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徒然なるままに記す異国滞在漫遊日記(遊び呆けている訳ではないぞ)

日時
2000年2月27日
主な出来事
法律事務所主催の講演会とアファーマティブ・アクション






シカゴ日記 2月27日

先週シカゴの著名法律事務所主催の講演会に行きました。今回の講演会は大規模で、2日間朝から夕方まで連続でホテルで開催され、講演者(パネルディスカッション含む)も業界では有名な人もしくは大手企業のCEO等ばかり、また聴衆者は約400名というものでした。聴衆は日頃の顧客のため参加料は無料です。

この手の講演会は法律事務所だけでなく、各種のブローカーや投資銀行等、結構頻繁に開催されています。大体が早朝開始となっており、朝7時半頃から朝食(コンティネンタル・ブレックファストなんて格好つけて言われますが、着席形式でなく、デニッシュ、ベイグル、果物、コーヒー程度が山盛になって勝手に取る)が用意され、各々集合し、やあやあこんにちは、等の挨拶をする場となります。大体8時前後に人が集まりだし、8時半講演開始まで知らない人と挨拶を交わします。これをSmoothing等と称しますが、基本的に日本人は例外なくこれが苦手です。私も好きでは有りません。

で、何とか繰りぬけると講演ですが、席順も円卓に勝手に座るようになっており、この時も隣の人やらに、やあ初めまして、類の挨拶をします。会話が始まらない場合、結構苦痛です。日本の公演のように横に机が平行に並べられることはありませんねー。昼食時も同様で、勝手に座った後に、ランチを食べながら会話を楽しみ(日本人のみは会話に苦労しつつ苦痛の時間を過ごし)、コーヒーが出る頃に再度講演が始まることになります。今回はこのランチには参加しませんでしたが、必ずメニューにはチキンが出てきて、これが美味しくなく、好きになれません。恐らくベジタリアンやダイエットなどの人のことも考え、チキンになっているんだと思われます。

さて、今回もですが周囲を見まわしても有色人種がいません。アジア人はさておき、黒人、ヒスパニックの類もいない、本当に真っ白、白人のみの世界です。配布される名簿を見ても、アジア人(ChengとかでGがついたり)とかヒスパニック(Zが付いたりする)の姓は殆ど皆無。別にいじめられるわけでもないのですが、個人的にはこのような環境に凄く抵抗を感じます。今回は主催側の偉い人にたまたま黒人が居ましたが、この人はどうも元シカゴ市関連部門の長だったようで、要するに天下りにしか過ぎないようです。この程度しかいなくて、金融業界、不動産業界は(も)、基本的に白人社会ですが、それを再確認するような場でした。

大学などではAffirative Action(アファーマティブ・アクション)と言ってなるべく人種間の構成をバランスの取れたものにしようという試みがあって、例えば、あるロースクール(ハーバードだったかコロンビアだったか)等でも、できるだけ各人種から採用するようにしていたらしく、白人70、黒人10、アジア人10、ヒスパニック他10等としていたらしい(数値は例え)。成績の水準は低くても、各人種から無理矢理採用していて、結果の平等を実施していたということ。しかし、白人学生側から、これは逆差別であると訴えが出て、結局元のように実力本意(すなわち機会の平等)に戻した所、黒人が1人しか入らなくなり、また問題になったらしい。なお、不思議とこの辺の話は、アジア人は関係が有りません。自分で言うのもなんですが、アジア人一般って結構教育の程度が高い人が多いようなんですよね、でまた教育に親がお金を惜しまないんですよね。ボストンでも意外なほどアジア人が目立ちました。ただし日本人以外。日本人のみ会社留学が中心で異様でした。

いずれにせよ、アメリカでは人種毎の職業の格差は存在するし、隠された差別なんてのも存在します。これをなくそうとして、前向きに対応しようとする姿は実に立派ですが、やはり現存することは間違いなく、変な所で頭をもたげて来たり、見えてしまったりしますね。こう言うのは住んでみないと絶対に分らないでしょう。もっとも住んでいても認知できない、救いようのない奴もいますけどね。







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