| ■ ブラックホーク・ダウン ■4/16 |
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…しまった。私は戦争映画が嫌いだったのだ。ちょっと前「エネミーライン」を見たもんですっかり忘れてしまっていた。いや〜、よくも思い出させてくれましたわね、リドリー・スコットさんよう。周りの評判もよかったから、ついちょっぴり期待してしまっていたのですが、いつもどおりのハリウッドお得意のアメリカ美化映画で、見ていてムカムカしました。なんかアメリカ兵に殺されてゆくソマリア人の方がよっぽどかわいそう。…思わずフォントもでかくなってしまいましたが。何が英雄だ。そして一旦そう思い始めてしまうと、後の俳優の名演技も、いいセリフも、全部この一言で片付いてしまいます。 くさっ!・・・・・・・・・・・・・合掌 これだと、絶対「エネミーライン」の方がオススメです。アメリカ万歳映画であることには違いないですが、少なくとも立派な娯楽映画です。『ブラックホーク・ダウン』は、映画でなくドキュメンタリーとして撮った方が成功だったんじゃないでしょうか。 ついでに、この映画にかぎらず(この映画もそうだが)、冒頭に『これは事実に基づいた映画です』といったことが出ることがあるけれど、あれも好きじゃないです。せめて『実話をもとにした映画です』ぐらいにしたほうがいいと思うんですけど…。真実なんてものは、人それぞれ立場が変われば変わるものだと私は思っているので、冒頭にこんなこと書かれたらそれだけでウソ臭いです。だって映画には絶対、監督・演出家等々の思考や趣向が出てしまうから。中には事実に基づいた映画のほうが好きって方もいると思いますが、私は「これが事実じゃ〜」といったことを前面に出す映画は嫌いですね、ハイ。 |
| ■ ロード・オブ・ザ・リング ■3/11 |
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私、CGって嫌いなんです。よっっっっぽど上手く作ってないと、ほんとに張りぼてよりうそ臭く感じて、その時点で映画に入れなくなることもあります。とは言っても、今の映画はもうCG抜きでは作れないでしょうから、ある程度我慢してますが、もっとCGに頼らない映画作りというか、現場での努力をしてほしいものです。そんなこんなで、はっきり言って「ハリー・ポッター」のCGも、私はちょっとうっと思ってしまったぐらいなので、今回もどぉ〜かな、と思いながら見たんですが、これはすごくよかったです。もうかなりCGもストーリーも役者も完璧でした。こんなに入り込んだ映画、久しぶりです。 しかも原作はかなり有名な小説だといっても、ちっぽけな指輪が恐ろしい力を持ってて、その指輪をめぐって恐ろしい争いが起きる、なんてことを、大人も耐えられるほどの説得力をつけて映画にすることなんてできるのか、と(別にファンタジー嫌いな訳じゃないですが)ちょっと思ってたんですが、ごめんなさいできてました、余裕で。むしろ大人の方が楽しめるかもしれません。 なんだか、映画を好きになり始めた頃の初心を思い出さされた気分のする映画でした。 これはめったにないぐらいオススメです。 ただ、欠点があるとすれば、長すぎるんですよ(涙)ちゃんと計ってませんが、3時間超えてたと思います。でもそのわりにはすっきり終わってないというか(でも3部作だからなぁ)。うーん、でも、千円以上払って観る価値は十分あります。 |
| ■ ペイ・フォワード ■ |
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記念すべき初回にしてなぜこれなんだ、一体どうしてなんだよ、教えてくれよマミーとか自分でも思いますが、たまたま今日観ちゃったので…。 しっかしまあ、聞こえてきます、はっきり聞こえてきます。ハーレイ君のイケ高々な笑い声が。彼は明らかな確信犯ね。きっとオファーの話が来た時も、この設定(一人の少年が3人に善意を働いて、その3人もまた3人ずつ他の人に善意を働くってやつ)だけで50%引き受ける気になってたと思います。あと、監督(ミミ・レダー)と共演者(K・スペイシーとH・ハント)で20%ぐらい、そして、ダメ押しのラストで残り30%ゲットで100%まるまるオッケー!だったと思います。もうガッツポーズですね。 …いやいやしかし、思い違いをしているよチミは>ハーレイ君。ラストのオチはあえて触れたくないほどいりません(むしろジャマ)し、設定とラブストーリーの比重も5:5ぐらいでどっちつかずの中途半端。ハーレイ君の出てる映画ってなんかもうラストがいっつもこんなの。途中までいいのに…。(AIもいらんラストをわざわざ30分もつけてくれてたし)それに記者がペイ・フォワードの起草者を捜すところから始まったから、彼をナレーター代わりにパタパタとパズルを解いていくみたいな映画なのか、と思ったら別にそうでもないし。でも決して設定(3人に良いことをするやつ)に文句つけてるわけではないです。設定自体はすごく素晴らしいし、独創的でどっちかというとかなり好きです。これを偽善とか思っちゃうのは寂しい。でもね、もっとファンタジッグな映画ならいいんだけど、こういうDVとかアル中とかも結構マジメに扱ってるリアルちっくな映画の中で、そういう子供の発想をまるまる大人たちが飲み込んで世界が変わちゃうのは、なんかチンケな感じがしちゃうのはあたしだけ?世界はそんなに変わらなかったけど、そういう子供の純粋さに触れて、いただけなかった周りの大人たちが徐々に…みたいな程度の方がまだいいです(こんな映画があればあったでチンケだと思うかもしれないけど)。 …なんかメタくそに言ってしまってますが、主役3人の演技は素晴らしかったです。H・ハントは嫌いだったけど、この映画を観てちょっと好きになった。さすがアカデミー主演女優賞です。子供を叩いてしまった時の表情とかは絶品でした(そうだよこの辺はすごくよかったんだよなぁ)。それに、ラブストーリーの部分だけを取り上げるとすればかなりよかったです。それはお墨付き。正直、ちょっとハマッた(笑)。でもね、だからこっちだけやっとけばよかったんですよ。 あと、H・ハントの暴力夫ってボン・ジョヴィだったのね〜!この人はステキでした(いまいち迫力に欠けたけど)。 ●ユキエ的ラストのお話(ネタバレを大いに含みますので白字で書きます。見たいときは、自己責任において下を反転してください) →ぶっちゃけハーレイ君が死んじゃうラストは色んなところで批判されてましたし、そんなに泣かせたいか的で私も非常に気にいりませんが、ちょっと思ったことは、あのオチを一番オープニングに持ってきて、残りを回想で始めると結構よかったんじゃないでしょうか。アメリカン・ビューティーとかでも思ったんですが(これは逆に最初にK・スペイシーが死んじゃうことを言わない方が面白かった)。 |