徒然なるままに記す異国滞在漫遊日記(遊び呆けている訳ではないぞ)
| 日時 1999年7月18日 |
主な出来事 JFKennedy, Jr.氏死去 |
先日は1年1回受検が義務とされている人間ドックに行ってきました。2件ほど日系の小さな病院があるのでその病院での受検でしたが、こんな小さな病院でも年間1000人位受検すると言うから驚き。日本人がそんなにいるのかという驚き(家族受検もけっこうあるらしい)と、これだけ需要があれば殿様商売やっても大丈夫だろうな、という不信感も出てきます。個人的にはバリウムが飲むのが嫌いで、事前は大変憂鬱で、日本なら最近バリウムはヨーグルト味だけどこっちはどうかななんて不安もありました。 行ってみると日本の人間ドックとやり方は変わらず、事務的(かついい加減)。日本ではまさに大量生産の工業製品のような扱いを受けて、ベルトコンベアに乗って、はい次はこっち、なんて廻されて終わりになりますが、基本的には同様。人数が少ないだけましですが気分はすっきりしません。幸いだったのはバリウムをたくさん飲まされなくて済んだ点くらいですかね。日本の味付けの方が良いですね。胃の写真撮影時にも、ごろごろ廻される事もなく人間らしい扱いを受けつつつつがなく終了。終了後はアメリカでも当然下剤を貰います。アメリカ製はたっぷりの液体で実に強力、空きっ腹で効果覿面で、1時間経たないうちに効果が現れるのには驚きます。なおかつ強力なので、翌日まで持ち越します。改めてアメリカの凄さを実感します。おかげでバリウムが体内に残ることはないようでよかった。 受検項目には心臓に負荷をかけて心拍数を増やして行きその過程での心電図を計測するというのがありましたが、この機械が実は高価らしく、おいそれとは購入できない代物だそうです。で、先日もBullsが、年に一度の体力測定用にこの器械をこの病院から借りに来たそうです。従ってJordanも使ったと思われる測定器に私も計測されたということ。自慢にはならない。ちなみに彼らの負荷水準の大きさは一般人の我々の水準を遥かに超越したものらしく我々の水準などは冗談のようなものだそうです。 先日からJFK Jr.の乗った飛行機が行方不明だとして、TVでは特番を組んで土日にずっと放送しています。このJFKJrですが、Peopleと言う雑誌で、最もSexyな人(生きている人のみ)に選ばれたことがあるほど人気も関心もある人のようです。 まず墜落場所周辺ですが、Martha's Vineyard(まーさず・びんやーど)はMassachusetts州の南部にある大型の島です。Boston在住なら、避暑地もしくは別荘をもつのはCape Cod(けーぷ岬)かこの地で、前者は自動車で3〜4時間程度ですが、後者は飛行機・船でないと行けないという違いがあります。ちなみに、Martha's Vineyardにはクリントン大統領が別荘?を所有しており、よく週末に帰っている姿が報道されてます。X-Fileの番組の中でFox Mulderが実家に帰るシーンもありますが、これもMartha's Vineyard。またKennedy家は、近くのConnecticut州にも別荘があります(私も遠くから見たことがある)。 全然関係ありませんが、1800年代に現存した日本からの難民のジョン万次郎は日本から流れてアメリカの船に乗せられ、古くは捕鯨で繁栄した地域でもあるこの周辺(ナンタケット)に住みつき、在住していました。 さて、政治家でもないJFKJrの捜索に、何故これ程の人・時間・報道がなされるのか私もよく理解できない所です。 この点はアメリカの歴史の浅さが関連していると言う説があります。すなわち、アメリカは歴史がなく元々大統領制=実力さえあれば誰でも偉くなれる社会でありますが、その反面決定的に存在しないものがあり、王族が存在しません。アメリカがイギリスの王室を大変尊敬し大切にする姿、ダイアナ妃が大変人気があった等もこの辺に由来します。古くは、グレース・ケリー(どっかのブランドの鞄のネーミングの元)が請われてモナコ王妃になった時には、アメリカは国を挙げてそりゃ喜んだそうです。また、近年ではあの強いレーガン大統領が、日本の昭和天皇に拝謁した際には畏怖の念か、身震いしていたという話もあります。 従って、アメリカの王室に対する一種の憧れのようなものがKennedy家に対して払われているようで、それが今回もしくは以前からのKennedy関連の報道振りに繋がっています。一回の民間人の捜索や大統領だった父親の子供に対してここまでの扱いは普通されないし、そもそもアメリカなら、それはおかしい話で、使用した費用は税金としては不適な支出だから政府を訴える、なんて話が出てきてもおかしくありません。いずれにせよKennedyという名前の重さを実感するような扱いが続いています。結果は遅かれ早かれ出るのでしょう。 ということで今回はちと不安の広がるアメリカでした。 |