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徒然なるままに記す異国滞在漫遊日記(遊び呆けている訳ではないぞ)

日時
2000年2月6日
主な出来事
納税申告書と金と自己資産の運用






シカゴ日記 2月6日

年度が変わりこの時期アメリカでは、個人の納税申告手続きが始まっています。御存知の通り、アメリカでは自分で納税申告書を作り、自分で支払います。この申告書は郵便局に大量においてあります。そのため申告書で控除するための書類・領収書類は自分で必ず残しておく、等を徹底しています。聞くと様々な控除があるらしく、子供が生まれると$500税額控除になるとか、大学などへ寄付すると損金扱いになるとか、等皆良く知っています。

また投資顧問からのミューチャルファンドからの配当分(配当、及び処分した場合にはキャピタルゲイン)や銀行からの金利も誤魔化さずに申告します。そのためこの時期になると、口座を持つ人全員に、銀行から今年の利子所得総額の証明書が送られて来ます。例えば1999年の普通預金(Saving Account)の金利は$500、定期預金からの金利は$376などと言うものです。この証明書には、個人個人のID番号すなわちソーシャル・セキュリティーナンバーで管理されていて、金融機関から国税側(IRS=Internal Revenue Service)に送られ、IRS側で合っているか照会される訳です。

私にも送付されてきますし、米国民以外の外国人にもソーシャルセキュリティーは付与されますので、嘘は付けません。ただし少額の納税者など見ていないでしょうけどね。当然ですが、銀行の口座を複数持っていると各々の銀行から送付されてきます。私は3つ銀行口座を持っていますが、日本を出発した頃と比較すると、ドルベースでは結構金利がついているので驚きます。

数年前外為法が改正され、日本にても海外に銀行口座を作るのは合法になった、と記憶しますが、私は以前外為法に違反してアメリカに銀行口座を持っていました。大したことはなくて、日本に帰国前に使用していたボストンの銀行口座をクローズしなかっただけのことで、そのまま放置していたのですが、特に何のお咎めも受けていません。少額のため徴税側も目をつけなかったのでしょうか、元々この個人の海外口座を禁じると言う外為法自体、殆ど無意味であり、その無意味さを象徴するような取り扱いだったようです。

ものの本を読むと、これからはリスクをとって運用すること、さもないと30年後には大きな格差になって帰ってくるが、これは学歴の差以上に大きい、と主張する人がいますが、私にはちと勇気がないのが正直なところ。円とドルとユーロと3分割し、それぞれもっとも有利な運用先に投資し、その投資のノウハウは自分で試行錯誤でリスクを取って勉強しろ、との勇ましい指摘もあります。

ちなみに私の今の資産構成は、円現金、ドル現金、金、の3つで証券類はなし。負債項目もクレジットカードの支払い(短期負債)が毎月ある程度。この中では金の比率が小さく、所謂ドルコスト平均法だかで、要するに定期的に一定額を買い続けていると、だんだんと増えてきます(価格でなく総重量が)。先日のように、突然NYで金高騰、等というニュースが出ると、ちと嬉しくなりますが、他の資産が逆にマイナスとなる可能性もあるため、さほど単純ではありません。

また金投資は円に直接リンクせず、円→ドル、ドル→金価格(オンス当り)となっているので、2重の変動を受け、金価格が下がっても為替の状況によっては儲かってしまう、なんて可能性もあります。金利はつかないけど、実物としての価値は絶対で、伝統的に金本位制度として使用されてきた、まさにその金であります。ロシアが大量放出するとか言われますが、多少買っても良いかもね。将来的には、他の貴金属品と等価交換も出来ます。ちなみにユダヤ系の家庭ではネックレスとか指輪とかの身につけるアクセサリーは必ず金だそうです。これは、過去の悲劇から経験的につけた知恵で、いつ何時何があっても、ある程度生き延びられるだけの財産を離さないで置くのだそうで、見習うべきかも知れません。







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