|
|
1. 本の紹介
1-1. ポーリングの生涯
テッド・ゲーチェル&ベン・ゲーチェル 著
朝日新聞社
ライナス・ポーリング((1901-1994)と言えばノーベル賞を2つ(化学賞&平和賞)も受賞した大物で、理系の人ならだれれも知ってる人物です。
彼は現代化学の基礎を拓き、核兵器廃絶のために精力的に尽力しました。
しかし、彼は、幸福ではありませんでした。あまりにも多くの人の不幸を彼は目の当たりにしました。彼は、皆を幸せにしたいと考えました。(万病に利く薬が見つかれば、しかも、ありふれた物質なら、多くの人が幸せになれる。少なくとも病で苦しんでいる人は、いなくなる。)と、考えました。
彼は、ビタミンCが、それだと信じ込みました。ビタミンCを豊富に摂取すれば、万病に効く。その信念は、宗教家のそれに勝るとも劣りません。
結局、彼のビタミンCの仮説は間違っていて、単に彼の願望に過ぎませんでした。
この本の著者は天才科学者の栄光と挫折を公平な目で記しています。
かなり固めの本ですが、読み応え十分です。
ぜひ、ご一読を。