君は
 冠二郎を
 見たか。
〜 雑記 番外編 〜
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雑記

<冠二郎とプロレスと私>

わたしのお宝のひとつに「冠」と題したビデオがある。
でも、さんまのまんまにおすぎとピーコと松山千春がでたとき、
あわててそのお宝テープに録画してしまったので、
そのテープのタイトルは「冠・おすぎ」になってしまった。
つまり「気持ち悪いものコレクション」だ。
冠二郎と言われて、すぐピンとくる人がどのくらいいるのかわからないけど、
一度見たらそのインパクトに相当なダメージを受けるだろうことは必至の演歌歌手だ。

わたしに冠二郎という存在をはっきり認識させたのは、
ものまね王座決定戦での桑野信義のものまねだった。
♪まわれまわれまわれ〜、燃えろ燃えろ燃えろ〜、ほのおの〜よおおにぃ〜
という名曲「炎」のサビの箇所で、桑野のかぶるかつらがぐるぐる回るというもの。
とにかくくだらない。そして大爆笑なわたし。
それから本当の冠二郎の姿を拝めたのは、数年後、NHKの「ふたりのビッグショー」だった。
まずびっくりしたのはその風体。
ルックスがいいとか悪いとかそういうレベルをはるかに超えている。
「でも、鼻は高いよね」「でも、背は高いよね」「でも、なんとなく品があるよね」とかいったエクスキューズを
一切受け付けないその姿に、なぜか半笑いになってしまう。
そして何よりも感心したのは、冠二郎が自分の出番はもちろん、共演の水前寺清子が歌っているときま
で、ずっとハイテンションのまま、踊り続けていたことだ。
踊りというか、なんか、ずっとじたばたしていた。
とにかく一生懸命で、でもそれが決して見る人にやすらぎや元気といったものを与えない。
普通「ふたりのビッグショー」では、片方が歌っているとき、
もう片方は舞台袖に引っ込んでいると思うんだけど、
冠二郎はチータにあたっているスポットの横、つまり薄暗い舞台のはじから決して動かず、
音楽に合わせてじたばたし続けるのだ。
視聴者(っていうかわたし)の目は、歌っているチータより画面の隅の冠二郎にくぎづけだ。
ちょっとした会話でもやたら怒鳴るし、最悪のタイミングで騒ぎ出すので、チータもすごく迷惑そうだった。
でもわたしはそのハイテンションかつ空回りな冠二郎を見て、なんだかぐっときてしまった。
その「ぐっときたもの」は、わたしがプロレスのことを考えるときの「ぐっとくるもの」とたぶん同種だ。

わたしは、中学時代長州力のファンクラブに入っていたことが自慢なくらいのプロレス好きで
実際そのころまでは、試合を見ていてテレビの前で感動して泣いたりしていた。
今ももちろん好きだけど、あのころわたしが泣くほど感動したのは、
長州力や猪木や藤波のかっこよさにではなく、むしろその「みっともなさ」が原因だろうと思う。

プロレスというのはサーカスと同じで、練習して練習して「見せる」技を作り上げて、
それを披露する商売だ。
だから大技になればなるほど、それを受ける側の力量こそが重要になる。
たとえばリングの上でわたしがバックドロップで投げられても
あの「バン!」といういい音は絶対に響かない。あたりまえか。
昔、長州は「藤波にだったら大技をかけられる」って雑誌で言ってたけど、そういうことだ。
闘う者同士に信頼関係ができていないと成立しないのがプロレスだ。なんかすごいでしょう。
だから弱い者を徹底的に叩きのめすなんてことはしないし、
体力がなくなったベテランにも、若手やスター選手の相手(つまり彼らの技をさらに華やかに見せる)とい
う大事な仕事がある。
これはいわゆる「引きたて役」とはちょっと違う。
そうした人たちは痛みをこらえる表情にも味があるし
相手が見せたい技・客が期待する試合展開を、見事につくりあげるから。
藤原喜明もそういう選手の一人だったし、
なかでも好きだったのは「突貫小僧」(ってキャッチフレーズもかなりいい)星野勘太郎だ。
体も小さくて、なんだかすごく弱いんだけど、
打たれ強くて、ガッツ(これもまたいい言葉)があって、とにかくよく動いた。
やられてもやられても起きあがって、がんがんやられて、もちろん負ける。
とにかくみっともない。家族が見たら泣くだろう。
でも、人間が生きていくことそのものがこの「みっともない」ことなんだ、と思わずにはいられない。
それくらい彼らはぶざまで滑稽だし、ぜんぜんかっこよくない。
そしてそれがあまりにかっこよくて涙が出てくるんだ。
ディック・マードックに何度もショートタイツ(っていうかあの黒いパンツ)を脱がされて
お尻丸出しになっても必死にリングに上がろうとする藤波に
爆笑しつつ、感動したもん。

そういうわけで、「興奮せず、汗かかかず」の省エネ人生をモットーとしているわたしだけど、
本当はこういう暑苦しい人生にあこがれているのだろうか。
だとしたら、「早まるな!」と自分自身に言ってやりたい。   (2001.06.26)

 


<・・・というわけで、”冠リンク”作ってみました>

冠二郎は紅白に3回も出ているそうだ。すごい。
そんな冠のヒット曲をカラオケで熱唱したいあなたに贈る、「とっくり長女の冠二郎コレクション!」。
冠ビギナーなあなたとわたしの生活お役立ちサイトを紹介します。
(ちなみに冠の虜になってしまった人たちのことを「カンムラー」というそうです)

T 「冠Revolution」について知りたい。

冠二郎が、(たぶん)TM Revolutionのブレイクに便乗して「冠Revolution」というCDを出したことは記憶に新しいが、
このとき、
周囲が求めている「冠像」と本人が抱いている「俺像」との微妙なギャップを世間(っていうかわたし)は感じました。
そんな名盤「冠Revolution」(現在でも入手可能なのかなー。ちなみに1200円です)のナイスな収録曲はこちら。

(1)冠 Revolution(I Like ENKA ミックス
(2)ムサシ(
シベリア・エンカ・ミックス
(3)バイキング(
ロック・エンカ・ミックス
(4)炎(
フラメンコ・エンカ・ミックス

あ゛〜!!聴きたい〜!!!I Like ENKA ミックス!
このラインナップだけで腹いっぱい、という気がしないでもないですが、
ここでリタイヤすることなく、ぜひ
「MHS」(まつのホットステーション)の「冠Revolution」の紹介文を読んでみてください。
爆笑レヴューと衝撃映像(ジャケットだけど)に大満足まちがいなし。
http://isweb12.infoseek.co.jp/art/matsupy/matsupy/kanmuri.htm  「MHS」(まつのホットステーション)(リンク許可いただきました)

U ナムコ「トラック狂走曲」について知りたい。

勉強不足で全然知らなかったのですが、
あの名曲「炎」がナムコのゲーム「トラック狂走曲」のテーマソングになっているそうです。
その記念に、ナムコのサイトで冠二郎が「オレとゲーム」を熱く語っています。

--- 冠さんはゲームをよくされるそうですが?
 冠  大昔、ゲームセンターができたぐらいは100円玉を積み重ねて一晩で3万円ぐらい使ってたときもあって・・・

え〜!ゲーセンで3万円!?さっすがー!太っ腹なのかしみったれなのかよくわかりませんが。
続きは、
http://www.namco.co.jp/home/aa/am/vg/truckkyosokyoku/special/interview/02.html
ナムコのHPでどうぞ。 

V 熱いファンサイト

そして冠二郎を熱く語るファンサイト。

「アニキ(演歌歌手:冠二郎)との出会いは衝撃的だった。
 秋葉原で購入した、アニキのアルバム『冠Revolution』を聞いた瞬間、
 かのDEEP PURPLEの『BURN』を聞いた時のような、衝撃を覚えた。
 『これだ!オレの求めていたモノは!』
 今すぐ買え!聴き狂え!そして、
ひ孫の代まで語り継げ!!
http://homepage2.nifty.com/satokaz/  「平成 ”冠”塾」(リンク許可いただきました)

「俺たちの待っていたモノはそう!これなんだっ!
 さあ高らかに叫ぼう!炎の雄叫びを 
セイヤァ〜ッ!!!
../../Hollywood-Theater/3795  「冠パーク」(リンク許可いただきました)

さらにこちらでは冠二郎が人生相談を受けているそうだ。要チェック!
http://www.cansystem.co.jp/can_program/mzn/aniki/  「冠二郎の アニキの魂」

冠の道はけものみち・・・ちがった、いばら道。 奥深いです。(2002.02.13)