度くらい巻いている。それも左巻きだ。
こんなかんじ→
人を見ると即座に立ち上がって、両前足を出して、上下に振る。
そのしぐさは、自転車のタイヤの空気ポンプを押すときの格好にそっくりだ。
背筋を伸ばしたその姿勢のまま、ほっとけばずーっと立っている。
これで前に歩き出せばCMにも出られようというものだが、
ただとどまったまま、ひたすら見えないポンプを押しているだけなので意図がわからない。
表紙の写真は、それをやってるときのスナップだ。
頭はあまりよくないかもしれない。
芸はなにもしない。
お座りもお手もしない。
しかし、こいつは進化してるな〜と思わせるのは、その寝姿。
そう、班長は仰向けになって寝るのだ。しかもぐっすり。
尻尾は下に敷いたまま、4本の足を天に向け、ちょうどだんご虫がひっくり返ったような形で寝ている。
こんなかんじ→
しかし先日、この寝相のせいで、ある悲劇に見舞われた。
右の睾丸を蚊に刺されてしまったのだ。はずかすぃ〜。
誰かと遊んでいても痒くてしょうがない。にっくき蚊め!
家族会議の結果、班ちゃんに施された治療は、アルコール消毒。
下半身を焼酎まみれにされた班ちゃんは、せっせとその酒を舐めていた。酔ったかもしれない。
・好きな食べ物は麺類。とくにうどん。スパゲティも好きだ。
最近舌が肥えてきたので、鮭は食べるが鯵は無視する。
コーラはしゅわしゅわしているので嫌い。
・マイブームのおもちゃは、ハミング(柔軟剤)の空き容器。ガラガラ音がするから。
・遊ぶことしか考えていないので、何をされても怒ったりしない。
たとえ尻尾を引っ張られても、後ろ足をつかまれても、
4本の足を一気につかまれて、ひっくりかえっても、
かんちょうされても、遊んでくれているのでOKだ。性格がとてもいい。
・まだ車には乗ったことがない。
・リードをつけるとさらに興奮して、その場でずっと跳ねているので、散歩ができない。
だから散歩らしい散歩はまだ数回だが、日ごろの自主トレのおかげで筋肉もりもり。
・好きな人間は父。見下しているのは盛子。(2003.06.21 長女記)