騎士の心 (前編)

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「サンドリアに帰ることになったわ」
「え!?」
「もちろんずっとサンドリアにいるつもりはないよ。一時帰国で、お父様とお話をするだけ。手紙じゃ埒があかないからね」
「あ~、なんだ。そういうことですか」
「それで…あなたについてきてほしいの。もちろんずっと一緒にいて欲しいなんてプロポーズみたいなことは言わないけれど」
「プ、プロポーズって…」
「でも教会の魔法には興味があるでしょ?一応私も国ではそこそこの身分だから紹介ぐらいはできるし、しばらく教会で修行してみない?」

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「やっぱり私は旅の占い師なんです。ここにいるとそれを忘れてしまいそう」
「でも、サンドリアの生活は悪くないでしょ!?私は…あなたにいて欲しいのよ!」
「ありがとう…でも、私はあなたと一緒にいると、心地よすぎてそれだけに満足してしまいそうなんです」
「満足ならそれで…」
「あなたは家族のためにサンドリアにとどまることを選択しましたよね」
「そうよ、それが悪いって言うの!?」
「私は…あなたのためにサンドリアにいるという選択ができそうにないんです。あなたに頼り切ったまま生きるわけにはいかないから」
「そんな、私はちっとも負担に感じてなんか!?」
「私の問題なんですよ…もっと自分を…そう、自分を、そして世界を見つけるために旅をしてきたのですから。それを終らせるわけにはいかないんです」
「ファピナナ…」
「ごめんなさい。私が…自分を見定められる日が来たら、もう一度…」
「…」
「もう一度、会ってもらえますか?」

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待ち合わせ場所に、彼女は巨大な盾と片手剣を背中にくくりつけて現れた。
後ろから見たら、盾が片手剣と寄り添って歩いているようにも見えただろう。
ジュノ港、サンドリア行き飛空挺乗り場の前。

ファピナナのその姿を見て、やっぱりあたしの目は点になってしまう。
隣にいたリンツァイスも同じみたいだ。

考えてみれば、彼女とはジュノ近辺でしか一緒になったことがない。
その時の彼女は、薄紫のローブと白いズボンをつけ腰の後ろにワンドをくくりつけていた。ごくごく標準的なウィンダス出身の魔道士の格好。
タルタルだから、自分が攻撃に参加することは考えていなかったのだろう。白魔道士が好んで使うハンマーや盾は持っていなかったはず。

ところが…
今の彼女は大きな騎士盾と片手剣、そして上にチュニックを羽織っているもののフードは下ろしているので、その下はご丁寧にもフル装備の鎧を着けていることがわかる。
しかもかなりゴツイやつ。
あたしとリンツァイスの驚きはもう表現しようがない。
いくら白魔道士が彼女の本職ではないとは言え、魔法学校出身のタルタル女性がこんな格好をしてるんだから。

…ちょっと待て、本職って…彼女の本職は星占術のはず。
白魔道士よりもさらに反対方向のベクトルよ!?

「ん?その格好で来たのか?」
スカイリッパーが驚きのまったくない声で訊く。
「ええ、今回はいつもと違って少人数ですからね。なるべく自分の身は自分で守らないと」
「一応戦士が二人いるんだがな?」
「でも、普段の大人数での行動とは違いますから。私も前線に参加したほうがいいのではないかと思いまして」
「それはそうかもしれんがな」
「凛々しく見えます~?」
ファピナナがくるっと回ってふにゃっと微笑んでみせた。
スカイリッパー、苦笑。

非常に和やかな二人とは正反対で、あたしとリンツァイスはまだ固まってる。
いやいやいやいや…先生の例もあるわ。それと同じようなものだと考えれば…
でも…こんな可憐な彼女がまさか…

容易には受け入れがたい目の前の光景。

「ビルルホルル先生が鎌しょって現れた時も驚いたけど…」
やっぱり全く同じことを考えていたようで、隣でリンツァイスがぼそっと呟く。
「それ以上の衝撃よね?」
あたしもうまく言葉が出ないままそれに同意した。

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あたしの名前はフェムヨノノ。タルタルの女の子。
職業は一応…中堅どころの冒険者。赤魔道士を生業としている。
バストゥーク生まれのバストゥーク育ち。私塾で魔法を学んで魔道士になった。

…25歳は女の子じゃないって言うな!!

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「どのぐらい前でしたか…一時期サンドリア教会にお世話になっていたことがあるんですよ」
それを聞いて、あたしは思いっきり顔をしかめてしまった。
「あんなところにいて、よく精神が無事だったわね?」
あたしの表情を見て取って、ファピナナはふふっと笑う。
「そうですね…テレポの魔法とドロガロガの背骨の関係はご存知ですよね?」
「うん。あたしなりにテレポ系について調べてみようと思って、ちょっと前に調査に行っていたのよ。分類上は一応強化魔法だからね」
こくんとうなずく彼女。曲がりなりにも彼女は魔法学校出身だ。
リンツァイスとスカイリッパーがこの場にいたら首をかしげるだけだったろう。

サンドリアに向かう飛空挺の甲板であたしとファピナナは話をしていた。
高度が高いし、サンドリアより北は非常に氷の精霊力が強い土地だ。どんどん寒くなっているのがわかる。
それでも世間はもう春。冬とはまた違った雰囲気の風があたしの髪を巻き上げた。
とっさに手で抑えたけれど、無駄な努力だった。

「あぁ、もう鬱陶しい!」
あたしはほつれた髪を一旦解くと、もう一度ポニーテールをまとめた。
「せっかくリンツに髪を綺麗に梳いてもらったのに、埃っぽくなっちゃうじゃない」

見るとファピナナはチュニックのフードでその蒼銀のおかっぱ頭を隠している…なるほど賢い。そのためのチュニックだったのかと思う。
船室内に入ればいいのかもしれないけど、ファピナナが春の香りを感じたいと言ったので、それに付き合っていたのだ。
彼女の格好についてもちょっと訊きたかったし。

「…でもサンドリア教会の秘術ですよね。どちらかと言えば神聖魔法の範疇に入れるべきかと思います」
「あたしの結論も結局それだったわ。そもそもスクロールだってほとんど手に入らないし、スクロールの書き方や魔法の原理なんて論外。イヤな感じよね」
「私は一応白魔法を学んだ人間ですから…何とかスクロールだけでももらおうと思って」
「え、じゃあ、あなたテレポが使えるの?」
あたしは驚く。サンドリアのアルタナ教団に帰依していない者がテレポのスクロールを入手するのはとても難しいのだ。
多くの冒険者は修道士の修行の手伝いをして、それが教団に対する貢献だと認められるらしいが…あたしはそんなのごめんだ。
ところが彼女は…
「ダメでした」
と、あっさりと否定した。肩透かしを食らったような気分。
「なんだ」
「人間って全く違った文化を強要されても受け入れ辛いんですよね。結局飛び出しちゃいました」
と屈託なさそうに答える彼女。教会の魔法には全く未練がないみたい。

「その代わりいろいろ本は読ませてもらいましたよ。ウィンダス流の星占術と各地の骨との関連性とか…」
「クリスタルラインと星占術の繋がり!?」
「クリスタルライン?」
「バストゥークでは各地の骨…の繋がりをそう呼称しているのよ」
「あ、そうなんですか」
彼女はぽんと手をたたいて納得した表情。
「で、何よそれって!?当然テレポの魔法とも関係あるんでしょ!?」
「えへへ、企業秘密ですよ~」

む~、専門は違うんだからちょっとぐらい…盗むわけじゃないんだし。

「それで…私をサンドリアへ導いてくれた一人の女性がいたんですよ」
その時、係員が甲板に廻ってきて、もうすぐ到着だということをふれて回っていた。
空の旅は存外短いものだ。早めに船室へ戻って荷物をまとめなおさないと。
「じゃ、この話はまたあとで」
それを聞いた彼女は笑うと階段の方へ歩いていってしまった。

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今回、あたしたちがサンドリアに向かう目的、それは30年前の調査隊の事件についての保管文書を見つけることだ。
この間スカイリッパーが受けたミッションを遂行する途中でその過去の事件を知ったあたし達は、真相を知りたいというスカイリッパーのためにいろいろと情報を集めていた。
普段、あたしやリンツァイスはスカイリッパーに荷物持ちをさせてしまっている。もちろん彼も嫌々やっているわけではないことはわかっていたけど、あたし達は彼に借りがあるということになる。
だから、彼に目的ができた今、それに協力してあげたいと思っているのだ。
もちろんあたしの生まれ育った国だ。あたし個人としてもとても関心がある。

スカイリッパー自身が提案した、ガルカの故郷であるゼブウェル島の探索。それももちろん重要な手がかりが見つかるかもしれない。
だけどあたしはあたしで文書を専門としている身であるわけだから、そちらの方面から攻めてみようと思っていた。
コネを使ってバストゥークの司書役にお願いしてみることも考えたのだけれど、それより先に引っかかった情報があったのだ。

それはリンツァイスがジュノの街で聞き込んで来た情報で、最近サンドリアの公文書保存担当の司書の文官が急逝し、代替わりが行われたらしいということ。
何でもその新しい司書官は元冒険者らしい。
頑固な年寄りの役人だったら公文書なんてとても見せて貰えないだろうけど、元同じ冒険者の若い人だったら何とかなるんじゃないか、とあたし達は考えた。

この情報、あいつは吟遊詩人の酒場で出会った若い女性から聞いたらしい。
あいつがその性格のおかげで色々な人と交友があるのは知ってる。
それなりに…その…美形なのも加わって女性に人気があるのだ。
別に愛想を振りまくなとは言わないけど、恋人がいることをきちんと自覚しなさいよ。あのバカ。
変な虫がつかないように見張っていなくちゃ。ナタリアに対してのせめてもの償いだ。

それで、スカイリッパーがこの間の占いのこともあり、サンドリア行きのことをファピナナに伝えたのだけれど、逆に彼女からお願いされてしまったらしい。
ラングモント峠の洞窟に取りに行きたいものがあるから、ついでに手伝ってくれないかということ。
どうせサンドリアに行くのだし、彼女の用事に付き合うのもいいだろう。ということで、あたし達は彼女と同行することにして4人でサンドリアに向かっているのだった。

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サンドリア港についたあたし達は、とりあえずドラギーユ城に向かうことにした。
基本的にサンドリアの政府関係機関はすべて王城の中に設置されている。
エルヴァーンの王族もなかなかご苦労なことだと思う。自宅に上がりこんで仕事をやられるんだから。
そんなくだらないことを話しながら王城の前についたあたし達は、とりあえず門番に話を通してみることにした。
「公文書保存担当の司書の方に会いたいのですが?」
そう切り出してみたものの、即座に返ってきた答えは予想通りのもの。
「他国所属の冒険者のような身分が確かでないものを取り次ぐわけにはいかん」
あたしは苦笑いしながら、身分保障について書かれた書簡を取り出しそうとした。
身分、つまり先生の弟子であることと政府の魔法関係の仕事をある程度やっていること、そしてウィンダスの魔法図書館目の院との共同研究をやっていることなどが記された先生直筆の証明書だ。
サンドリアで効力があるかどうかはわからないけど、あたしだってただの馬の骨じゃない。
リンツァイスのことはあたしの証明書の中に書いてあるし(あいつは身分的には一応あたしのお付なのだ)、スカイリッパーだってジュノ大使館付非常勤武官の身分証書がある。

と、懐に手を入れたときに、ファピナナがあたしを制して門番に話しかけた。
「では、その方への手紙ぐらい許していただけません?」
そういって彼女は封書を差し出してにっこりと微笑んだ。
タルタル女性の笑顔。エルヴァーン達にとっては、きっと愛らしい子供の笑顔に見えるはず…知っててやってるんだろう。意外にも卑怯な子だ。

「う…わかった。一応渡しておく。連絡先はどうする?」
門番もやられてしまったらしく、ゴホゴホと言う咳払いに混じって、そんな答えが返ってきた。
愛らしい雰囲気を漂わせるファピナナだからこそ成功する技だと思う。あたしだったらまず無理だろう。
「レンタルハウスで結構です。もしいなければ近くの酒場でご飯でも食べていると思いますよ」
そして彼女は、とどめの一言を発したのだった。
「それじゃお願いしますね、おじ様」

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「あなたがあんな手を使うとは思っていなかったわ」
南サンドリアの居住区入り口の傍にある酒場。あたし達はそこで晩御飯を食べていた。
料理はあらかた片付けてしまって、軽く炒って岩塩を砕いたものを振りかけた木の実をお摘みにしながら、サンドリア小麦で作った発泡酒をあおっているあたし。
普段は女の子らしく甘いお酒を好むのだけれど、今日はなんだか荒っぽいタイプのお酒が飲みたくなったのだ。
彼女の愛らしさにちょっと嫉妬してるのかもしれない。

「サンドリアのエルヴァーンの人達にはすごく効くんですよ」
彼女はブブリムグレープを醗酵させたものがメニューにあると知って喜んでグラスを抱えている。
「すごいねぇ、ファピナナさん」
「えへへ、そんなことはないですよ~。最初は私も不思議でした」
「ふ~ん、悪女になったってわけ?」
あたし、彼女に絡んでるみたい。別にそこまでショックというわけじゃないんだけど…どうしてだろ?
「以前、エルヴァーンの女性と親しくしていたことがあって、その人が教えてくれたんです」
「ははぁ、なるほど。同族の男性の事ならねぇ」
そこで黙々と酒を飲んでいた(こっちもあたしと同じ発泡酒だった)スカイリッパーが口をはさむ。
「リンツァイス、お前だって結構なものだろう。今回の情報だってお前が女性から聞きだしてきたわけだからな」
「ははっ、僕はそんなことはないよ」
「…こっちは自覚してないのか」
ため息をつきながらあたしの方を見るスカイリッパー。
あたしは首を振ってそれに答えた。
こいつの場合、自覚してないからこそその効果が大きいのだ。

「それでそれで? そのエルヴァーンの女性って?」
「それがですね~…」
リンツァイスの更なる問いかけに彼女が答えかけたところで、スケイル系の鎧をつけた武官らしいエルヴァーンの男性がドアを開いて入ってきたのが見えた。
「ファピナナという名を名乗っている冒険者はいるか?」
開いたままの扉の前で、鋭い眼光で酒場全体を見回しながら、低い声で不特定多数に問い掛ける。
「あ、はい、わたしですけど…?」
彼女がひょっと手を上げる。
「司書官殿からの返答だ」
役人にしてはずいぶん早い返答だ。もっと時間がかかるかと思ってたけど。
「ありがとうございます」
彼女はトコトコと武官の前に出て行って、手紙を受け取…ろうとしたけど、胸の前に出されてはエルヴァーンの方がしゃがんでくれないと無理だったようだ。
彼に悪気はないだろう。ついついいつもの癖で、文書を渡すときの礼儀作法に基づいた位置に封書を置いていただけだから。
それに気がついたらしく、ちょっと苦笑して彼女手の届く位置に手紙を持っていってくれた。
「ありがとうございます」
彼女は再び御礼を言うと、ウィンダス風のお辞儀をする。
「では失礼する。皆さんお楽しみのところをお邪魔して申し訳なかった」
最初の声よりも幾分柔らかい声でそう言って、その背の高い武官は出て行ってしまった。

これだけ世界が縮まっても、彼らのエルヴァーン至上主義とも言える保守政策はいまだに続いている。
そう考えれば、さっきの武官の態度はなんともそっけなく見えるかもしれないけど、あたし達タルタルにああいう風に接してくれるサンドリアの役人なんてたぶん希少だと思う。
でも何かもやもやする感じがある。
入って来た時よりも出て行った時の方が柔らかい感じだった。
…彼女だったから?

ファピナナが封を切って中の便箋を読み始める。
さっと目を通したあと、ぽろっと漏らした。
「私は役人だ、か…あの人らしい」
懐かしむような、そんな笑顔。

「どうしたのさ、ファピナナさん?」
「どういうこと?司書官を知ってるの!?」
あたしとリンツァイスがびっくりして声を出した。
ファピナナは封筒に便箋を戻すと、チラッとスカイリッパーを横目で見て、そして話し始めた。
「私が先ほどお話したエルヴァーンの女性、その方が現在の司書官なんです」
「「へ?」」

「お前。。。それを利用して?」
スカイリッパーがうめく。
「あ、誤解しないでください。私もそろそろ彼女とお話がしたいと思っていたので渡りに船だったんですよ。決してスカイリッパーさんのために無理をしているわけじゃないですから」
慌てて彼女が付け加えた。
スカイリッパーは渋い顔でうなずく。
「それならばいいのだが…」

「彼女からの手紙には、私であることを証明するものを持ってきなさい、そうすれば信頼してお会いしましょう、と書いてありました。というわけで、明日なんですけど。ラングモント峠に私が昔封印した、私を証明するとあるモノを取りに…」
「…予定通りということか?」
「そうなりますね」
あたしとリンツァイスはポカンとしてる。
…それで今回ファピナナは付いてきたんだ。

彼女はあたしとリンツァイスの方を向いて、
「そういうわけなんです。私も彼女に会いたい気持ちがあったので…明日はよろしくお願いしますね」
そう言ってぴょこっと頭を下げて来た。
「あ、いやぁ…こちらこそよろしくねぇ」
「なんだかこっちが手伝ってもらっちゃうのに…」
「お互い様です~」
彼女はまた、ふにゃっと笑顔を見せてくれた。

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夜中に目が覚めてしまった。
お酒を飲んだ時はいつもこうだ。

自分の意識を確認する。
大丈夫。酔いは残っていない。明日はまともに働けそう。

ふと自分自身への疑問が頭に浮かぶ。
なんで今日はファピナナに絡むような気持ちになっちゃったんだろ?
司書官からの手紙の登場でなんかぼやけてしまったけれど、あたしは明らかにもやもやした気分だった。

あ、そっか。ファピナナがもてるから…
彼女の愛らしい魅力は異種族にも伝わる。そしてそれをうまく利用する彼女。でもそれは決して嫌味じゃない。
「嫉妬よね…これは」
と一人ごちてみる。
そう。あたしにはヒュームやエルヴァーンの男性達に通用する魅力がない。
それはある意味当然だと思っていたのだけれど、ファピナナはきちんとそれをもっている。

…もしかしたら、あたしはタルタルだということで自分を納得させているのかもしれない。
ナタリアはヒュームだから、そういうことに関しては彼女には負けて当然だと。
そのくせ姉弟でパートナーというポジションを保つことで、ナタリアに対して優位を築こうとしている。
あたしだって努力すれば…

違う違う違う。そんなはずはないじゃない。
あたし達はずっと一緒なんだ。魂の半分は同じ。ナタリアのような関係とは根本的に違う…
変な考えを追い払おうと頭を一振りして、あたしはもう一度布団を頭からかぶった。