2004年10月3日(日) みちのく一人旅。〜ルビコン川を渡れ〜  盛岡曇。花巻雨。仙台雨。寒い。天気予報によると、最高気温14℃。札幌最高15℃ なんですけど。またイジメですか?  日記。  すげー早起き。昨日予定を立てるのに時間をかけすぎたせいで、寝たのは午前1時過ぎ だったにも関わらず、5:30起床。もー勘弁してくれマジで。何がそんなにイヤなのよ、 寝てるオレ。一回腹を割って話そうぜ。  もちろん2時間半ほど予定よりも早起きなので、寝なおす努力もするが室外の冷気もあ いまって完全に眠気が覚めてしまったのでテレビでも見ながら時間を潰す。明日の行動を 考えたり。早朝、岩手朝日テレビで「キテレツ」を見た。すげーなつかしい。  そんなこんなで午前8時を回ったのでホテルについてるモーニングサービスとやらでタ ダメシを食いに行く。クロワッサンとコーヒー。少な!それから出発の準備をして9時ちょ い過ぎにホテルを出る。  まず最初にコンビニで追加のメシ代わりにパンとカロリーメイトと飲み物を買う。次に レンタサイクル屋に行きチャリを借りる。盛岡は見所が少し離れているので歩いて回るに は厳しいし、何より足の裏にやさしい自転車で。  予定では2時間弱かかるはずだったが幸か不幸か、少しも迷わず回れたので、開いてい ない建物もあったが開くのを待っている時間もないので省略。1時間強で回りきり駅へ向 かう。1時間も余った。  この空いた時間で仙台からの帰宅方法について比較検討し、シミュレーションを重ねた 結果、直で東京行きの新幹線で帰ることに決定。即切符購入。ただでさえはっちゃけたの だが、さらにはっちゃけて新幹線の指定席とっちゃったー! 稲毛まで11110円。 覚えやすい。そういや1110円の区間もあったな。というわけで帰りの足も確保したの で、仙台はそれなりにゆっくり回ることにする。  一段落ついたので、花巻へ向かう。一般には余り聞きなれない地名だと思うが、以前の 日記にも書いたようにここは自分のそれなりに尊敬する宮沢賢治ゆかりの地なのだ。前か ら一度は行ってみたかった。  花巻到着。雨。しかも強め。切符購入後、観光案内所に足を運び、ここでの動き方を相談。 当初はチャリで回る予定だったが、雨だったし。話を聞くと、地図上で見る以上に厳しい らしい。余裕を持って4時間も時間を空けたのだが、それでも足りないくらいだ。しょう がないのである程度しぼり、「宮沢賢治記念館」と「賢治の学校」の二箇所を見ることに した。早ければ1時間くらいで回れるらしいが、なにぶん雨が降っていることもあり、 足のダメージも考えるとこれくらいが限界のようだ。交通手段はとにかく本数が少ないし。 20分待ってバスで賢治記念館前に向かう。  すげー。めっちゃ感動した。なんつーかすげー。  興味ない人は全く面白くないと思うが、自分的には非常に興味深い内容ばかり。賢治の 学校も、賢治記念館もいい感じ。  やっちまった。大失敗。館内のビデオを鑑賞してたら寝ちまった。そのせいで乗る予定 だったバスに乗り遅れ、電車の時間に間に合わなくなってしまった。ここでついに最終手段を 行使。タクった。  うおー! 2020円もかかった! この旅で少しずつ安い方法を考えながら、100 円をケチる行動をしながら、たったこれだけですべてパー。一足早くはっちゃけすぎた。 つーか行きは100円バスで、帰りは2020円のタクシーってどういうことだよ!  こんなことなら仙台から北斗星に乗っちまうべきだった。16000円以上したけど。 すげー自己嫌悪。宮沢賢治好きなんだったら、ビデオ見て寝ちゃだめだろ。睡眠時間が短 かったせいもあるだろうけど。正直言って、日記書いてるのもつらい。2020円て。高 すぎだから。奮発して普通席の新幹線も指定席にしたのに。それでも600円くらいしか 変わらないんだぞ。なのにちょっとタクっただけで2020円て。バスなら100円ですよ。 なんで20倍もするのさ。競馬だったら結構な儲けになりますよ。もう言葉もない。 愚痴りまくったけど。  まあタクったおかげで、電車には間に合った。一ノ関を経由し、仙台へ向かう。移動中 の電車でガイドブックを眺めてたのだが、この一ノ関という駅もなかなかに面白そうな所 だった。むう。それにしても花巻から学生さんがやけに乗り込んでくる。休日出勤お疲れ様です。  うとうとしてたら一ノ関到着。もうあれですね。1時間切る電車はクソみたいなもんですね。 むしろ早すぎるって感じ? つーか寒い。夜になり、いっそう冷え込んできた。マジで上着 持ってきて正解だった。むしろ置いてきたトレーナー持ってくればよかった。こんなとき ドラえもんがいたら「取り寄せバッグ」で取り寄せるのに。つーかその前に「どこでもド ア」があるか。いーな、のび太。でも移動中の楽しみも苦しみも分からないんだから将来 はダメな大人になるだろうな。うん。やっぱりお前はジャイ子と結婚しろ。  とか仙台行きの電車を待っている間考えてました。くだらねー。あと一ノ関駅で、 一ノ関名物天ぷらそばを食った。はいまた嘘つきました。立ち食いそばです。370円です。 うるせーな。  仙台へ向け出発。うわ、2両だよ。東北地方の中枢都市に向かう電車が2両て。しかも 例によって乗客すくねーし。東北人住んでますか? それともみんなヒキコモリですか?  東京だったら今頃ラッシュアワーだよ。ま今日は日曜だけど。  1時間半後、仙台到着。仙台ちょーデカ!くりの頭の100億万倍くらいデカい!  いやそんなでもない。4倍くらい? ってくりの頭どんだけでけーんだよ! と脳内で一人 漫才を繰り広げながら駅を眺める。いやー、正直なめてました。友人・知人から「でかいよ」 と言われてはいたが、こんなにデカいとは。でも寒い。  余りのデカさにびびりながら、ホテルへ向かう。徒歩15分、と書いてあったがそんなに はかからなかった。仙台の駅前の大通りを通って、8時半ごろ到着。今日の晩飯は、外で仙 台の名物(牛タン?)でも食おうと思ってたが、雨なので中止。コンビニで仙台名物三色鶏弁 当を購入。ついでに朝飯代わりの仙台名物シャケおにぎりと仙台名物カロリーメイト、ウィ ダーin、サンドイッチ、仙台名物午後ティーを購入。はいしつこいですね。  あとは部屋でテレビつけながらのんびり過ごす。サッカー観戦。日本勝ったけど特にコメ ントはない。むしろ今日の日曜洋画劇場が火山高だという方が驚き。だいぶ前に私のメッチャ 愚兄、略してバカ(略しすぎ)にビデオをもらって放置してあるやつだ。別にいーや違うの見よ。 あ、西武がプレーオフの第一ステージを勝利した。よし、これで日本シリーズは中日vs西武だ。 あ? ダイエー? どこのスーパーですか? え? 球団? 知らないなー、そんなチーム。  今日もいつものように明日の予定を立ててから寝る。まー予定つっても午後3時までに駅 に戻るように仙台をぶらつくってだけだけど。見所次第で起床時間を変えるとしよう。 今日はこの辺で。  以上。 ---------------------------------- 2004年10月4日(月) みちのく一人旅。〜そして伝説へ〜  今日はゆったり9時起床。15:34の新幹線に乗れば直で東京。いやー、たけーけど 楽でいーわ。  昨日のうちに買っておいた朝メシ食って、10時前に出発。  まず今話題の宮城球場から行くことにした。市内を巡る観光バスは時間が分かっている が、電車の時間は不明だったため。まさか東北本線のように少ないとは思わないが……。  さすが仙台、仙石線の本数はそこそこ走っていた。少なくとも内房線よりかは多い。宮 城野原運動場(だっけか?)内にある、宮城球場を見学してからまた仙台にとんぼ返り。 単純な電車の時間だけなら往復10分なので交通の便的には悪くないと思うが、やはり テレビで見る以上にぼろっちい。改装、改築は無駄だろうと正直思う。駅から球場までの 道のりの途中にあの仙台育英があった。正式名称は仙台育英学園高等学校だった。へぇ〜。  仙台に戻り、周遊バスの切符を買う。まず瑞鳳殿という伊達政宗他を祀っているところへ。 戦国大名というには時期的にやや遅めの感もある(実際はどうなのか知らないけど)が、 自分としてはやはり一番好きな大名と言える。ちなみに同じくらい好きな武将はベタだけ ど武田信玄。ヒゲ最高。←嘘。つーか2人とも戦国武将を取り上げた学習漫画でうちにあ るやつだったりする。しかもこの2人以外はない。ってことは……?  そんなことはおいといて、サクサク回る。ぶっちゃけた話、他人の墓なんか撮ったって しょうがないし。資料館は興味深く拝見しましたが。そして再度周遊バスに乗り込み、 今度は青葉城址へ向かう。  残念ながら、戦災によって天守閣は失われたものの、石垣は残ってる(作り直した?)し、 護国神社はある(君が代にある「さざれ石」が置いてあった)し、時間もあるのでゆっくり と回る。雨は小降り。  途中、イスラエルのロシア人と知り合う。詳しく説明すると長くなるので省略。日本に は東北大学で行われているロボットのシンポジウムに参加する為に来たそうだ。発表もし たらしいのでもしかしてめっちゃ優秀な学者さんじゃないですか? 兄貴は医者だっつってたし。  まだ時間もあったので、2人で日本語と英語を交えて(つーかほとんど日本語で)会話し ながらぶらつく。といってもさすがにそんなに見る場所が多いわけでもなかったので土産屋 とかで「これはなんですか?」とかそういうやりとりしたりとか。秋田の竿灯について 聞かれた時は焦った。ふざけた祭りしてんじゃねーよ! と本気で思った。  この人すげー人だ! 数カ国語(ロシア語、英語、ヘブライ語、日本語……)をあやつり、 ドクター、つまり博士課程に進むらしい。なんか筑波大学に研究に来てるらしく、来年は 筑波大学で教鞭をとるそうだ。凄すぎ!  新幹線の時間が迫ってきたので、メールアドレスを交換して別れる。デジカメで撮った 写真を送ってくれるそうだ。この人と話して思ったのは、「英語全然話せねー!!」って ことだった。もうホントになんつーか自己嫌悪。ダメだ、オレは。  さらにこの人、近いうちにドイツ語も学ぶらしい。ロボット研究だからねー。そんで冗 談で「Ich liebe dich」って言ったら爆笑された。もうドイツ語知ってるじゃん!  別れを惜しみつつ(かなり嘘)、仙台駅到着。時間まで何だかんだいってまだ30分くら いはあったので適当にぶらつく。土産屋を冷やかしたり。いや、正直残りの金で土産を買 おうと思ったら、1500円しかないでやんの。車内で食う弁当(もちろん仙台名物 (本当)牛タン弁当)を購入したら、残金600円。帰りのバス代減らすと、450円。 うわ少な!というわけで泣く泣く土産はあきらめた。  乗る新幹線ははやて・こまち18号。なんと全席指定。すげーべ。おまえら庶民じゃ 一生乗らねーな、ふん。←かなり誇張気味。  仙台から東京まで1時間半。早! あっという間じゃん! 今までの旅がバカみてー に早い! 景色とかマジで流れてるよ! と、心は小学生的なリアクションをしながら 東北地方との別れを惜しむ。  東京駅到着。感慨にふける余裕もないまま、いつもの総武線、横須賀線直通乗り場に行く。 着いた時間が時間だったせいか、かなり混み気味。うっとうしい。東北のぶらり旅が懐かしい。 たった40分強の電車にも関わらず、ある意味では最も疲れた電車移動。人、人、人。 しかも隣の親父は挙動不審だし。  稲毛到着。着いて早々、深呼吸をし、身体中に稲毛の空気を感じる。雨のせいで湿って はいるが、いつもの空気だ。故郷の味がした。帰ってきた。俺は帰ってきたんだ。たった 一週間足らずの旅だったが、中国に留学に行った時以上に何故だか嬉しかった。故郷の空 気が懐かしかった。もしかしたらこの瞬間の為に人は旅をするのかもしれない。 ふとそんなことを思った。  バスで帰宅。帰ったら母親が寝てた。てめー6時すぎだぞ! オレの感動をどうして くれるんだ! しかも郵送した土産もう食ってるし! いーけどさ! ムカついた!  でまあなんだかんだと適当に寝る準備したりネットでメールチェックしたりニュースサイト みたりと時間を潰して寝た。このごちゃごちゃした部屋が、オレは大好きだ。  久しぶりになれた煎餅で寝ます。  以上。