徒然なるままに記す異国滞在漫遊日記(遊び呆けている訳ではないぞ)
| 日時 2000年1月30日 |
主な出来事 スーパーボウルと大統領予備選挙と官公庁サイトのクラッカー |
シカゴ日記 1月30日 今まさにスーパーボウルが終わった所であります。贔屓のチームは出ていないし、開催地もアトランタであることから、今2つほど興味を引きません。スーパーボウルのロゴ「SUPER BOWL XXVIIV(適当)」では、何故突然ローマ数字を使うんだっとか、放映中に消費されるアボカドの量は、とか、この間に流れるCMの放映料は30秒でいくら、等のつまらない議論が飛び交っています。試合を見ていたら、後半になって俄然面白くなってきて、最後の10分は手に汗握りました。勝者のタイタンズ(旧ヒューストン・オイラーズ)のオーナーのおばさんがあちこち出て来るのが、妙に気に食わないのですが、このおばさんも石油長者の一人なんでしょう。 さて、先週から大統領選挙の予備選挙がアイオワから始まりました。私が昨年数ヶ月ほど滞在した所で結構懐かしかったりします。私も詳しくないので偉そうには語れませんが、両党ともに予備選挙を全米の州各地で開催し、先週がまず第1回ということでとりあぜう注目され、次に大きく注目されるのが、大量の票が集まっているテキサス、翌週のカリフォルニア、ニューヨーク州で、大勢が事実上が決まりかけるこの週をスーパーチューズデイなんて呼びます。 ひたすら羨ましいのが、各々ビジョンを持った魅力的な人達が、互いに視聴者参加のテレビ討論などで議論を行い、政策の相違点やビジョンなどを議論し合う風土で、このような風土は日本にないものです。日本ならテレビ討論でも議論が成立しないし、そもそも視聴者無視の議論の噛み合わない抽象論で始終するでしょう。自分に不都合な質問には怒ったりだしたりね。個人的にはアメリカが何でも良いなんて絶対に思いませんが、良い所の一つは、誰にでも明快に良く分るように説明してくれるし、そのような取り組みを政治家でもやるし、大学院等の学校でも体系づけたりしているところです。今日本ではグローバルスタンダードと言われ、アメリカの基準を無理矢理導入させられているきらいがあり、押し付けるアメリカのメンタリティを疑いますが、このグローバルスタンダードなど世界の誰でも良くわかる、まさに明快なアメリカの基準が採用されています。 先日からの官公庁のホームページのハッキングに関する報道は面白いです。ハッカーには単に侵入する程度の愉快犯ハッカーと、悪質なクラッカーが存在し、今回は後者のクラッカーだそうです。同じ報道でも毎日新聞はメッセージの内容が分っているが、朝日新聞は分っちゃあいない、馬鹿野郎だ、等の見解もあるようです。 犯人説は諸説あるようですが、面白かったのはたまたま見かけたサイトの説で、中国系関連はないとしていました。ハッキングをやってメッセージを流しても、マスコミにはなんてことをするんだと否定的に反応されるだけであり、結局それを見る日本国民などの世論も反中国系に流れてしまうので、今槍玉になっている中国系の黒幕は、批判を恐れできるわけがない。そもそも、あの手の中国語系フォントなどいくらでも有るそうです。ブラジル人の件も同様にいくらでも振舞えるそうで。また、ニュースによると、人事院の人事データが消されていたとのことですが、中国人、ブラジル人って日本語が読めるんですかね。日本語の大事なデータのみ特定して削除するなんて至難の技だと思います。 では誰が犯人かを考える場合には、殺人事件と同じですが、この事件で一番得をする人は誰かを考えれば良い、とのことです。この事件を境に、官公庁・地方の役所に至るまで、それまでは金ばっか掛かって効果ないだろ、なんて議論で却下されてきた防御システム構築が一気に進まざるを得ず、当然その時には臨時予算なんてのも組まれます。この手のシステム構築とその後の維持管理費用ですが、維持管理費用の方が却って高くなってくるのは皆様御承知の通りです。Y2K特需が終わって寒くなりかかったパソコン連業界には、まさに特需であるわけです。 で、そのサイトでは犯人の特定まではなされてませんが、ヒントでは霞ヶ関周辺などと言っていました。本当かな。センセーショナルにはアメリカの陰謀とか色々考えられますが、真実はどうなんでしょうか。少なくとも特需の受注が出来るような日本のパソコン連業界なら、お役所が怖くてこんなことを仕組む勇気なんてないでしょう。 |