医学部受験。それは、ながい坂だった。私にとっては、とてつもなく長い長い坂だった。
認めたくない。認めたくはないけれど、医学部受験と云う名の「ながい坂」を、今はもう降りなければいけない。
そう思う。
そして、降りるか頂上まで上りきるかのどちらかを決めなければ、決して前に進むことはできないことを、誰よりもよく自分が判ってる。
上り切る自信。今の私にはない。
失敗するのが怖いから、もう、上を直視することはできない。
直視しても、見えるのはぼんやりとした影だけだ。霧がかすんで、よく見えない。
霧の正体は、実は「涙」と呼ばれるものであることも、判りたくなくても、判りすぎるくらいによく判る。(以上、日記より引用)
今は、これからどうすればいいのか全く判らない。判らなくて、そんな自分が自分が不甲斐なくて、泣くこととぼんやりすることしか出来ない。
ただ、漠然と思うことは、自分の気持ちを整理したい、ということ。
自分がどのように過ごしてきたのか。どのように感じてきたのか。そもそも、医師になりたかったのはなぜなのか。それらのことを、思うままに書いてみたいと思う。
誰のためでもない、自分のために。