日々の雑感 2003年10〜11月 2003年7月〜9月へ

久々にまとまった読書。近頃の時間の使い方に問題があるからだ。トーマス・マン著『魔の山』読了。ハンス・カストルプ君に対しては、個人的な経験上他人事とは思えない。尤も私の場合は軽くて済んだので、隔離されるには至っていないが。もし入院する羽目になっていたら、ハンス・カストルプ君の如く甘い思い出でも生じたかしらん、とたまに思ってみたりもします。惜しかったのだろうか(笑)。しかし読み進むにゆれ、治ったはずの胸がなんだか心配になってくるという極めて穏やかならぬ読書ではありました。もっとも内容には実に充足、読み応えもあった良い読書でした。内容的には教養小説と一般に受け止められているが、かなり疑問。序盤はともかく、ナフタ氏が登場して以降は議論の意義が暴露されることもあって、実生活になんら影響を及ぼすことも有り得ないだろう。他の何かと連関した知性とも言い難い。なぜならば、そこは現世から隔絶した異世界の物語だから。タイトルの意味もそこにある。
新潮の世界文学全集に収録されたものを読んだのだが、新潮社には珍しく(昔のこと、今は知らん)誤植がひどく多くて悩まされた。初出の人名が間違ってたり(これは一人だけ)、字抜けも数箇所、凄いのは「つまり彼は、テーブルの上にある。天鵞絨の赤革ケースから。小さい体温計を取り出して、」 なんじゃこれは。筒井康隆の「句点と読点」か。過去何百冊と新潮社の本を読んできたが、間違いなく最低レベルの校正だった。全集のチェックはいい加減なのかしらん、と邪推。翻訳は基本的に文庫と同じもののはずだが、文庫よか後に出版されたものなのだ。しかし文庫には付いてる訳注もなく(書店でチェックした)、誤植も考え合わせるとかなり損した気分。ブックオフで一年前に上下巻各¥100で買った本だけれども。
11月16日
エリザベス女王杯。いいレースだった。アドマイヤグルーヴがスティルインラブに付け入る唯一の隙、と言うより上回っている点は鞍上の武豊しかない。一昨年のトゥザヴィクトリーの勝ち方を思い返すと、神懸かり的なものがあったとしか思えない。その腕を見せ付けるには絶好の舞台であり、そして本当に勝ってしまった。・・・ある程度ビジョンが見えていたのに、何故馬券は外れますか・・・。今回の馬券は至ってシンプル。3歳馬二強は実力的に抜けていると判断、斤量も有利とあれば文句は無い。そこでグルーヴ・スティルを三連複の軸にして、そこから古馬で抜けた存在のレディパステル・ローズバドの二頭へ流したのだ。あと保険にグルーヴ−オースミハルカのワイド一点だけ(直線半ばまで夢を見たよ)。印は◎グルーヴ(連軸の安心度はこっちが上だった)○スティル▲レディ(中間トラブルはあったとは言え、総合力・器用さはローズバドと比べるまでも無い)△ローズバド☆オースミハルカ、と。
ゴール前で二頭が抜け出し、三番手も順当に上がってきて・・・と思ったらなんかいる。タイガーテイル!評価自体はもう一頭の海外馬より好感は持てたが、馬券対象には到底ならなかった。「交わして〜!」と心の中で絶叫しましたが詰め寄っただけ。ハア。三連複で1・2着当てて4・5着へって・・・美しいまでに見事な馬券の外し方。末代までの手本にするが良い。もう舌噛んで死にたい思いだ。馬単買うんだったよなあ・・・。
11月9日
選挙に行きました。入れた人は通りませんでした。でも比例で復活しました。ってうちの選挙区、結局全員通ったじゃん!意味あんのか・・・。つーか自民が小選挙区で通ったのだが、どうも相手二人で票割れしちゃってんだよね。単純に自民に勝とうと思ったら、対立候補を一本化しておけばよかったんだろうなあ・・・民主と共産で手打ちが出来るか不明だが。
ファンタジーSはワイドで1・2着の安目を獲ったのみ。その前にもう1レースやって損した分を取り返しただけの、トントンでした。
秋の天皇賞。荒れなかった・・・_| ̄|○
ずうっと前からカンファーベストで夢を見ていたのに。前前日オッズを見て浮かれていたというのに。あの4年前に馬連で十二番人気から流した(人気順知ってたらやらなかったかも)あの気分が甦っていたのに。とにかく印を記す。全部ワイドで、高めに振った組み合わせを選び(例えばツルマル−エイシンなんかは安いので無視)で6点買った。◎カンファーベスト:前走はかなりの不利プラス鞍上強化、距離もスペシャリストと来ては充分よ。○ツルマルボーイ:東京なら地力発揮、でも休み明けでマイナス。 ▲イーグルカフェ:気が狂っている。乗り手も距離もマイナス条件、普通来ない。しかし狙うならここしかないのだ。 △エイシンプレストン:来る気は余りしない。でもローテ、状態を見る限りは一番買い。 ☆ダービーレグノ:トニービンだし。騎手もノってるしいいかな、と。
・・・で結果。強い馬が勝つだけの展開になり、穴狙いは及びでない。あーでもトニービン産駒をテンザンセイザにしとけばツルマルとのワイドが獲れ・・・_| ̄|○ まあシンボリもあのレース運びなら実力通りだわな。しかし切った理由は枠もあるが、主たる要因は間隔の方である。そのため今後反動がないか心配なのだ。一昨年、ペリエはG1三連勝を飾ったが、その三頭全てがそれ以後めっきり結果を出せなくなった。さながらドーピングである。決して故無き不安ではない。ちなみにローエンは完全に眼中に無かった。洋行帰り、加えてマイルの流れに慣れてしまってはどうしようもあるまい、と思ったのだ。あの超ハイペースは、その点も関係してはいないか?アグネスデジタルは・・・同厩舎に、条件馬アグネスプラネットというのがおりまして、こいつが叩き二走目のレースを一番人気で惨敗してしまったのだ(秋華賞の項参照)。どうも白井先生スランプなのかしらん、と思ったのに加え追い切りもさっぱりだったので今回は安心して切った。実際どうなんでしょうね。
ちなみにこれで98年以降、2年連続連対する馬が三頭続いているわけです。ステ(2着:2着)・オペ(1:2)・クリ(1:1)ね。前日に冗談で「今年も続くぞ」なんて話してたら実現してしまった・・・_| ̄|○
10月27日
ネオもロブロイも負けて、その上阪神まで負けて実に悲しい。
三冠ならず・・・一押しのゼンノロブロイも不完全燃焼・・・_| ̄|○
どうしても◎ゼンノ○ネオ、他は要らんという予想にしかならなかったんですが。無理な競馬をせずにすんなり行けていれば・・・と延々考えてしまう。この組み合わせが三倍そこそこというのは参った・・・。実力が実証されて以後の春天ならともかく(事実オペ−ラスカル馬連¥290にどーんと賭けて獲った)、菊花賞でこのオッズにどーんと賭けるのは無理です。危険すぎ(先年の例を挙げるまでもなく)。5倍以上でリスクに見合う、と個人的には思います。なので馬連は一点を少なめに、あとワイドを少々押さえた程度。三番手に選んだのはマーブルチーフ(なんかマイソールサウンドみたいな匂いがした。今後しばらく追っかけるつもり)、ヴィータローザ(距離延びて良いかな、と。根拠無いが)の二頭。ザッツ、リンカーンも考慮はしたが私にとっては4・5番手でしかなかった・・・。
ゼンノロブロイはパドック以降人気が上がってしまうほど見栄えの良い馬(少し誇張)。しかし、今回パドックではいつも程のオーラが見えなかったような・・・。返し馬でやっと覇気が見えたというか、まあ思い込みですけど。とりあえず、一度負けたくらいじゃめげずに今後も私は追いかけ続けます。三頭目の、一目惚れした馬として。
10月25日
モデルグラフィックス(以下MG)購入。エアブラシ特集、でも私は使ってない。当分は導入の予定も無いが、今後の指針にするとしよう。MAX渡辺氏がMGに登場し、そこそこ話題になっている。しかし昔は模型誌の壁は今より低く、山田卓司氏もMGでAFVを製作していたもんだが・・・いつからかモデラーは各模型誌「専属」みたいな形になってしまっている。個人的には、MG系のモデラーが何人かキャラモデに流れてしまったのが残念ではあります(あれも不思議な立ち位置の本だ)。しかしこの傾向、どうもHJがメーカーと急接近して連動企画を始めてから随分と強まった気がする。あくまで私の主観なので根拠はありませんが。カトキハジメ氏が、現在不自然なまでにMGと距離を置いているのと無関係ではなさそうな・・・(やはり個人的主観。「0083」開始頃の74号にはイラストとコメントが載ってたのだが)。「囲い込み」とも言うべき体制には大いに不安。それでかつてはセンチネルを黙殺してきた歴史を覆い隠せるとでも?模型誌以外のメディアで、歯に衣着せぬカトキ氏自身の言葉を聞かねば納得はし難い。
ガンダム4号機・5号機は何故か発売時に写真情報が全く載らず(今月号でも状況は変らず)、キット内容がさっぱり分からなかったのをやっと見れた。MGしか買わないので、ここ数ヶ月ガンプラ情報がほぼ手に入らない状況となっているわけだ。模型板に常駐してても実際のフォルムは余り把握できないし・・・と言って、わざわざバンダイのサイトまで行ってチェックする気もない。模型雑誌として問題なのでは、と心底思います。バンダイと何かこじれているのなら、是非とも改善を。こういうことをアンケートに書いてもいいのかな。素知らぬ顔で質問するのもありか。話を戻すと、作例として多少は手が入っているためキット状態でのフォルムが分からない。それでも想像するに、全体的にガンダムVer.Kaより遥かに各パーツに色気があるような・・・プロポーションも良いしね。やはりGM改並びにVer.Kaの設計者は二流だ。
WTMの新原型にエイブラムスが登場。恐れていたことが遂に・・・。WW2期ならまだ我慢もしますが、私は現在の米帝が心底嫌いであり、その感情の根底にあるのはこの戦車の存在そのものだ。こいつが組み込まれたラインナップに果して金を払う気になるのか、もしも引き当てたらその瞬間に踏み潰しかねない。余り現実的とは言えんが、撃破されて炎上したクラッシュモデルにしちまおうか・・・。
そういえば最近モデルグラフィックスの公式サイトと言うべき物を発見した。尤も本体はモデルカステンのサイト、ということになっているようだが。一応編集側の情報も大きく扱われており、今月号の内容(目次そのまま及び表紙)も数日前から見れた。
10月24日
長谷川哲也著『ナポレオン〜獅子の時代〜』1巻及び、伊藤真美画・冲方丁原作『ピルグリム・イェーガー』3巻を購入。アニメイトで何やらフェアをやってるようだが(京都でもやるのか?)、わざわざ行くのも面倒くさいしそれ以前に数年前に店が移転して以降場所を把握してないのもあり、普通の本屋に行った。両作ともそこそこ冊数が置いてあり、わりと安心。トライガンは山積みでしたが・・・。この本屋、ピルグリ2巻のときなんて置いてなかったもんね。あ、あと私の前にピルグリを買ってった女性がいらっしゃいました。ちょっと驚きながらも、私もその方に見せ付けるようにピルグリとナポレオンを手にとったのでした。
長谷川氏、バンチで連載するって本当かなあ・・・。あんな所で仕事するより、是非ともナポレオンに専念して欲しいものだ。今や「わー太」だけ立ち読みして、他は1ページも見ずに終わりだもんね。
秋華賞の前に。キーボランチありがとう。何の話かと言うと、7レースの1000万でワイドをここから2点流して二つとも獲ったのである。前走見た時から狙ってました。加えて降級だったし。ちなみに相手の1着ヘヴンリーロマンスは秋華賞除外の牝馬、最初買う予定じゃなかったがパドックを見て買い、2着のシゲルゴッドハンドは内回り二千での前残り狙いが見事的中。軸キーボランチは3着(2番人気)まで差してくれたという、割と情けない馬券ではありました(笑)。一番人気のアグネスプラネットは最初対抗だったのに、パドックが余りに酷かったので斬ってしまった。どこまで行ってもイマイチ馬だ(OP2着もあるのに。しかし叩き二走目で仕上がらないとは、何やってんですか白井先生)。一頭取り消しの馬がおりまして、なんと武豊騎乗のビッグコング。昇級初戦(アドグルにクビ差の馬だけど)で取捨に困る馬だったので、おかげで随分馬券が簡単になりました。こっちにも感謝、しかしこの後9レースのりんどう賞を予想だけしたら見事的中、しかもそのワイド2・3着が予想外に1580円も付いてて舌噛んで死にたくなった・・・。で、メインには7レースの払戻し(丁度G1買う一回分)を使ったのでした。
余計なことを書いているのは、勿論外したから(つД`)。一番人気で決まられると、手も足も出ないんです。印は◎オースミハルカ○スティル▲ピースオブワールド大穴タンザナイト(派手に騙された)。当初△だったベストアルバムは買う余地が無くなってしまったのでパス。大コケしてくれて助かった。枠順・展開を考えたらオースミ−ピースが最も現実的に思えたんだが・・・つーかグルーヴ出遅れが前提の予想だったし、スティルへのマークも余りきつくなかった。オースミもゲートでトラブったし。さて歴史に残るとは頻繁に用いられる慣用句ですが、実際はどんな駄レースでもそれは競馬の歴史の一部なのです。しかし貴重なものを見た、というのは今後自慢になります。それにしても、全部二番人気で三冠とはね。タケホープとハイセイコーの関係もこんなんだったんだろうか。
京都大賞典はどう見ても穴が見付からないので(危うくサンライズジェガーから逝くとこだったぜ・笑)、非常に面白そうな毎日王冠に的を絞る。ファインモーションがド一番人気だったが展開を予想するに、他馬の目標になってぶっ差される図がありありと見えたのでぶった切り。軸は最初にマイネルアムンゼンを考えたが、若干の不安からカンファーベストに切り替え、ワイドでマイネルとバランスオブゲームに流した。・・・軸出遅れ。その上直線ごちゃごちゃ。江田の大馬鹿。たかだか11頭で揉まれんなよ・・・。おかげで頭差1・4着。ミスが一つだけなら、まだしも獲れたと思うのよ実際。せっかくファインの大コケが当たったのに・・・。ま、天皇賞で狙うならカンファー、ってことで(素でゼンノ−カンファーのワイド一点と考えてしまった。ゼンノは出ないっつの)。今回目の付け所は間違ってなかったんで、調子を来週まで持続させたい。そんな私の狙い目はオースミとベスト。果して。
やっと鈴鹿、遂に鈴鹿、あの三馬鹿が跳梁する忌々しい鈴鹿。こんなF1に誰がした。渡邊信治たらいうダボです。逆転はほぼ不可能でも(まさか少しでも現実味を帯びるなんて・・・)一応チャンプ決定戦、加えて一縷の望みが叶った佐藤琢磨参戦という燃える要素全てがあの下らない連中に台無しにされるこの惨状。あいつら絶対許さねえ。ただでさえ22時なんて時間まで待たされてピリピリしているのに、さらに20分ばかり三馬鹿のお喋りが入る。盛り上げる筈が、これじゃあ視聴者を逃がしてしまう矛盾。一体何がしたいのだろう。
愚痴はここまで。・・・と言いたいが、最後の最後になって今年のルール変更に対する不満が噴出したのであった・・・。土曜の予選は終盤に雨が降ったことで、かなり混乱した順位になってしまった。予選アタックの順番は、金曜日の第一回目予選の遅い者から始まる。これはラバーグリップによって後からアタックした方が有利という仮定に基づいた方式である(今年そんな展開があった記憶も無いが)。しかしアタックの途中で雨が降ったり路面が汚れたりした場合、どれほど待とうが以降の路面コンディションが回復することは有り得ない。つまり金曜に高いパフォーマンスを発揮した者の方が実は負うリスクは高くなるという、理不尽な状況になる。どうにも納得がいかない(今更・・・)。「いついかなる時も速い者が勝ち」という大原則を無視した方式には疑問符が付くし、早目にアタックすることを考慮した手抜きなども、やはり矛盾となってしまう。何故こんな方式になったのだろう。おかげでチャンピオン争いにも水を差した形となってしまった。興行側や糞フジには、お誂えかもしれんが。
決勝レース自体は確かに見ていてハラハラしたが、こんな形を望んだわけじゃない。もっと真剣勝負をお膳立てしてくれよ・・・。見所が小刻みに分散される形になったのは実に残念。直接対決とかだと盛り上がったんだろうが、ここはバリチェロが自分の仕事を完璧に遂行したことを称えるべきだろう。しかしクルサードがライコネンをサポートして順位を入れ替えた場合、やはりチームオーダーとして非難されるべきなのだろうか。ま、フェラーリ以外なら何やっても皆黙認するのかもね。
ミハエル・シューマッハーが何とか6度目の戴冠。一応全キャリアを見ているというのは幸運なことだと思う。もうどんな批判も無意味になるような偉業だけど・・・それでもアンチはいる。尤も、その見当違いゆえに、その存在は歴史には全く残らないものだが。
10月7日
少し前から、マスターグレード・ガンダムVer.Kaの作業を半年振りに再開した。明確なきっかけって何かあったかな・・・ああ、新しい接着剤と0.3ミリプラ板とプラペーパーを買ったんだった。とりあえず最大のネックだったディテールの作り起こしを、何とかクリアしてしまったので完成が明らかに近付いてしまった。それでもキット一体分の素組みなんざ遥かに超える作業量は残ってますけど。しかし春先に40日程かけて徹底的にいじくってたんですが、間を開けて見直してみると、問題点を消化しきれていない部分が多数出てきた。幸か不幸か、もう一段階突っ込む必要が見えたので完成品のレベルも大幅に上がる筈だ。今年中には何とか完成させたい所だ。
秋G1開幕、スプリンターズS。二年ぶりの中山だが変な感じがする。セオリーも何も無視して予想する。印は◎テンシノキセキ○ビリーヴ▲イルバチオ△デュランダル。ビリーヴはローテーションを、デュランダルは出遅れ癖を気にして印を下げています。買い目は三連複4頭BOXと本線馬連のみ。・・・結果として、もろ裏目に出た気が。やはり◎が速過ぎてはどうしようもない。しかし後藤が直線で馬込みに入れたのは大問題。関西の若手が出来たことがなんで出来ないのか。小一時間問い詰めものである。勝ち馬はお見事。馬体もメンバー中一番だった。叩き二走目なら、やっぱ出来は一番だよねえ(苦笑)。