札付きの阿呆などというといくらか誤解を招きそうなので一応弁解してお く。阿呆、とは、決して悪い意味ではない。私は親しみをこめて阿呆、と言っ ているのだ。まぁ、私もその阿呆の一員ではあるのだが。といっても流石にK 高生(←一見進学校)。そこらの単なる阿呆とは一味超えて二味ほど違う。一 言に阿呆と言っても千差万別雨霰なのだ。彼らの教師に対する態度の豹変のし ようといったら、日本史教師Hの髪の分け目が左右逆になるほどのものであ る。英語科見習いMの授業などはとても見ていられるものではない。Mの知識 量不足につけ込み、英語の質問で攻撃していく。合法的であるだけまたたちが 悪く、Mだけでなく他の多くの教師も閉口している。 そんなクラスであるから、とにかく他の教師からの7室への批判は凄まじい ものであった。例えば数学のT先生は、一時間の内必ず二回は「いっちょんわ かっとらん」と憤慨した。その苛立ちを黒板にぶつけるているのか、チョーク でカカカカッと鋭く点を打つスピードときたらまさに超人的であった。しばし ばチョークが砕けた。(T先生によって砕かれたチョークを`先生は毎日のよ うに虚しく掃除しなければならなかった。)
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