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徒然なるままに記す異国滞在漫遊日記(遊び呆けている訳ではないぞ)

日時
1999年7月11日
主な出来事






先週の週末は35℃、今週の週末は18℃前後と、1週間のうちに約15〜20℃近く寒暖の差があり、さすがに体もおかしくなりそうです。でも暑い後に来る18℃の日は大変快適で思わず外を歩き回りたくなってしまいます。でも、シカゴの大陸性気候にもいい加減勘弁してくれと言うのが本音ではあります。

週末にはシカゴから車で約1時間の郊外にコンサートに行きました。Bob DylanとPaul Simonのジョイントコンサートです。アメリカでも大変人気のあると思われるPaul SimonにDylanが加わったのでチケットを取るのが一苦労。以前書いたような方法で朝から並びやっと購入しました。さて、このPaul Simonはアメリカ人の大好きなMusicianの一人であるそうで、Bruce Springsteenと比肩するらしい(他にはBarbra Streisandとか。詳細不明)。ちなみに俳優で言うと、男性では政治家への意欲十分のRobert Redford、女性では、Meryl Streep(スペルあってるかな)だそうで、なるほどとうなずける所です。

さてこの手の郊外のコンサートですが、大都市近郊には必ずいくつか存在して、夏の避暑地的な役割を果たします。シカゴは北部、NYでは北部の海岸沿いに、Bostonでも西部の大自然の中で、大体車で1時間程度の距離の所にあります。夏の間だけの期間限定特別なプログラムを組み、結構有名所を招聘しています。プログラムさえ好みならこれはたまりません。これはSymphonyにも該当し、夏の間はちと離れた所に会場を移して開放的な気分でやりましょう、ということになってます。シカゴもそうだし、Bostonもそうでした。

BostonではBoston Symphonyが、夏の間はダウンタウンから車で約3時間程度のTanglewoodというど田舎にあるコンサートホールで1〜2ヶ月程度開催します。本番は秋口からなので、その予行演習も兼ねてかもしれない。ちなみにこのTanglewoodにはSEIJI OZAWA Hallたる木製のホールもあります。郊外でやる場合に良い所は、1.年間指定の客が居ないため並べば良い席が買える可能性が高い、2.自然に囲まれた屋外でしかも閉鎖空間でない(椅子はある)ので、大変心地よい、3.雰囲気が堅苦しくないので通常なら上着着用が普通なのに、短パンTシャツでも構わない、という点ですね。もっともプロ野球のオープン戦に近い性格のためか、指揮者は有名な人ばかりではないし、実験的な曲なども良く演奏されます。問題はちと遠い事と会場周辺には何もないので時間潰しができないことで、以前両親を連れて行った時には、日中に出発し、途中まずFactory Outlet Mallによって買い物をした後にコンサート会場に行きました。

さて今回のコンサート会場ですが、車でしか行けないで駐車場に入るのがまず大変。地元の警官が総動員で整理に当たります。田舎の警官は白人しかおらず怖くありません。夜などは道が暗いので発煙筒までたいています。立体駐車場なんかではなく、舗装のしていないただの地面に駐車するため、場所をきちんと覚えるのが一苦労。駐車場に入っても自分の入れたスペースがどの変なのか全く分からなくなるのできちんと覚える必要があります。端から何番目という原始的な方法しかありません。当然終わった後には迷っている人がたくさんいました。

さて入場ですが、チケットの受け渡しで日本にないシステムがあり、チケットを入り口で受け取るWill Callという制度。これはチケットマスター(ぴあのようなもの)で電話・インターネット注文した場合、郵便・当日窓口受け取り・宅配便(翌日)等から選択することになりますが、宅配便だと15$くらいとられ郵便でも不安だから、当日会場でピックアップすると言う人がかなりいます。こっちの方が私なんかは不安ですが、アメリカの人はこれを利用する人が本当に多い。そのためいつも開演直前までチケット売り場は混雑しています。

入口ではカメラのチェックも録音機ののチェックも実にいい加減。大らかなアメリカの良さが出ていますね。売店では野球場でもHockey場でもアメフト場でも同じですが、ワンパターンのホットドッグ類とBeerが売ってます。売店の後ろには無造作に置かれたでかいバケツ大のケチャップ入れとマスタード入れ。ポンプ形式になっているので好きなだけぶしゅぶしゅとホットドッグにかけます。気の聞いた所だとここにレリッシュ(きゅうり?の甘酢付け)と刻んだオニオン(私は嫌い)が置いてあります。綺麗で細くて若いお姉ちゃんが、このホットドッグでマスタードとケチャップと玉ねぎまみれになっているのを見るとかなり幻滅してしまいます。
また彼らはBeerを良く飲む。横で見ていると分かりますが、紙コップの大きいの(日本サイズよりでかい)に入ったBeerを平均4〜5杯飲んでいますが、なかなかトイレに行きません。我々の膀胱のサイズより大きいのか、基本的に寒暖に関し鈍いのか、ちと考えられない体の構造をしている事が、こう言う時に良く認識されます。

さて席に行ってみると、やはりこんな郊外のコンサートに来る白人以外の人間など殆どいないし、ましてや1時間かけて1人で来る奴なんて絶対いないので、ちと周りに気後れしてしまいました。周囲を見るとやはり殆どが最低2人の男女ペアもしくは通常は4人くらいで来ているので、聞かれていちいち理由を言うのも面倒だし恥ずかしくもあるので、ひたすら話し掛けられないようにと祈るばかりでした。

コンサートは19:30にPaul Simonから始まって、途中機材のセットによる休憩30分を入れて23:30分に終了、合計3時間30分。声の暖かく柔らかいPaul Simonと、全く異質でドレミが歌えないDylanとのSound of Silence、Knocking on the Heaven's DoorのDuetは全く好対照で全然かみ合わない極めて異色なものでした。Dylanに気を使うPaul Simonの気持がちとわかりました。でも総じてDylanのコンサートは素晴らしかった。
一般に観客は反応が単純で、流行った曲のみ立つので基本的には座っている方が長く、実際には立ち通しではないので死ぬほどへたばることもありません。下手に立っていると後ろから「座れ、この野郎―」とか、「悪いけど座ってくれよー」等の野次を浴びる事に成ります。で、お望み通り、座ってやると拍手喝采となったりします。

途中道路工事のため大渋滞となり約1時間以上立ち往生、結局家に帰宅したのが2時過ぎでちと疲れました。と言う事で今回はコンサート記でした。シカゴは今日も平和です。









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