わたくしめの読書歴
最近読んだ本から昔読んだ本まで、
好きな本から「そりゃねーよ」と思った本まで紹介していこうと思います
(漫画も含めて)


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「NP」 吉本ばなな

高校一年の頃にこの本を始めて読んで以来、夏が近付くにつれて読みたくなる一冊
一見健康そうだけれどかなり不健康な人達がたくさん出てくる。
この本も吉本ばなならしく、柔らかくてサラッとしているようで
黒くてどろどろしたものが煮えたぎってて、ブクッブクッって泡が浮かんできてる感じだよねぇ
でも相変わらず読後感爽やか。
この本はもの書きの偉い人達に言わせると表現が稚拙で、あまり評価されていないらしいけれど
わたくしめは好きです
今年の夏も多分読むでしょう


「ゲルマニウムの夜」 花村満月

浪人していたとき、赤本をといている仲間の片隅で読んで鳥肌がたちました
特にラスト近く、アスピラント教子が「全てを塞がれたいのです」とか言うところ
ちょっとわかる気がします


「江戸川乱歩傑作選」 江戸川乱歩

「やられた」って感じがしました、これ読んだ時。
小学校の頃、図書館に閉じこもって読んでいた「怪人二重面相シリーズ」が如何に偽物かを思い知ったというか。
この人、普段何を考えて生活していたのだろうか、すっごく気になります
「あー、今日の晩飯のおかずなんじゃろ」っていうのと同次元で、あんなにエログロなことを考えていたのかなぁ。
この短編集の中でも特に「芋虫」が好きです。好きすぎて、芋虫をモチーフにした絵まで書きました
機会があったらアップします。


「神様のボート」 江國香織

質素な綺麗さの中に一匙、狂気を混ぜました、という感じ。
これはこれで良いのだろうけれど
「小さな、静かな物語ですが、これは狂気の物語です。
そして、いままでに私の書いたもののうち、いちばん危険な小説だと思っています」
という本の帯にヤラレて、この本を手にとったわたくしめにとっては
ちょっと物足りない感が否めません
だって、狂気なんてほんのスパイス程度、隠し味なんだもの
どかんと狂気で大味なのもがっかりだけれどさ。
狂気をほんのりとうっすらとしか描かないことで
現実味が増すことは認めます
でも、控えめな狂気のさじ加減のおかげで保たれていたリアリティーが
ラストの展開で、ガラガラと音をたてて崩れていくとは。
わたくしめとしては、ラストに納得がいきません。


「Kの葬列」 楠本まき

漫画です
衝撃を受けました
今まで漫画を侮っていたわたくしめをお許し下さい、
と思いました
この話を漫画にしようとするのが、心底凄いと思う
漫画の表現の限界にチャレンジって感じ
そういう心意気、素敵です
この手の話がツボな人にとっては堪らないと思います
映画化されれば良いのに。。。