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デモイン日記(1998年9月1日〜10日)



9/1 Tue
今日は2日目。今日は朝の8時から研修開始。事前に目を覚まそうと7時30分頃に行くが、8階建の駐車場は既に4層まで満車状態。オフィスにきてもおばさん含め半分以上は来てるし。いったいどーいう生活をしているんだろうか。

言い忘れましたが、ここデモインは州都でありつつも公共機関がバスしかなく、完璧な車社会。ですから通勤手段が車しかありません。老若男女を問わず車です。自分の体形に似合ったどでかいワゴンやトラックでくる人も多いです。私もこのために車を買いました。JEEP Cherokee Sportの黒です。4WDでデモイン向けでしょう。もともと優柔不断のため、買うまではものすごく迷いましたが、結局今はこれが非常に気に入ってます。生まれてから一番高い買い物だったようです。ちなみに現時点での私のバランスシートに載っている有形固定資産はこの車だけ。
でもねえ、このJEEP君はガスが大好物のようでたまりません。まあじつによく毎日がぶがぶ飲んでくれるもんだよなあ。このままではガス代も馬鹿になりません。またディテールが基本的にだめで、椅子のカバーの取り付け方はお粗末だし、サイドのボックスは中途半端でCDケースも入らないし、工具は付いてないし、ミラーはフロントガラスに直接付いているから見にくいし等。とはいってもそれでも今はJEEPのごつごつした点が大変気に入ってます。頼むから故障だけはするなよ。

今日は午前中に2時間ずつの研修二つ。ですぐさまサラダバーでサラダを買ってそのままランチミーティングへ。参加させられるのはいいが、いきなり実務担当者の打ち合わせに出てもわかんないよ。英語も早いし専門社内用語も飛び交ってるし。これじゃ日本語でもわからんわい。が言い訳にはならない。不思議にNYDow Jonesの話題は出ませんのですが、反発してよかった。

その後緊急の会議にまた参加。今回は組織改正の話だそうでその中間報告。皆聞くのは始めてだそうです。プレゼンは部門の一番偉い人数名でやるので、飲み食いはしながらも皆黙って聞いてますが、組織はどこの国でも気になるらしく、総合職風の人だけでなく、一般職風のおばさん連中も皆参加してます。組織改正という直接的に利害を被る人全員が、上での最終意思決定の前に中間報告としてそのプロセスを開示してもらえるというのは、企業経営上実に健全です。何でもアメリカがいいとは思えませんが、どっかの会社では密かにごそごそとやってたよなあ。こんな点でも他企業と言うの勉強になります。

夜は近くのコーヒー屋で読書兼復習。読むものだけはたくさんくれるので消化不良です。どうやら明日の研修内容も重そうだ。



9/2 Wed
毎日7時30分に会社にでているせいかどことなく眠い。東京では勤務時間中たまーに(いつも)眠かったが、今回は午後に眠くなるので困る。朝には息が白いときも合ってもう夏が終わったようです。
今日はmicrosoft networkのoutlookのインストール作業で時間を取られてしまった。今日まではこの会社内はメールはDOS画面で時代遅れとなっていたもの。見たときには信じられなかった。その割には社内イントラネット用のインフラはうちよりも進んでいて、様々な会社データや部門、物件データ等はこの中に入っているようです。一斉インストールといっても必ずうまく行かない人が出てきてそういう人(おばさん)はぎゃあぎゃあさわいでいます。ただでさえでぶで(太っているというレベルを超越している)存在感があるのに、騒げばやかましいだけ。こういうのは大変見苦しいから反面教師にしようっと。

その後チームの比較的若手のダン君から研修を受ける。忙しいので時間は短めでまた数回やろうということになったがこの彼、よくわかってます。ただし、大変残念なことに見てくれが悪い。鼻が大きくてお腹が出ていて似合わないひげをはやし、私よりも年下なのに体型は40台。昔、江戸時代開国前後に始めてアメリカに行った使節団の記録には、アメリカ人(ゲルマン系白人)を見て「亜米利加人は男も女も総じて美形揃いにて」という表現があるが、ダン君はまったくの例外。この会社にも美形とそうでないのと美形だったけど体型が大崩れした人といますが、彼も結構きてます。でもこの彼は話していると実に本当にいいやつ。で物分かりもいいし。目はいかにもいい奴の目をしてます。今は夜学で大学院へ行っていて今年の年末にはMBA取得見込みだそうです。おめでとう。私はこの手の人物は大好きです。(変な意味ではない)でもこれで見掛けが良ければ3拍子揃いすぎた、単に嫌な奴かも。

今日は昼もランチミーティングのためサラダバーで適当に購入、夜もサラダバーの食い放題で健康的かつ$5で安い。と思ったらまさにデモインの罠で、このサラダバーには野菜が少なくむしろタコスとかガンボ、果物の類と甘いものがごっそり置いてある。私がとらないわけがない。これがサラダバーならやっぱり太るよ。本気で気を付けよう。ああ恐い。明日は会議がいっぱいだ。連休を控えて皆浮き足立つ日です。で、私はどうしよう。



9/3 Thur
今日も早いが3日もたつと朝早くくるのは苦痛でもなくなります。ただし夏だからね。聞くと朝6時30分に来ている人もいるようです。背景には、デモインの郊外居住の人には昔から農家Farmの人も多く、朝早起きが当然なんだよ、ともっともらしく言われました。確かにこの周辺には衛星村のように本当に小さな集落が点在しているだけです。隣のケリー兄は「俺っちはよー、人口350人(万人ではない)の村でコーンと牛に囲まれ育ったからよー、デモインでも都会だぜっ」と中西部には珍しいなまりで語っております。
人により対応は異なりますが、私を始めとした都会から来た人間にはちょっと警戒する人もいるようです。過去にもNYから来てすぐに「デモインやだ」と言って辞めていった人がいるようでデモイン周辺育ちの彼には心証がよくなさそうです。私の場合には基本的に英語の下手な外国人ということで親切にしてもらっているようです。ですからNY育ちのアメリカ人ならここまで親切にはしてもらえないみたい。

今日は研修を兼ねた会議が2つに研修が1つ。会議と言っても事前に資料に目を通さなくては行けないが、独特の形式と社内用語満載のため、はっきりいってよくわかりません。確かにうちの社内資料を他社の人が見てもすぐにはわからないよね。

会議には不動産部門の偉い人達がでてきます。ポジションが人を作るのか、そういうふさわしそうな人がそのポジションに行くのかわかりませんが、何となくひるんでしまうような雰囲気はあります。で会議は上の人が机に座って、プレゼンは担当者とそのアシスタント、及びチームの面々(技術、リサーチ担当等)。司会は不動産企画課長みたいな人がしきる。どこでもやっぱりこういう人はいて、どの国でも同じでおもしろいや。

後日話しますが、この会社は1996年?から私服導入のため全員私服です。役員も部長も課長もヒラも私服。これって実は雰囲気をリラックスさせるのに実に効果的みたいです。恐い顔している役員でも私服だとこっちもリラックスするし、意外にセンスがなかったりとか新しい発見もある。でもさすがのアメリカ人でもこういう一種のプレゼンのときにはきちんとネクタイしてきます。確かに大学のプレゼンのときには皆きちんとしてきたもんなあ、内容ははったりなのに。だから日本で彼らからプレゼンを受けるときには気を付けないといけません。

資料も簡単な定型フォーマットで内容の分析等は詳細に検討してますが、この資料自体の作成には時間は掛けてません。それが自然ですよね。日本的な(無駄な)ことをやっていると文句の多いアメリカ人は黙っていません。ただし会議に付議するまでの作戦は日本同様チームのリーダー等と熱心に議論してます。意思決定がなされるそのプロセスをオープンにする風土と言うのはいいですね。こんな会議でも物を飲みながらやっているのだから、アメリカは好きです。

夕方は以前日本に滞在したことのある女性と研修。研修も一対一で個室もしくは各人のオフィス(机の横。大きいのでスペースは十分ある)ほとんど家庭教師状態です。全部英語ですので大変(心身ともに)疲れます。私はまだまだ甘いのかなあ。で今日も資料がどっさりきた。くれるほうは楽だよな。こっちは早くも消化不良です。明日もらった分も読めてないよー。ということで時間がないので昨日のスーパー内部のサラダバーへ。食べ放題でここは気に入りました。体重だけ気を付けよう。明日は連休前の金曜日で半分くらいが休みのようです。さすがアメリカ。



9/4 Friday
やっと週末。Labor dayの三連休前とあって何となく落ち着かないです。今日休みの人も結構いるし。日本と同じで金曜日はほとんど消化試合モードで気合は何となく抜けてます。今日も研修が入っていましたが、相手も今一つ身が入っていません。実は私も情けないのですが、心身両面で疲れていてどーも眠気が抜けず申し訳ない気がしました。たった一週間でしたが、こっちは一人で向こうは数十人でどっとくるのですから疲れます。名前と顔はある程度しか一致しません。でも会話の中で平気で名前を呼び合う言語ですから、名前を覚えないと申し訳なく、結構疲れます。間違うと悪いし。

昼ご飯に2名の女性とランチへ。この2人はともに既婚者で一方は10歳の子持ち、もう一人はまだで私と同じくらい。ランチへ行きましょと言われたので、いいなりでイタリア料理屋へ。いざ会計をする際に目が点になった。こういう時ってごちそうしてくれるのが当然と日本人は思うよね。でもアメリカはそうでもなかった。(ごちそうしてくれる時もあるけど)各自きっちり自分の分しか払いません。しかも$8程度ですが、小切手で支払います。身なりもきちんとした、新車のオープンカーを乗り回すデモインでは下ではない層の人たちよ。これって結構カルチャーショックでした。アメリカ人って結構地道な所でせこく倹約してます。でも人に何かを寄付等を施すときには、所得税算出の際に損金扱いになり節税効果もあるからでしょうが、どかんとやります。いやあ面白い。思い起こせば日本人男性のなんと気前のいいことか。やっぱり何でもかんでも男性が負担するのはやっぱおかしいわい。

昼食から帰ってみるともう一人二人と減っている。3時頃になると大分いない。さすがアメリカはっきりしてます。皆「ミネソタへ行くの」「オマハへ友人を迎えに行く」等行ってます。いったいどこだよそれってよくわからない。たいしたところに行かなくても家族や友人と会って楽しく過ごせればそれでいいそうです。ここでも何か物を買わなきゃとか、せめて休みの時くらいお金を使って贅沢に過ごしたいとか思う日本の人とは価値観の違いが大きいです。確かに皆贅沢していないもの。贅沢グセをなおさないといけないなあ。

今日の金曜の夜もスーパーマーケットHyVeeでサラダバー。いい加減毎日行っていてかつ金曜の夜に行き先のない自分に対し自己嫌悪に陥ります。でも押さえ切れず食っちゃうんだよ。帰りにsportsauthorityに寄ると、おお、ライフル、拳銃のたぐいが売ってます。新品ですがSmith & Wesson .44 (詳細不明:ダーティーハリーの持っているやつに近い)で$428。ライフルはもっと安い。僕でも買える点が底知れず恐ろしいです。近くではボウガン等が50%OFFで売っている。物騒ですよこれは。全く止めて欲しいよこんなものをセールなんかでたたき売るのは。光方が独特で鈍い光沢を放ってます。動物を殺す目的で作られた道具は機能追求されているのでシンプルで格好いいんですがやっぱり不気味です。

で3連休のため店が早く閉まり、今日は疲れたので早めに家へ。あーあ一週間早かったけど心身ともに疲れたー。この調子なら来週はどーなるんだよー。



9/5 Sat
久々にゆっくりとできた一日。午前中は熟睡、こんなことは東京でもシカゴでもしばらくなかったのでいい休暇。さて、行くところがない。というか三連休のため会社にあるアスレチック施設もクローズ、こういう時に別の展開がっかないと言う点でデモインの欠点が出ます。とりあえずうんと資料をもらってはっきり言って消化不良のため、復習は必要だと感じ喫茶店へ。といってもStarbucksみたいなところ。ここは良く行くのでよくくるアジア人だなと向こうも思っているらしい。
基本的にアパートで勉強できる環境にはないので行く場所には苦労する。今勉強できる場所は、まず喫茶店(Freidrich'sという)、夜11時まで空いている本屋のカフェ。うれしいことに2軒もあるのでこれを見る限り東京のほうがよぽど田舎だと思うけど。(Borders, Barnes & Norble)

あとは図書館。West デモイン Libraryで新築で快適。雑誌も揃っていてパソコンもプリンターも10台程度開放しているのには驚き。さらに勉強場所にはパソコン持ち込み可能なのは当然として、モデム用のジャックや電源等まで各机に4つずつ据えてある。これは凄いです。文明度がきわめて高いとしか思えません。新宿中央図書館とは雲泥の差だし、MITにもこんな気の利いた設備はなかったよおお。デモインおそるべし。侮ってはいけません。
もうひとつの図書館は近所のDrake Universityのを無料で開放してもらっている。というか勝手に学生に混じって使っているだけのこと。勉強していると周囲の学生はやはり若い。若い独身のここも因る1時まで空いているので使えます。さらに女の子もたくさんいて精神衛生上はこの場所は悪くありません。

これらの場所を日夜土日も含め徘徊しますが、段々行っても新しくなくなってきてマンネリ気味。当然だよなあ。最近は眠くなることも時たまあるので飲食不可の図書館は辛いこともある。眠いときに密かにミント等を口にして入るけどこの程度の刺激ではもはや役立たずだし、皆も会社でそーでしょ。
今日はがんばってカフェ2軒と図書館をはしご。そのため今日は夕食のみの1食でした。これではほとんど原始人の食事パターンと変わりませんねえ。家でネットサーフではまってまた一日が終わってしまったああ。
明日はどこかに行こう。ちなみに明日はNFL開幕でゲームがあるし明後日月曜日は元地元BostonのNew England Patriotsの開幕戦だ。せめてがんばって欲しいものだ。あーあ空しい三連休。



9/6 Sun
三連休の中日で天気もいいがアパートにいるとおかしくなるのでお買い物。具体的には車で1時間30分のアウトレットへ。実は会社が毎日私服のためはいていく靴(革靴)が一足しかないこととサングラスが必要なため購入に行くというのが目的でした。まぶしいのでサングラスは必需。格好付けでも「松田芸能界入りか」ということでもないので心配なく。
途中は真東へ真っ直ぐ伸びるinterstate235。周囲はとうもろこし畑が一面に広がって壮観です。一瞬感動的。所々サイロが見えたり牛さんや馬さんがいます。自分の居場所からこんなに多くの動物がいる場所に住むのは生まれて初めてのため結構驚きます。高速道路では片道だけで5匹以上のタヌキ?の車に轢かれた死体を見つけることができます。哀れなタヌキ。でも轢くほうも周囲に光がない中突然出てくるのだから結構恐いと思う。

今回行った所はTangerというoutlet専門のREITが所有している1つ。店舗数約40程度でアイオワでは最大らしい。昔Bostonに居たときにもちょうど1時間程度のところにTangerのOutletがありましたが、建物のレイアウトや作りは極めて似ています。
1.大きくモール型(全天候のモールにテナントを入れる:Gurnee Mills、Boston郊外のWorceterが近いか)、
2.道路に沿って店を配置するストリップ型(Maine州Freeport:LL Bean本拠地)、
3.一つの地区で真ん中に駐車場を設け全店舗をその周囲に配置する1地区型(あちこちにありNYのWoodburyCommon、Niagara、MichiganCity、Orlando等まだまだたくさん)、
4.複数の店舗が固まって配置され、それがいくつか道路に沿っているブロック型(Maine州Kittery等)、そして
5.1つの店舗が独立して存在する衛星型(NJの倉庫群や大都市郊外に存在。BostonやDenverではダウンタウンに存在する店もある)
に分けられるようです。ブロック型は初期は1地区型だったのがだんだん繁盛して周辺に広がってきた形態であることもあるようです。詳細なことはまた後日。なお、インターネットで見たけど日本でも最近横浜でまた三井不動産がオープンさせたようで、行った人はぜひ感想を聞かせてください。三井不動産の大阪の元花の博覧会会場跡地のアウトレットは評判があんまよく聞こえてこない。妹夫妻に寄ると品揃いがわるいらしい。平均的夫婦の彼らが言うのだから間違いないと思う。三井不動産の人も「流通がネックなんですよ」って言ってました。つまり複雑な日本の問屋等を含めた流通システムと価格体系の大きな壁が存在するそうです。そーだろうなあ。

ちなみに個人的な将来的な夢の中の小さな一個で温泉・スキーリゾートとカジノ・ショッピングモールとアウトレットを複合させた地域開発ができないかなあと漠然と考えています。地方活性化にも税金も落ちるし雇用も創出できるし、夏場の集客は大変だけど経済振興策としてのカンフル剤としては最適だと思うけど。もちろん単純ではないし法律上は困難だけど。

でここは1地区型で日本の人が行きたくなる店舗は10数店程度です。でもどこもこんなものです。こういう大都会から離れかつ観光地から離れるとアジア人特に日本人の団体に荒らされていないのでサイズがなんでもあり助かります。NY等ではツアーもでているらしくその分サイズ等が不足気味らしいので行くときには注意。今日はでも日本人を6人くらい見掛けたのには仰天しました。どこからくるのだろう。さすが日本人どこにもいるのは感心します。でも大体向こう側は私を発見すると嫌な表情をし私を見ないようにしてます。やな感じ、でも観光客はいつもこうだからもう慣れっこだ。

結局サングラスはキャリアウーマン御用達のLiz Clairborne(男性ものもある)、靴はBASSで購入しました。このBASS日本では原宿に一軒だけ店舗がありますが、値段付がアメリカに比較し恐ろしく高い。ものは実用的で大変いいです。これでは日本では買わないよ。基本的にEddieBauerの系統で本拠がNew Englandにあるので個人的には好きなんですけど。アメリカに来たときにでも安めに購入して試してください。
家に帰ってXFileを見てNFLNewsを見てのんびりした一日でした。また今日初めて乾麺のうどんを茹でるという自炊をしました。時間があるからこそできるんですよね。たまにはこういう日もいいや。


9/7 Mon

今日は休日で平和な一日。今日は夜にアメフトの試合を見るのが楽しみ。ゆっくりと勉強ができました。というか、実は休日のため全く行くところがなくなってしまったと言うのが現実。店は24時間営業スーパー以外はほぼ全部5時頃に閉まります。デモイン図書館も休みだし、カフェもいい加減顔を覚えられているからやだし、Drake Universityの図書館くらいしかない。で行くと開館は1時からとなっているので図書館の外で勉強。風に吹かれて本を読むのもめったにないのでなかなか爽快です。周囲にはうるさい人々も一切いないし。

問題は大学の図書館は旧態以前でパソコンの持ち込みを認めないこと。勝手に使っているよそ者だから本来的には全く文句は言えないのですが。だから家でやることになり、その意味で大変環境が悪いです。このホテル(モーテル)も普段は駐車場がほぼ満車になるのに三連休には車がほとんど見かけませんでした。実は何を隠そうこういう光景を見るのが一番辛いです。
休日に行き場所のないのは、どっこにも帰属する場所のない外国人特有の事象で、私もそーいえばデモインでだけでなくてChicagoでもBostonでもあった話。特にThanksgiving前後は全く静かになるから辛いですねえ。どっこも閉まっているし。Boston時代には独身の日本人どうしで密かにしゃぶしゃぶ・鍋とかやってたけど今回はそうもいかないし。どんな遊び人でも皆家に帰ってしまうというせいか、水商売の女性で一番自殺が多いのが正月という話もありますが、基本的にはこれと同質のものでしょう。となると他の外国人はどうしているんだろう。中国人等は皆生活共同体だから一緒に居るだろうし、ヒスパニックも同じだろう。見栄を張って生活共同体を作ろうとしない日本人のうち独りで来ている者だけが感じるんだろうか。といううちにNew England Patriotsは負けてしまった、残念だ。
Big Mac(Mcguire)も61本目を打ったようだ。同じ年なのになんだこの格差は。彼には(今日のゲームで特別にボールボーイをしたらしい)10歳の子供もいるらしいぞ、大金持ちだし。人それぞれだけど差を感じるなあ。
明日からまた会社だ、気が重いなあ。



9/8 Tue
今日は憂鬱な火曜日、でも皆連休明けは皆そのようで、これはどの国でも同じようです。朝はめっきり涼しくなり今この瞬間が一番いい時期なんでしょう、夜になると空気が澄んでいるせいか星が大変きれいですが、冬になればその光は一層鋭く見えてくるんだと思います。

週のはじめは会議の連続ですが、何となく状況が分かるようになり、どうにか自分でスケジュールがコントロールできるようになりつつあります。それでも朝8時前に総務の女性も皆来ているのはどうもなじみません。今までは9時前は自分の時間だと思っていたのでちょっとテンポが狂いますね。

朝はまずインターネットで日経ネットをチェックし、本日の日経平均と為替(円ドル)を確認。また夕刊フジのサイトがあるのでここで見出しが何かを確認します。実はこの見出しは結構貴重で何が今に本で話題になっているのか的確にわかるので重宝します。日本でも夕刊フジってみだしを駅のスタンドで見るだけだからレベルは同じ。芸能関連は面白いし。

さて、為替変動は自分の資産が円ドル両建てなので結構本気。最近は130円までになりやがって、おかげで車を相対的高い価格で購入しちまったよっ。ま、気に入っているからいいか。最近はYahoo上でのvertual transactionも注目。これは各人に1万ドルずつ資金を与えられ1ヶ月の運用状況を見るもので、もちろん資金は架空。REIT株を買っているんですが、市場高騰のおりにも下落一方。もうREITも同じでしょう。さて、いつ破綻するか時間の問題と見るのは私だけでしょうか。

聞いたところでは最近のDow急回復は実は日本からのいわゆる個人金融資産がベースとなっているファンドからの買いで、裏で仕組んでいるのはアメリカ系投資銀行らしい。一方彼らは、まず過去に保有していたアメリカからの資金で購入した株式を価格が回復した市場で売却する事で自分の利益を確定させる。で、その後はもー知らないよ、リスクは日本からのファンド持ち、ということらしいです。ですからこの急騰は日本からの資金流出とアメリカ系資産の利益の確定後にがたんと暴落するということらしいです。どこまで本当かは知りませんが、もっともらしい説明ではありますなあ。残念ながら私は真偽を確かめる能力がありません。日本の個人金融資産に着目しているのはさすがであります。だって桁違いに大きいし今は行き場所がないんだもん。

今日はランチにいきましょとまた別の人たち(おばちゃんとぼくよりちょっと上の男性)からお誘いを受ける。彼らの中でもローテーションがあるようです。すいませんねえ、気を遣っていただいて。小心者の私は気が引けて気が引けて困ります。天気がいいから「eat outしましょ」っていわれたので期待したらなんのことはない近くの公園風の場所で屋台でホットドックを食うだけの事です。しかも自費。いやあアメリカはことごとく期待を裏切ってくれる。でもね、変にごちそうしてもらう日本の風習よりはずっとさっぱりしている。
聞くとこの人たちのルーツは両方ともやっぱりfarmだそうで何でも15acre=6ha=新宿の超高層ビルの敷地6個分の農場をもって牛馬鶏なんでもいるそうです。うおー。こういう話やHighwayからのどかな農村風景、豊かなトウモロコシ畑をみると日本とは桁違いの国力の違いを実感します。こういうのが豊かさの象徴なんではないでしょうか。イギリスでも紳士の最終的な夢は田舎で田園生活を営む事らしいし。

本屋のカフェで書類を読んで10時頃帰宅したらMcがホームラン新記録をだしてCNNで生中継をやっている。この前も書いたけど同じ年なのに随分違うものだ。話とか対応とか見ていると会社等での狭い世界の中での対応やどーでもいい細かい知識とかなら自分のほうが多少勝っているかもしれないけど、社会的な対応;人前でお礼の挨拶等自分の意見を主張をしたり、どうどうとした立ち振る舞い、親・家族に対する考え方とかについては、彼のほうが圧倒的に勝っているような気がする。一般に日本人なら知的レベルでは早々負ける事はなくても、その他の社会生活上あって欲しいと思われる面ではかなり劣っているような気がしてます。その意味で我々は不健全不健康です、深く認識しなければ。ここで「我々」というのは失礼ですよね。「私」の間違いです。
明日は重い研修があるので準備しないと。



9/9 Wed

今日は午前中に研修、午後からは初の物件実査。午前中の研修は部門の実質的No2に相当する人。普段は部門のボスの右腕として全て統括しているようです。で、この人は部門打合でも意思決定の会議でも弁舌が目立つ。来て間もない頃は言動を見て「きっとこの人がこの部門を牛耳っているんだろう」と思ったらやはりそうでした。こういう人はどこでも必ず居ますよね。話を聞いててもだいたいポイントは外さないし、こーゆう人の英語はロジカルで分かり易い。
で話を聞いていると、この人は今37歳、入社してから14年目だそうです。これってこの会社に来てから最大のショック。カルチャーショックでしょうか。だって14年目で実質的部門の統括をし年齢が上の人たちをコントロールしている。いやーこれは日本ではありえません。私なんか部下もろくに居ないぺーぺーよ。あっこれは自分の能力の無さだから仕方ないか。ただ一般的にはこんなのありかよっていう気分ですよね。
自分より年上の人を指示・管理していくのって大変じゃあない?と聞くと「いや実はアメリカと言えどもこれって凄く気を遣うんだよ。だって僕の入社したときの上司だった人が今僕の下にいることになってんだよ。アメリカ人だって人の子、感情もあるしねえ、いくら実力社会とかいってもやっぱりしんどいよ。」ということでした。

「あんたばかだね、実力社会だから仕方ねえだろうよ。その方が会社にとっても効率的なんだよ」というようなウォール街流の答えでなくて妙にほっとしました。田舎の会社だからでしょうか。こういう所を見ているとアメリカの会社とは思いにくいです。
それにしても僕とほとんど同世代でこの差はなんだろう?もって生まれた能力が始めにありきで高い役職に就くのか、高い役職が逆に人間を成長させていくのか、どっちかわかりませんが、少なくとも片方だけではないようです。でこの人の場合には両方が好循環になっているのでしょう。おそらく目には見えない遠慮や嫉妬等が渦巻いているとは思いますが、日本ほど陰湿陰鬱ではないでしょうし、こういう風通しの良さは羨ましいです。人を育てるときにはその人以上の能力のものを与えて鍛えていくというやり方はありますが、早期からある程度のポジションで人を育てていく事の重要性を早めに認識して欲しいと思うのは日本中の我々以下の世代は願っていると思う。ということで今日は大ショック。

午後からは物件実査。初めて物流センターと倉庫群を見に行きました。単なる倉庫でも見るところは結構あって中は空のように見えても空調設備やスプリンクラー等が入ってたり、トラックの搬入経路等奥が深い事に驚き。結構面白いよこれ。勉強になります。でもぼろいのはぼろいし寂れているのは見ていて空しくなるほど。
一般的に流通センターのある場所は昔栄えていた場所の近くにあるため今は寂れていてデモインも例外でありません。今度書きますがこんな田舎でも都心の荒廃化は進行していて、夜はいってはいけないよという場所もあるそうです。いつか見分してみましょう。



9/10 Thur

朝会社にいくとき車の中が寒くなってきている。あっという間に季節が変わってしまってふと人生の黄昏時かと思ってしまったりする。
今日は朝から会議に参加。木曜日は上を入れた定例の会議で、外野席に居る私は無責任かつはっきりいって周囲の人間模様を楽しんでいる。参加する人も出入り自由で、着ているものも皆私服のためバラバラで楽しい。

見ていると発言している人はやっぱり声の大きな人で大体決まっているし、日本同様時として上の顔色をうかがったり、状況が怪しくなると上が助け船を出してくれたりと日本とあんまり変わらない。また議論が白熱してともに相手を論破するまで自論を譲らない事は全然なく、拍子抜けだったりする。また結論がはっきりせず何となく終わったりすることもある。いかにも合議制で、これって本当にアメリカンスタイルなのかなあ。

高みの見物の後は、インターンの大学生Brad君といっしょの研修になった。このBrad君アイオワ大学の4年生でファイナンス専攻。今二つほど顔は良くなくこわ持てと言っておく。前に出たダン君とは違う意味で見てくれはあまり良くありません。
インターン制度と言うのはどの企業でも採用していて、7〜12月末までの期間、自給を支払って見習い作業のような事をさせる。ただし単なる労働者というだけではなく、きちんと仕事のやり方や会社・専門分野(ここでは不動産)のノウハウを教える。こういうところがアメリカ企業のいいところなんだ。自社の持っているノウハウをこういう和解世代にどんどん積極的に教示して、それ以上のものを将来的に生み出してもらえればという期待からくるのでしょ
うか。企業にとっても1.安くて高品質の労働力が一時的に確保できる、2.仮に採用になった場合即戦力と考えやすい。3.採用以前に学生の適性等を見る事ができる 等メリットもあります。
学生側も企業の内面や仕事の内容が垣間見れて間違いなく有意義でしょう。企業側は企業秘密が漏れてしまうなどというケツの穴の小さい事は言いません。どーせ学生だしそこまでわかってないって。

なお、当然ですがインターンの学生には将来的な雇用は保証されていません。またインターンをやらなくても採用される事も十分あるそうです。日本の我々レベルでの面接で採用を決めるのとどっちがリスキーかわかりません。
もっとも日本の場合には会社の内容を見せたら学生が二度と寄ってこないだろうという事情もありますね。

でこのBrad君ファイナンスの専攻の割にはDCF等がわかってない。また不動産(鑑定理論等)についてもご存じないようだ。ふっふっふっ学生さんよお、Baby、君はまだまだ甘いよ。私をなめてもらっては困る。英語は下手くそだけどこっちはだてに嫌な思いをして日本でサラリーマンやってんじゃないよ。まあ逆に見ればかわいいものよ。これからだからね、うーんと努力して来年この会社に採用されるよう頑張れよお。と(私より)若い世代を羨ましく思いました。で机に戻るとまだ5時なのにもうだれも居ないよ。

で、夜は中山君と初めての夕食。私が目を付けていたベトナム料理屋「Saigon Cafe」へ。きれいだが怪しげ、で、入ったら客がいないじゃん。はずしたかと思いつつ料理を頼むと意外にまともでした。2人で30$チップ込み。ぎとぎとのアメリカのPork Chopとかに比べれば胃にやさしいし味付けも我々に合うし野菜中心だし悪くない。客が居ないから独りでも来れるし、今後なじみになろうっと。夜帰宅時の星はとってもきれいでした。
ということで今日も早かった。









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