old↑new↓ もうずっと忘れようかと思っていて、なのに会いたくなった 折に触れて思い出す どんなに悲しいことでもまだきみのほうが勝ってて 知ってる嘘のどれよりも、きみのほうがずっと優しい 誰にも言わずどこまでも広がっていく だから歩くうちに駆け出してしまう 伝えられたらいいのに 脱ぎ捨てて飛び込んでしまう 届いてくれたら 無邪気には戻れないのに 逃れられない速度で過ぎ去ったあの日々を さらって わらって 夢に見るんだ たいせつで ときに いつか うしなわれるのがきせきだとしても 気に入ってるのはきみがいたはずの木漏れ日 誰もいらないことに自由を信じていた 知らぬふりで閉じこもっていた ほんとうはいたいことには目を背けていたい いつもどおりのまま 溢れ出すカーステレオは感情の代わり 窓の外は静かに揺らぐ夜道が飲み込むらしい 吐いて捨てられるほどにはない悲しさに笑って いたはずのきみがいないことをもういちど知る けれどそこに何の変わりもないから 寂しさでついつい呼んで気がふれるほど物憂げな月で 感傷をいとも脆く砂にしてしまった