Click
Please visit our sponsors.



徒然なるままに記す異国滞在漫遊日記(遊び呆けている訳ではないぞ)

日時
2000年4月16日
主な出来事
シカゴの観光客とマイクロソフト訴訟





シカゴ日記 4月16日


まさにこの瞬間日経平均ががんがんおちているようですが、今この時点でのアメリカのCNNでも報道されています。明日の株式市場に対する興味と言うか恐怖心と言うか、皆並々ならない関心を持っています。

さて、今週末から急激に日本の観光客が目立つようになりました。この時期多いんです。通常なら平日ならほぼゼロ、週末のミシガンアベニュー等なら1組見るかくらいでしたが、今週末は明らかに日本人観光客と分る人々5組以上を観察しました。元々ダウンタウンには日本人は殆ど居ないため、観光客以外の日本人を見かけることはまず有りません。観光客はいくつかに分れ、出張者(と思われる中年男性群)、大学生(必ずリュック+地球の歩き方)、在米の息子夫婦を尋ねてきた両親、たまに女性OL連らしき人々、程度、いずれもこっちを見付けると厭な顔、もしくは露骨な無視をするので、すぐにわかります。

先頃からマイクロソフトの訴訟敗訴のニュースが報じられています。この翌日から、ビル・ゲイツは自らが登場したマイクロソフトのCMを盛んに放映し始め、「マイクロソフトはPC環境の向上を目的として努めています」を訴え、イメージ戦略に走っています。この訴訟の内容を良く知らないので語る資格はないのですが、「マイクロソフトはPCのシステムウェアであるウインドウズ内に自らのインターネットソフトを組入れたが、これが他のインターネットソフト等の公正な競争機会を逸させている。これは独占禁止法に抵触して違法である」という点が中心のように思えます。他にもあるのでしょうが、この議論が中心なら随分と底の浅い議論のような気がします。

このPCのシステムソフトウェアですが、驚異的な普及により今では一種のインフラと化してしまいました。有名な話では有りますが、マッキントッシュが致命的なマーケティング上のミスを犯した為、同社のシステムソフトは爆発的な拡大が出来ず、結局ウインドウズが普及する間接(直接?)的な理由となってしまいました。ウインドウズ2000はマッキントッシュ1995等と形容されるように、マッキントッシュより数世代の遅れがあるため、限りなくマッキントッシュに近い形態を取りつつあるのが今の現状です。

そんな中、このシステムソフトウェアが、社会インフラの一つ、つまり、電気、電話、上下水道、ガス、等と等しい位置にあるべき事業と進化しつつあるわけです。電気等と同様に、そのインフラ自体は個人の発明であるため、個人の発明に対する権利、及びその発明を普及させる上での企業としての自由という点と、何をもってインフラとするか、というインフラの線引きが実に難しいところのように思えますが、それをあっさり無視しているようです。このような形でインフラ化した事例が無いため、いきなり変な訴訟となっているのではないかと思われますが、この辺の議論はきちんとしてほしいものです。

また、システムソフトウェア会社なら、まず通常なら全部が統一して有機的に動く方がマーケティングもし易いし、現にマイクロソフトはその方針でワードもエクセルもアクセスもパワーポイントも開発しオフィスと言う形で纏めています。また、ユーザー側もコンフリクト(他社ソフトウェアとの相性の悪さによるバグ)等生じなくて便
利で使い勝手も良いし、価格も纏めれば安価になるし、という考え方が出来ると思います。知っている限りでは、これと同じ事をやっている企業はもはや淘汰されて存在せず、近いのはロータスノーツくらい。ここが独占と言われる複線でもあるのでしょう。インターネットソフトのネットスケープなども、随分ウインドウズとの相性の悪さが指摘され、MSN上では見れてもネットスケープだと見えない等のトラブルが頻出しています。周囲を炊きつけて訴訟を起こすより、まずやることは自らのソフトの機能向上ではないのでしょうか。良くなれば黙っていても皆使うはずです。

さらに言えば、今ソニーがプレイステーション2でTVゲームとインターネットの融合を実施していますが、これはTVからのインターネットアクセスを独占することになりますから、同様の議論が展開できて、これも独占禁止法の対象となる可能性も出てきます。分割後のマイクロソフトが訴えることも出来ますよね。

と、結構良く分らない点が多いです。何故法律に抵触するのか、その理由をきちんと理解しないといけないようです。






Homeへ戻る