No16
クロとシロを放つと2匹は必死にグレイを探し始めました。すると突然クロが「こっちだよ」としゃべりました。トムとエゴとカルバはびっくり☆☆「クロがしゃべったーーー!!」カルバは大喜びです。「だからこっちに行こうって言ってんじゃん」クロがいいました。「あ!!ごめん!!」と言ってみんなはクロの方に行きました。しかしクロの言うとおりに行くとがけに出てしまいました。「あれれおかしいなぁ」とクロ。「まぁとりあえず飛び降りてみよう!」とシロ。みんなで「せーの!!」でダイブしました。なんとそれはチョモランマ並の山の高さでした。「うわー!!死んじゃうー!!」みんなまっさかさまに落ちていきました。「こうゆう時こそ私の魔法で!!」とトムは魔法の杖をかざしました。するとみんなの体は底に激突する前にピタリと止まりました。「やった!!初成功v」とトムはとてもうれしそうです。しかし・・・止まったのはいいけれど、エゴの剣の『カノン』がさらにまた下にあるがけに落ちてしまいました。「ああ〜〜〜カノンが〜〜〜〜!!」エゴはトムにつかみかかりました。「ちょっと、どうしてくれんのよっ!」エゴはトムが言い訳する前にカノンを追ってがけに飛び降りました。しかしカルバは薄情なことにエゴよりグレイの心配をし始めました。「グレイ〜!どこにいるの〜〜!!」ガケから飛び降りたエゴはカノンめがけて超高速で落ちていきました。そこに取り残されたクロとシロとカルバはみんな一斉に「エゴー!!」と叫びました。「なぁにー?」とエゴののんきな声が聞こえてきました。「あれ・・・?死んだと思ったんだけどな・・・」とトムは何気にひどいことをいいました。「エゴぉー、あんた今どこにいるの?」とカルバ。「分かんない。でもね、カノンと一緒だよv」とエゴが言いました。「えー!もうカノンに追いついたのー!!」とカルバはびびりました。「カノンはいい子だものv」エゴはわけのわからんことを言いました。「それじゃあ、はいあがってきてよ」とカルバが言いました。「うん分かった」とエゴは返事をしました。カルバはどうやって登ってくるのかとガケをのぞきこみました。するとカノンをガケの壁にさし、エゴはカノンの上にのりジャンプしてきました。「ふう!無事に生還!!」とエゴ。「ねー、エゴ。カノンはどうするの?」とトム。「あー!!」エゴはムンクになりました。
No17
「カノンを置いて来てしまうなんて・・・不覚だったわっ!」そう言うとエゴは再びダイブしました。「って、おい!!」と言うカルバのツッコミを完全無視です。するとガケから「どうやって登ればいいと思う?」とエゴが質問してきました。「そー言われても・・・」みんなは困りはてました。トムがひらめきました。「ロープを下ろすからこれに捕まって!!」と言ってロープを下ろしました。エゴはロープに捕まりました。しかし反射でロープを引っ張ってしまいました。するとなんとトムまで落ちてしまいました。しかしエゴは「あははははは何、トム落ちてんのさぁ」とのんきに笑っています。(テメェのせいだろうが!!)とそこにいた誰もが思いました。怒っていても仕方がないので次はカルバがロープを下ろしました。「よし!!今度こそ!!」カルバは気合をためました。しかし!そこに再びサダーコが現れたのです。「フフフフフ、明らかに私の出番が少ないじゃナイ!あんたらのせいよ」サダーコの出現に驚いたカルバはふんばっていた足の力が抜けてカルバまで落ちてしまいました。「カルバー!!」トムとエゴとシロとクロがシャウトしました。「何てことをしてくれたの!?これじゃあ上に登れないじゃない!!」トムとエゴは怒っています。そしてサダーコも「何シカトこいてんじゃぁぁぁぁ」とシャウティッドゥ。のんきなエゴは「じゃ、みんなで落ちてけばいいじゃん★下までさっ」と言うと、カルバに「みんな死んじゃうわよっっ!!」と怒られました。「じゃー、また魔法で助けてあげるよ」とトムが言いましたが、しかしトムは倒れてしまいました。「トム!?」とみんなが叫ぶと「ゆ、ゆずぽん・・・」と意識がなくなる寸前にトムは言いました。「ゆずぽんにおかされてしまったの、トム!!」エゴはトムを揺さぶりました。しかしトムは目を覚ましません。「とことん人を無視するのね・・・」サダーコはいじけてしまいました。いつまでもサダーコを無視するわけにもいかないので、トムをシロとクロに任せ、カルバとエゴはサダーコと戦うことにしました。「トムのかたきー!!」エゴは叫びました。「トムはまだ死んでないよ!!」カルバも叫びました。「細かいことは気にするなアターック!!」エゴはクラウドで切りかかりました。いじけて気付いていなかったサダーコは「やっとかまってくれる気になったのね!」と喜びました。
No18
エゴの攻撃をマトモに受けたサダーコは頭から血を流しながらも、攻撃してきました。「でもかなり痛い・・・」サダーコは思いました。なので痛くないように変わり身の術を使いました。しかし、さすがに貧血にはかなわないので傷を治しにかかりました。サダーコが傷を治しているうちにやっつけようと思ったカルバとエゴはサダーコに攻撃しました。それは変わり身のサダーコでした。なんと!今度のサダーコの変わり身はしゃべるのでどれが本物のサダーコか分かりません。しかしなんと!変わり身は自分が本物のサダーコだ、とケンカを始めてしまいました。しかも、その中に本物のサダーコも混ざってしまいました。「ちょっと、こっちはトムのこととかで忙しいんだからケンカなんてしてないでよっ!」カルバは怒りました。エゴは「てっとりばやく全部切っちゃえば?久しぶりにスミス使いたいしv」と言ってサダーコたちに切りかかりました。「ぐわぁぁぁぁー!!」たくさんのサダーコが叫びました。が、なんとエゴが切った中に本物のサダーコがいたことにエゴは気付いていません。サダーコは重傷を負いました。傷を治そうと必死に努力をしました。「まったくあの剣オタクったら、ちったぁ(ちょっとは)容赦しろっての!」とサダーコはグチリました。そんなことはおかまいなしにエゴは次々にサダーコを切り倒していきました。それに気付いたサダーコは逃げました。その時にちょうどサダーコはゆずぽんを落としてしまいました。それを見たカルバは「これでトムが助かる!!」と思いました。「シロ!クロ!あのゆずぽんを救出するのよ!」と、自分で行かず、シロとクロを使いました。見事ゆずぽんを救出したグレイ・・・ってなぜグレイ!?まぁとりあえずこれでトムは助かりました。それを見届けるとグレイはまた去っていこうとしました。「カルバー!!グレイだよー!!」とエゴがシャウトしました。「グレイー!!」カルバも叫びました。グレイは振り向きもしません。「グーレーイー!!」カルバはもう一度シャウトしました。と、その時バランスを崩したトムがガケから落ちてしまいました。それを見たエゴは普通に、「ねートムが落ちちゃったよ」と言いました。「トム!!」カルバが叫びました。危機一髪のところで『砕羽』を出しガケの壁にさしました。トムは助かったものの、カノンはまだそこに刺さっていました。
No19
「いやーカノンー!!私を置いて行かないでー!!」エゴは叫びました。しかし叫んで戻ってくるわけもなく、ただエゴの声だけがむなしく辺りに響いただけでした。ひとまずトムを救出してから、カノンをどうやって取るかを三人は相談し始めました。「どーしよーか?」三人は困り果てました。と、エゴは何かをひらめきました。「そうだわ!!その手があったのね!!」エゴは叫びました。「カノンはしゃべるのよ!!」とエゴ。『それで助かるの?』という顔をしているトムとカルバと二匹。けれど、エゴはうきうき気分です。「カーノーンー、聞こえたら返事してーv」二人を無視してエゴは明るく叫びました。すると・・・なんと雪崩が起きてしまいました。エゴの声があまりにも大きすぎたようです。ガケの上からゴゴゴゴゴ〜〜〜〜〜っっ!!とすさまじい音が聞こえてきました。雪崩が起きたためにカノンはさらに下のガケに落ちてしまいました。ついでにみんなもガケの下まで流されてしまいました。しかしカノンより流されてしまったのです!その絶望的現実によりエゴは放心状態です。もうエゴの体には魂が入ってないように見えます。カルバはエゴのほっぺたをひっぱたいて正気に戻そうとしました。けれどエゴは全然正気に戻りません。なのでクロとシロがエゴに噛みつきました。それでもエゴは放心状態・・・これはもうカノンを持ってこない限り魂を戻すことは出来そうにありません。トムとカルバ、それにシロとクロが相談して一つの方法を見つけました。「これならカノンを無事に救出できるわね」カルバはそう確信しました。その方法とは・・・。救助隊を呼ぶことでした。でもどうやって呼べばいいか分からないのでボツになりました。「じゃあこれは」とトムが出した意見は、自分がゆずぽんパワーで救出することでした。よく意味が分からないのでボツになりました。「このままじゃホントにヤバイよね」とカルバ。「じゃあもうちょっとだけ真剣になってみる?」とトム。「今まで真剣じゃなかったのかよ・・・」「ていうかちょっとだけだって・・・」クロとシロはあきれてしまいました。そんなこんなで、二人とニ匹で真剣に相談を始めました。「あれでもない、これでもない」そして夜はふけていきました。
No20
みんなは、悩みに悩んで悩みまくりました。けれど何一ついい案が浮かんできません。「どーするかー?」とトムが言った瞬間!!エゴがムクッと起きました。けれど三秒後、またエゴは倒れてしまいました。「エゴが動いた!!ということはカノンが近くにいるんだわっ」とトム。「そのようね」とカルバ。とにかくエゴが倒れた方向を探すことにしました。いろいろ探してみたものの、やっぱり見つからずまた相談し始めました。そして、シロが「もう一度雪崩を起こせばカノンも流れてくるんじゃないですの!?」とナイスアイディアを出しました。クロは一人「シロってあんな言葉使いだったっけ・・・?」とショックを受けていました。そんなことはお構いなしにトムが「ゆずぽーーん!!」と、とても大きな声で叫びました。すると!なんとゆずぽんがたくさん流れてきました。「あっあそこにカノンが!」クロは叫びました。カノンはトムの目の前まで流されてきています。しかしトムは「キャ〜〜〜vこのゆずぽん全部もらっちゃえ〜〜〜v」とゆずぽんをかき集めています。つまりゆずぽん以外はアウトオブ眼中・・・。誰もが予想した通り、カノンはトムの横を普通に流されて行きました。プチッ何かのスイッチが押されたような音がしたと思ったらエゴがムクリと起き上がり、カノンめがけて一直線に猛ダッシュ!!無事カノンを救出しました。エゴはカノンが戻ってきて超HAPPYvトムもゆずぽんに囲まれて超HAPPYv・・・カルバは?「いーね。みんなHAPPYで・・・」カルバはブルーになりました。「じ、じゃあカノンを持たせてあげるからさ!!」エゴは言いました。「そんなのいらない」とカルバは言いました。エゴは泣いてしまいました。「じゃーゆずぽん一本あげるから!!」トムも言いました。「いらない」とカルバ。いらないと言いつつもトムからゆずぽんを一本奪い、飲み始めました。「やっぱりまずいわ」とカルバが言ったのをトムは聞き逃しませんでした。「ちょっとカルバ!今のは聞き捨てならない言葉ね。ゆずぽんを甘く見てはいかんよ」トムは三本ゆずぽんを持ち、一気に飲み干しました。「ゆずぽんを語るにはこれくらい出来ないとね」ゆずぽんの奥深さを知った二人と二匹なのでした。