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徒然なるままに記す異国滞在漫遊日記(遊び呆けている訳ではないぞ)

日時
2000年6月26日
主な出来事
ライト先生作品見学と3夜連続コンサート





シカゴ日記 6月26日



先週末はライト先生の建築物見学ツアー、及び夜は3日連続でコンサートに行ってきました。毎日夜12時過ぎに帰宅となったので、生産的な活動を行っているわけではないのですが、長時間運転の疲労も重なり、まだまだとっても若いのに、流石に疲れました。

ライト先生の建築物は、今回は前回見逃していた(外観しか見学できなかった)郊外オフィス・研究棟付帯施設で、SC Johnson Wax社と言います。日本でも「カビキラー」等を販売している会社の本社です。名前の通り個人企業でJohnson家が支配しいる、外見からだけでも大変家族的な雰囲気の会社でした。この会社はライト先生の作品が歴史的重要建築物に指定されたこともあってか、毎週数回無料で内部の見学ツアーを開催していて、今回はそれに参加したもの。実際には業務が行われているので、見学できるのは差し障りの無いオフィス・外構が中心ですが、文句は言えません。

内部は1950年頃築とは思えない豊かな空間が広がっていて、ポリ塩化ビニルパイプのような素材をガラスの代りに多用し、間接・直接光の取り入れ上の工夫がされ、また植物の蓮のような形をした、柱とそれに伴う天井が、均等感覚にレイアウトされていて、ちょうど森の中に緩やかな光が指しこんできている状態になっています。シンプルですが、非常に快適そうな空間で、時代の違いを全く感じさせません。まあ、経営者の(狭い)視点からはコスト的に割が合わないため、道楽として以外にはとても出きる代物ではありませんがね。

また内部で現在も使用している業務用の机も、ライト先生のデザインによるオリジナルで、これは何と言う贅沢でしょう。ライト先生デザインの家具がまだ使用されているとは、ひたすら驚きであります。流石に当時はパソコンの概念が無いため、重いものを載せることは難しいのでしょう、余りパソコンは見ませんでした。またこの手の昔の作品と、配線とか空調とを共存させるのは難しいんですよねー。

他にも研究棟という高層棟もありましたが、ここは外観は問題無いのに使用不可で立ち入り禁止でした。理由は、消防関連法規が強化され、二方向の出口の確保が出来ておらず、また空調(排気・換気)等の機能も適合していないのが主な理由だそうです。つまり出火したらその建物ににいる人は全員、炎や煙に巻かれて死んでしまうことになります。という理由で内部は見学できませんでしたが、残念です。

関係有りませんが、この手の工場見学風の企業訪問っていうのは非常に有意義で面白いです。ボストンにいる頃にも、ポラロイド社等に見学に行きましたが、従業員が怠惰に働いていた点等がとても強い印象に残っています。もの作りの現場に行ってその効率性を追求した姿を見ていると、何か新しい知恵が湧いてくるような気がしますが、こう感じるのは単純な私だけでしょうか。


さて、コンサートですが、まず金曜日は、Tony Levinというベーシスト。まず場所がクラブで、観衆は約100〜150人程度、入場料は1人20ドル。前座はイラン人とスペイン人(女性)とオランダ人のフラメンコで、殆ど気分はどさ廻りの世界が広がっています。開始前にこのスペイン人の女性と話していたのですが、シカゴも来たばかりですぐ公演、終了後はバスで直ぐにデトロイトに移動となるそうです。哀しい生活ですねー。さて、このレビン親父、元フュージョン系の人で、きゃしゃな海坊主風の風体をしていますが、テクニックは凄い。ピーターガブリエルやキングクリムゾンに加入し、今に至っています。終了後はサイン会になり、当然私もCDを4種類購入し、サインを貰いました。フレットレス・ベースやスティック(ベースの一種)を自在に操るこのレビン親父は、間違い無く世界のトップベーシストの一人でしょう。ピーターガブリエルもそう言っています。

土曜日はSteely Dan。単なる肩透かしコンサートで不満です。彼らの作品評価はホームページ参照で殆ど最高に近い完成度を誇っているのですが、ライブ向きでは有りません。また曲は良いのに外見が悪く、宅八郎と野坂昭如(までいかないが感じは似ている)のコンビと言う感じですね。

日曜日はヨーロッパ・アメリカで、ビートルズ、ストーンズに並んで絶対的人気を誇るthe WHOでした。日本では全く人気が無くて、来日していない最後の大物のはず。殆どナツメロの世界でしたが、50歳過ぎのおじさん達皆元気です。会場が夏の間のみ開催する郊外で、芝生席もあるといった殆どキャンプ気分でもあり、大変に良い気分転換になりました。この手の郊外の会場は大都市周辺には必ずあり、NYCやBostonにもあり、夏の間は殆ど毎日入れ替わり大物がやってきます。遠くて帰りが渋滞するのが厭で余り行っていません。

3つのうちではTony Levinがお勧めですが、日本には来るはずもありません。CDを聞くだけならSteely Danは外れが少ないです。






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