Movie

ここでは私が見た映画の感想を私が感じたとおりに書いていきます!

映画を見た日 作品名 No
1月 2日 サウンド・オブ・ミュージック 38
1日 菊次郎の夏 37
11月 13日 アナライズ・ユー 36
11日 座頭市 35
9月 27日 イージーライダー 34
20日 耳をすませば 33
18日 マトリックス 32
7日 市民ケーン 31
5日 宋家の三姉妹 30
8月 ?日 踊る大捜査線〜themovie2〜 29
13日 みんなの家 28
7日 ストレイト・ストーリー 27
7月 ?日 ボウリング・フォー・コロンバイン 26
?日 チャーリーズエンジェルフルスロットル 25
1月 5日 自転車泥棒 24
12月 31日 ジョンQ 23
30日 アメリ 22
27日 LoveLetter 21
10月 GO 20
9月 運動靴と赤い金魚 19
ピンポン 18
竜馬の妻と夫とその愛人 17
スパイキッズ2 16
ルートビィヒ〜神々の黄昏 15
8月 セントラル・ステーション 14
トータル・フィア−ズ 13
海の上のピアニスト 12
4月〜7月 グラディエーター 11
カサブランカ 10
レ・ミゼラブル 9
アイ・アム・サム 8
パニック・ルーム 7
ライフ・イズ・ビューティフル 6
ビューティフル・マインド 5
友へ(チング) 4
ハリーポッターと賢者の石 3
メリー・ポピンズ 2
パール・ハーバー


サウンド・オブ・ミュージック  これは私が幼稚園から小学校低学年の頃大好きで何度も何度も繰り返し見ていた映画。今回、泊まった温泉にたまたまビデオがあったため懐かしんで見た。音楽や楽しい場面ばかりが記憶に残っていて全体としてのストーリーは全く理解していないことが分かった。
 ナチスに反発する愛国家のトラップ大佐とその子供7人、そこに家庭教師としてやってくるマリアの物語。トラップ一家に音楽と明るさを取り戻させたマリアはトラップ大佐と結婚し幸せいっぱい。と思ったらナチスに反発する一家はオーストリアを逃げ出さなければならなくなることに・・・。
 小さいころはナチスも知らず、何故逃げるかも分かっていなかったけど、こういう話だったのだと分かった。音楽がストーリーに溶け込んでいるためミュージカル映画特有の「え!こんなところで歌いだすの?!」というのがなくてとてもいい。やっぱり大好きな映画だ。とても楽しい時間だった。
菊次郎の夏
(ビートたけし/関口雄介/岸本加世子/吉行和子/細川ふみえ/井出らっきょ)北野武監督
 浅草で祖母と二人で暮らす少年・正男の友達達は夏休みが始まると家族で出かけてしまい、正男は孤独感を募らせるが、音信不通だった母親の手掛かりを見つけたことから、母に一目合おうと決心する。行きがかり上ちょっとヤクザなおじさんが正男を連れていってくれる事になったのだが・・・こうして天衣無縫なおじさんと孤独な少年との奇妙な旅がはじまった。北野武監督が彼のギャグを随所にちりばめたロードムービー。

 おもしろかった。アホなギャグがいっぱいで笑えた。海辺でのデブのおじちゃんとはげのおじちゃんとのキャンプとか、かなり好き。久石譲の名曲も全編に渡り織り込まれ情感を出していた。
アナライズ・ユー  ”9・11テロ事件後、被害の爪あとが色濃く残るニューヨークで、いち早く撮影が開始され、現地に明るい笑顔と元気を取り戻させた本作『アナライズ・ユー』は神経症持ちのマフィアのボスと気弱な精神分析医のおかしな交流を描いて大ヒットした『アナライズ・ミー』の続編だ”
 という紹介文が書かれていた映画でしたが、はっきり言って面白くありませんでした。もう少し意味のある映画を作ればいいのに・・・と思ってしまいました。NYが舞台であるだけで、単なる軽いコメディです。コメディといっても笑えません。座頭市のほうがよっぽど笑えました。でもテロ直後のNY市民をコメディで癒そうと思ったのかな。何も考えず、半分寝ながら見れる映画でした。
座頭市  座頭市は盲人のふりをしているあんまである。銀蔵と扇屋が牛耳る町にふらりと立ち寄った座頭市は・・・とあらすじを書こうとしましたがやめます。
 面白かったので見てみてください!!浅野忠信はかっこいいです!ラストは爽快です!!ギャグもところどころでつぼを押さえて散りばめられているので、楽しめます!ただ一つ気になったことは・・・痛いはずのシーンなのに、あまりにも簡単に斬ってしまうので痛みをあまり感じません。ブラザーの時も感じたけど、タケシの映画はあまり痛みが伝わってこないように思います。
イージー・ライダー
(ピーター・フォンダ/デニス・ホッパー/ジャック・ニコルソン)デニス・ホッパー監督
1969米
 自由の国アメリカで、バイクにまたがり旅を続ける主人公二人。旅の途中で出会う人々との交流を通してアメリカを深く知っていく・・・。
 ステッペン・ウルフの「Born to be wild」をBGMに、二人が広大な大地の中どこまでも続く道をバイクで飛ばすシーンはとてもかっこよく、物語の最初から興奮した。男だったらバイクに乗りたかったと強く思った。
 この映画は60年代のアメリカの若者文化をとても良く表しているらしい。この映画を見て自由の国アメリカやバイクに憧れた日本人も多かっただろう。(今の私も。かなり憧れた。)でも実際には自由に生きることができる場所なんてない。アメリカにもなかったのだ。そのことをこの映画は最も言いたかったのではないかと思った。
 ジャック・ニコルソンがデニス・ホッパーに対して言う台詞、「君が怖いんじゃない、君が象徴する自由が怖いんだ」がとても印象的だった。アメリカ人は、自由を求めながら、本当に自由に生きようとする人に対しては冷たい。排他的で異質なものには容赦しない。それがラストの悲劇につながっている。
 自由って何だろう?本当の自由は存在するのか?ということをこの映画は観ている人に問い掛ける。人間は人間社会の中でしか生きていけない。だから本当に自由になんて生きることができないと私は思った。
耳をすませば
1997日
 少女マンガチックな青春映画でした。前向きで爽やかな後味が残った。電車の中から見える景色など、日本っぽいというか家の近所に似てるというか、うまい!と思った。アニメもたまにはいいですね。綺麗。中学生ってちょうど人生について考え始める時で、私も悶々と苦しんでいたころもあったなぁなんて懐かしく思い出した。
 でも現実にはこんな一生懸命に目標に向かって頑張れる子なんてほんのわずかで、むしろありあまってるエネルギーの発散の仕方がわからなくて困っている子がほとんどだと思う。だからこそ、あえて前向きさを前面に出したこの映画は人々の心に深く残るものがあるのかもしれない。
マトリックス
(キアヌ・リーブス/ローレンス・フィッシュバーン)ウォシャウスキー兄弟監督
1999米
 最初から中盤まではなかなか哲学的なテーマで進み、最後はCG使いまくりの主人公の覚醒。ただのアクション映画だと思っていたので予想よりとてもおもしろかった。が、完全には理解できていないのでもう一度じっくり見てみたいと思った。
市民ケーン
(オーソン・ウェルズ主演・監督)1941米
トンプソンという記者がケーンの最後に残した言葉「薔薇の蕾」の謎を解くべくケーンを調べる。栄華を極めたケーンではあったが彼は孤独な人物であった。幼い頃に母親と別れ、二度の離婚、最期まで孤独だった。この映画は物質的に豊かであっても愛がなければ惨めだということを言いたかったのだろう。薔薇の蕾の謎はまき戻さなければ理解できなかった。白黒の映画でたんたんと話が進み、多少退屈したが名作ということはなんとなく納得できた。
宋家の三姉妹
(ミシェル・ヨー/マギー・チャン/ヴィヴィアン・ウー)
メイベル・チャン監督
1997日・香
 今世紀初頭の中国。裕福な宣教師の家庭に生まれ育った3人の姉妹の内、ひとりは革命家・孫文の妻となり、ひとりは孔子の末裔である大富豪の妻となり、ひとりは青年将校・蒋介石の妻となる。それぞれ別々の道を歩み、時に反発し、時にかばい合う姉妹の姿を通し、激動の中国近代史を描いた歴史大作。
 おもしろかった。姉妹それぞれの立場や価値観、家族愛・・・。複雑に絡み合って歴史が動いていく。こんな姉妹がいたことすら知らなかった私。びっくりしました。でも歴史って人が動かしていくものだし、こういう例はほかにもあるのではないかと思った。こうやって歴史の動きを見るとすごくおもしろい。受験勉強をしている妹にも教えてあげよう。
踊る大捜査線
〜themovie2〜
つまらない。かなり要注意!!!なんでこんなに流行っているのか理解できない。前回の映画やドラマのほうがよっぽど面白かったと思う。設定に無理があるし、話がでかすぎる。ありえないと思う状況がしばしば出てくる。わざとらしい。。。。って言い過ぎたかも。いや、でも映画館で見るのはもったいないからやめた方がいいよと私は言いたい。
みんなの家
私は『ラジオの時間』のほうが面白かった。でもまぁまぁ笑えた。へこんだ時はこういう何も考えず笑える映画を見よう。
ストレイト・ストーリー
(リチャード・ファーンズワース/シシー・スペイセク/ハリー・ディーン・スタントン)デビッド・リンチ監督 1999 米
じんわり感動するロード・ムービー。老人役リチャード・ファーンズワースが長年会っていない兄に会いに行くためにトラクターに乗って何日間も走りつづける。こういう映画はいいですね。綺麗な景色と旅の途中で出会う優しい人たち。かっこよくて可愛い、いいキャラをしたおじいちゃん。なごみました。
ボウリング・フォー・コロンバイン
マイケル・ムーア監督・脚本
 2002年カンヌ国際映画祭55周年記念特別賞。アメリカのジャーナリスト、マイケル・ムーアがマイク片手に突撃アポなし取材という独自のスタイルで、コロンバイン高校銃乱射事件を入り口にアメリカ銃社会を斬っていく。
 ドキュメンタリー映画ということも知らずに見に行ったが、テンポよく全く飽きさせないながら深く考えさせられる良い映画だった。なぜアメリカでは銃犯罪が飛びぬけて多いのだろうか。暴力の歴史があるから、人種のるつぼだから、暴力的な性質を持っているから、ゲームが盛んだから、、、等の様々な仮説を立て、本当にそんな理由からなのか?ということを考えていくところが印象的だった。暴力の歴史は世界中どこにでもある。多様な人種がいるのはカナダも同じだけどカナダには銃犯罪はあまりない。ゲームは日本の方が暴力的。。。
 結局、アメリカは国民の恐怖心をあおり、消費をさせたり、戦争を起こそうとさせたりする社会だから銃犯罪がなくならないのだ。NRA(全米ライフル協会)の政治的な力ももちろん大きいけど、それも支持する国民がいるから起こっている現象なのだ。
 メディアの煽動、政治家や圧力団体の演出・・・そういうものになんとなくついていっている人が多いところ、銃社会の原因を何か(例えばマリリン・マンソン)に押し付けることによって片付けようとし、自分達の問題として国民一人一人が考えないところに問題があるのではないだろうか。これは日本社会にもおおいに当てはまると思う。例えば少年犯罪。ゲームのせいだ、最近の親は未熟だから、教育が悪いから、、、、なんて理由を何かに押し付けようとしているような気がする。こういう社会になったのは国民みんなのせい。原因は複雑に絡み合っているんだから、社会問題は簡単に解決するわけない。みんなが意識して考えていかないと変わらないと思う。それなのに政治に関心を持たなかったり、何かあると政治家のせい、行政のせい、と批難ばかりする人は多い。自分達自身で責任を持って政治家を選ばなければならないし、社会に関わっていかなければならないのにそれを忘れている人が多いのではないだろうか。
 なんて、話はそれたけど色々と考えさせられました。
チャーリーズエンジェルフルスロットル
キャメロン・ディアス /ドリュー・バリモア /ルーシー・リュー /デミ・ムーア /ロバート・パトリック )2003 米
初めて映画部に参加。久々の映画館で嬉しかった。でも内容は・・・あまりおもしろくなかった。単純なアクション映画。迫力にかけるし、スタイルのいい女の子3人が自己満で楽しんでいるようだった。まぁかわいいからいいか。特に心に残ったことはことはなかった。
自転車泥棒
(ランベルト・マジョラーニ/エンツォ・スタヨーラ)ビットリオ・デ・シーカ監督 1948 伊
 第二次大戦後のイタリアで貧しい暮らしを余儀なくされる人々。この映画の主人公は2年待って手に入れた仕事が、1日で自転車を盗まれたためにできなくなってしまう。自転車泥棒を捕まえようと街じゅうを息子とともに駆けずり回る。やっとのことで犯人を見つけても証拠不十分で何もできない。街に、市場に、自転車はあふれているのに貧しいがゆえに手に入れることはできない。 
 せっかく手に入った仕事を逃したら今日食うお金にも困ってしまう。なんとかしなければならないのにどうすることもできない。ついに父は自ら自転車を盗んでしまう。しかしたくさんの人に追いかけられて捕まってしまい、息子の前で情けない姿をさらすはめに・・・。さんざん罵られ、父は息子とともに歩いていく・・・。
 これで終わってしまうこの映画。少しでも希望を持たせてラストにしてもらいたかった。つらすぎた。貧しい人がいる一方でレストランで豪快に食事をしている家族のように裕福な人もいる。貧しい人は日々の生活で精一杯で、みんな必死だ。誰が悪いことをしてもおかしくない。こんな環境におかれたら誰だってこの映画の主人公のように理性や誇りを捨てて本能にしたがってしまうのではないだろうか。やはり貧困は悪だ。ヨーロッパもこんな時代があって、これを乗り越えて豊かになったんだなぁと感じた。
 ラストのシーンでは、それまでずっと手をつないでいなかった父と息子が手を繋いで歩いていった。この手を繋ぐシーンがとても印象的。最初から最後まで重い気分だった私に少しは救いをくれるシーンだった。
ジョンQ
2002 米
 こういう映画がもっと作られるべきだと思う。アメリカの保険制度は貧しい人にとって冷酷だ。保険って社会全体を全員で支えあうためにあるもので、経済的に苦しい人にこそ保険金を出せるような仕組みを作るべきなのではないか。
 少子高齢化が叫ばれ、医療費の増大と保険料の減少が問題視されているが、貧しい人のためのセーフティネットは必要だ。
 この映画を見たのは12月31日だけど、今書いているのは8月12日。先日、社会保険庁の方とお話をした時に、「君は貧しい人を助けたい気持ちが強いようだけど、社会保険とはそんなものじゃなくて、働かないで保険料を納めない人は、うちにとって迷惑な存在なんだよ」って言われた。確かに。ただ、私はやっぱり裕福な人は貧しい人のために何かしてもいいんじゃないの?って思う。
 この間、ホームレスにスープを配るボランティアをした時に、毎日ハローワークに通い一生懸命仕事を探してるのにどこも雇ってくれなくて新宿の都庁の付近で暮らしているおじさんに会った。今までホームレスと話をしたことがなかったからわからなかったけど、一口にホームレスと言ってもすごく色々な人がいる。確かに自由がほしいからと言ってなまけているだけの人もいる。でも毎日頑張って仕事探しているのになかなかうまく行かない人もいる。そういう人はだんだん「俺はだめなやつなんだ」って無気力になって、もう死ぬのを待っているだけのようになる。
 今の日本にはそういう人がいっぱいいる。「なまけもの」「はたらけ」と言ったって解決しない。この問題は難しすぎる。私にはどうしたらいいのか分からない。だって貧しい人もそれなりの暮らしができるなら働かないでなまける人が増えてしまう。
 あ、保険の話からそれてしまった。私の考え方って偏ってるかも。ちゃんとした知識を得てからコラムでも書こうかな。
アメリ
ードリー・トートゥー/マチューカソビッツジャン・ピエール・ジュネ監督 2001 仏
 とーっても良かった!!!テンポが良くて、可愛くて、アメリの世界にぐんぐん惹きこまれる。小さな幸せが散りばめられていて、ついつい笑顔になってしまう。これ見てない人は、ほんとにほんとに、見るべきです。今日は12月30日で今年ももう少しでおわってしまうけど、2002年に見た映画でダントツ1位でした☆
LoveLetter
(中山美穂/豊川悦司/酒井美紀/柏原崇)1995 日本
 神戸に住む渡辺博子(中山美穂)は、山で遭難した恋人・藤井樹のことが忘れられず、寂しさと懐かしさで樹のかつての住所に手紙を出す。すると今はもうないはずの住所から返事が返って来た。それは藤井樹でも同姓同名で、中学の同級生である女性の藤井樹(中山美穂=2役)からだった。そこから博子と樹の文通が始まり、中学生である女子の樹(酒井美紀)と男子である樹(柏原崇)の思い出が蘇っていく。。。。というドラマチックな映画。
 美しい雪景色の中での中山美穂の見せる切ない表情や演技はとてもきれい。中学時代の恋の様子もとても可愛くて心があったかくなる感じだった。偶然に始まった文通から藤井樹は同級生の同姓同名の彼からの想いを知ることになり、過去の恋が現在になって生を帯びる。また、樹の父が風邪をこじらせて亡くなったことで風邪に敏感になる樹の母が、樹が熱を出した時、吹雪の中病院までどうやっていくかということで葛藤し、結局お祖父さんがかついで走るシーンなどこの映画では「生」を意識させられることが多い。
GO
(窪塚洋介/山崎努/柴咲コウ)
2001日本
 主人公である杉原、通称クルパー(窪塚洋介)は高校3年の在日韓国人である。中学までは朝鮮学校に通っていたが、開かれた世界を見るために高校から日本人学校に通った。高校では周りから差別を受け、喧嘩にあけくれる日々であった。私はこの映画を見て国籍や差別について考えた。彼は日本で生まれ、日本で育った。普通の日本人の高校生と実質的にはなんら変わらない。しかし国籍が韓国であることで「血が汚い」などと罵られたり怖がられたりする。
 現在ではこの映画の状況ほど差別が残っているとは思えないが、日本人の心には少なからず朝鮮人や中国人をさげすむ見方が残っていると思う。私はこんな差別受けたくないし、したくもないと強く思う。しかし、夏に行ったヨーロッパ旅行でヨーロッパ人に中国人や韓国人に間違えられるとなぜか腹が立ったことを思い出し、私の中にも差別の心があると思った。ドイツに住む日本人の友人は間違えられると腹が立つという話を同居人であるドイツ人の女の人にすると、「そういう考え方は差別的だ」と怒られていた。
 逆に、パリでは見るもの何もかもが綺麗でここに住みたい、と着いた直後は心から思っていたが、3日もたつとフランス人の偉そうな態度に馬鹿にされているような印象を受け、やはりここで暮らすのはイヤだ、と思った。
 ヨーロッパという異国に身を置いて国籍による差別を少し感じ、悲しくなったのを思い出すと、この映画の主人公の気持ちは察するにあまりある。彼は旅行ではなく、普段の生活の中で、ひどい差別を受けているのである。
 彼の父の秀吉(山崎努)は在日朝鮮人2世で、幼い頃からクルパーにボクシングをたたき込み、「自分の腕を一周させて描く円の中に入ってくるやつだけ相手にしろ」と教えた。つまり彼は差別を受ける境遇に生まれた息子が傷つかないように、負けないようにと考えていたのである。しかしクルパーは「そんなのかっこ悪い。もっと大きい世界で生きる」と言った。「国籍ってなんだよ?名前って意味があるのか?俺はなんなんだ!」と叫ぶクルパーは文句なしにかっこよかった。
運動靴と赤い金魚
(マジッド・マジディ監督)
1997イラン
<あらすじ>主人公の少年アリは修理したばかりの妹の靴をなくしてしまう。貧しい家のため兄弟には一足ずつしか靴は与えられていないし、家賃滞納で大家に苦しめられる両親に兄弟は言い出せない。そこでまず妹のザーラがアリの運動靴を履いて学校に行き、下校途中で履き替えて次にアリが学校に行くことにした。ザーラはぶかぶかで汚い兄の靴を嫌がるが、心優しい子なので親にも言わずに毎日走って帰る。ある日、アリはマラソン大会で3等になれば賞品で運動靴をもらえることを知る。ザーラのためにアリは必死に走るが・・・。

<感想>と〜ってもいい映画!ストーリーはわかりやすい話だが、伝わってくることはたくさん。まず、貧しい生活の中でも互いを思いやる兄弟愛、家族愛。なくなったザーラの靴を他の女の子が履いているのを見て返してもらおうと家を訪ねても、その女の子の父親が盲目であり自分達より苦しい生活をしていると思うと無言で引き返す二人の優しさ。父親の、貧しいながらも一生懸命働き、家族を思いやり、近所の老人に夕飯を分ける優しさ、誠実さ。映像もとても素敵だった。イランには正直言って怖いというイメージがあったけど、この映画を見てそれは思い込みだったと反省した。貧富の差は相当激しいが、貧しくても子供は学校にきちんと行くし(就学率100%)、厳しい教育を受け、たくましく、明るく生きている。子供二人は本当にかわいい。この二人を通してイランの様子も分かる。貧しい家の暮らし、裕福な家の町並みや学校、イスラム教が生活に深く根付いていることなど。
兄弟二人と父親の演技は素晴らしく、終わり方も非常によくできていて、爽やかな後味が残った。
ピンポン
(窪塚洋介/ARATA/サム・リー/中村獅童)2002日
<あらすじ>「この星の一等賞になるんだ、卓球で」と言うペコ(窪塚洋介)と「卓球は人生のひまつぶし」と言う笑わないスマイル(ARATA)。幼い頃から苛められッ子スマイルのヒーローだったペコだが、スマイルが勝ったアクマに負ける。(つまり、スマイル>アクマ>ペコという関係になった。)ショックのペコは卓球から一度離れたが、アクマの言葉で心を変え、努力を重ね、一等賞を目指し続ける。松本大洋原作の漫画の映画化。

<感想>漫画をちょっと読んだことがあって、好きな話だったので映画は絶対見たい!と思っていた。見たら、かなり良かった。窪塚嫌いの人や原作に思い入れがありすぎる人はダメかもしれないけど、スポーツをやったことがある人なら誰でも登場人物の誰かに感情移入できるだろうし、爽やかな気分になれる。登場人物どの人も魅力的。見たら元気になれる感じの映画です。アツイ!!
ルートビィヒ
〜神々の黄昏

ヘルムート・バーガー/
ロミー・シュナイダー)ルキノ・ヴィスコンティ監督 1972年,伊,仏,西独

ルートヴィヒ2世は1864年からバイエルン(現在のドイツ南部)の国王であった。芸術に高い関心を持ち、ヴァーグナーの音楽に魅了されていた。彼は芸術を愛するあまり、ヴァーグナーのためにオペラ劇場を建設したりミュージカルの俳優に特別な計らいをしたりした。(ヴァーグナーや俳優はそんな王を利用して好きなだけお金を得ようたくらんでいたのだが。)バイエルンは同じドイツのプロイセンとの戦争に敗れたため莫大な賠償金を抱え、財政難だったのに、王は戦争や外交には興味を持たず芸術に国費を注ぎ込んだ。
 当然、政府の方から国王を追放しようという動きが出てきた。彼は「精神的な障害あり」と判断され身柄を拘束される。そのまま彼は生涯を閉じた。
 ルートヴィヒは決して悪い王では無かった。王としての資質も持っていないわけではなかったと思う。しかし、彼は国王としての意識に欠けていた。芸術に傾倒し、立派な城を建て、贅沢な生活をした。戦争を嫌い、前線で必死に戦っている軍隊に対して言葉をかけることもなかった。
 私はこのような国王に同情してしまった。王としての地位に生まれたばかりにこのような生涯になってしまったのだ。文学や芸術を理解し、戦争を嫌うことは間違っていることではない。むしろ素晴らしいことだ。が、彼は国王として、その自分の考え方を表現する方法を誤っていた。戦争が嫌いだからと言って戦地に赴かない、何も指揮しない、というのは一国の王として自覚が足りないと言わざるを得ないだろう。芸術を愛し、芸術活動の活発な国にしたいならヴァーグナーを手厚く保護するより国民が芸術を重視するようなほかの制度が考えられたのではないだろうか。
 王として生まれたから、批判を受け、最期には自殺か他殺かわからないような死に方になってしまった王を少し哀れに思った。
セントラル・ステーション
フェルナンダ・モンテネグロ/ビニシウス・デ・オリベイラ/マリリア・ペーラ)1998ブラジル
<あらすじ>リオの駅で代筆屋を営むドーラ(フェルナンダ・モンテネグロ)のところに、一組の母子が手紙の代筆を頼みに来る。それは遠く離れた場所に住むアル中の父に向けての手紙だった。ドーラに頼んだ直後、母親は息子ジョズエ(ビニシウス・デ・オリベイラ)の目の前で交通事故に合い、亡くなる。一人残されたジョズエは途方に暮れ、駅で寝起きをする。ドーラはジョズエを彼の父の所まで連れて行くことにする。ブラジルの美しい景色をバックに、旅を通しての少年と中年女性の心の交流が描かれている。

<感想>いい映画だ〜!ドーラは初めはちょっと冷たく、怖いおばさんだったけど、本当は優しくて心暖かい人なのだ。ジョズエは生意気だけど次第にドーラに心を開き、2人の間には友情のようなものが生まれていた。ドーラが単純に”いい人”じゃない所が人間くさくてとてもいい。
トータル・フィアーズ
(ベン・アフレック/モーガン・フリーマン)
<あらすじ>CIAの新米分析官(アナリスト)ジャック・ライアン(ベン・アフレック)は。たまたまロシアの新大統領に関するレポートを書いていたことから、CIA長官キャボット(モーガン・フリーマン)の右腕に抜擢され、ロシアの核兵器に関する調査を始める。しかし捜査中、突然、ボルチモアで行われているスーパーボウルの会場で、核爆弾が爆発!多くの人々の命が奪われてしまう。果たしてロシアの仕業なのか?緊張状態が最高潮に達した時、ロシアとアメリカがとった行動とは??

<感想>飽きない。ちょっとハラハラ。怖くはない。本当にこんなことがあったら怖いけど。アメリカから見たロシアの不気味さがよく描かれていた。私もやっぱりロシアは怖いと思ってしまった。
海の上のピアニスト
(ティム・ロス/プルート・テイラー・ヴィンス)1998伊
<あらすじ>1946年,落ちぶれたマックス(プルート・テイラー・ヴィンス)は大事なトランペットを楽器屋に売り渡す。最後に演奏した曲を聴きとめて店長が,古いレコードを取り出した。一度は粉々になったレコード。「この曲じゃないかい?」驚いたマックスは語り始める,かつて1900年に船上で生まれ「ナインティーンハンドレッド」と名付けられた,伝説のピアニスト(ティム・ロス)がいたことを・・・。

<感想>船を降りれなかった主人公のつらさが伝わってきて、ラストは泣きそうになった。確かに人間って居場所をそう簡単に作れないし、でも居場所がなきゃ生きていけないんだなと思った。生まれて、育った「環境」って人間にとって本当に大きい。マックスはつらかったろうが、1990にとってはそうするしかなかったのだ。
グラディエーター
(ラッセル・クロウ/ホアキン・フェニックス)2000米
<あらすじ>古代ローマ時代、皇帝マルクス・アウレリウスは信頼を寄せていた将軍マキシマス(ラッセル・クロウ)を後継ぎににしようとする。それを知った皇帝の息子コモドゥス(ホアキン・フェニックス)は、皇帝を殺し、 自らの地位を確かなものとするため、マキシマスも暗殺しようとする。愛する家族と領民を皆殺しにされながらも、なんとか逃げ延びたマキシマスは、コロッセウムで見せ物として殺し合うグラディエーター(剣闘士)に身をやつしながらも、皇帝に復讐する事を誓うのだった。

<感想>
おもしろかった。コロッセウムでの試合はかなり迫力がある。ラッセル・クロウは男らしく、格好いい。実話かと思ったが、そうではないそうだ。マキシマスのような人物は実在していないらしい。しかし、コロッセウムや映画の初めの方にあったゲルマン人との戦いは現実にあったこと。ローマ時代が垣間見れて良かった。
カサブランカ
(ハンフリー・ボガート/イングリッド・バーグマン)1942米
<あらすじ>第二時大戦下。仏領モロッコ、カサブランカは、ドイツ非占領の中立地帯。自由の国アメリカへの渡航を夢見て、ヨーロッパ中からあらゆる民族が集まった。そして多くの人がアメリカ人リックの酒場に足を運んだ。ある晩、反ナチ地下組織リーダー、ビクター・ラズロが店に現れる。彼の連れていた女性を見てリックは凍りついた。彼女はリックがずっと忘れられないでいた、昔の女だったのである。

<感想>ボガ―トの有名な数々のクサイ台詞にはうけた。でもはまってるから良しとしよう。ラストはてっきりリックとイルザが結ばれると思ってたが、違った。ちょっと残念。
レ・ミゼラブル
ニーアム・リーソン/ジェフリー・ラッシュ)1998
<あらすじ>舞台は1812年のフランス。トゥローンの徒刑場で19年の刑期を務めた後、仮出獄の身となったジャン・バルジャン(ニーアム・リーソン)は数日間飲まず食わずで歩きつづけ、ある町までたどり着く。どの宿からも門前払いを受けた末、ある老司教から暖かいもてなしを受けた。バルジャンの心は野獣のように荒れ果てていたが司教の優しさと全てを許す寛容さ、「お前は生まれ変わった」という言葉でバルジャンの心は大きく変わった。その後、生まれ変わったバルジャンは小さな街で慈悲深い市長となっていた。そこに現れるのがトゥローンの徒刑場でバルジャンに鞭をふるっていた冷酷な警部、ジャベール(ジェフリー・ラッシュ)であった。ジャベールはバルジャンを逮捕しようと躍起になる。ここからバルジャンの逃避行が始まる。

<感想>1812年といえばフランス革命直後ナポレオンの帝政が行われていた時代である。そしてその後のバルジャンが生きた時代はフランスで市民が民主主義を勝ち取ろうと戦っていた時代であった。この映画にはバルジャンやジャベール以外にもさまざまな魅力的な人物が出てくる。バルジャンの工場をクビにされたファンテーヌやその娘のコゼット、コゼットと恋に落ちる革命家のマリユスなど、どの人もそれぞれ信念を持ち、社会に屈することなく生きている。ファンテーヌは男性の言いなりではなく自立して自由に生きようとしたがそれは当時のフランスでは受け入れられず、弾圧を受けた。コゼットはバルジャンにたくさんの愛情を注がれて育った。そしてマリユスに恋をする。マリユスや彼の仲間は王政を廃止しようと命をかけて戦った。革命軍が警察に撃たれてしまうところでは涙が出てきた。悲しすぎた。なんて厳しい時代だったのだろう。そんな時代でも慈悲深いバルジャンの心はとても美しい。バルジャンの心がジャベールの心も動かし、最後のシーンにつながる。おもしろい映画でした。
アイ・アム・サム
(ショーン・ペン/ダコタ・ファニング/ミシェル・ファイファー)2001米
<あらすじ>知能数が7歳のサム(ショーン・ペン)は男手一つで娘ルーシー(ダコタ・ファニング)を育てていたが、娘が7歳になった時、周りの人間から「サムには養育できない」と引き離されてしまう。

<感想>けっこう感動した。長かったので少し眠くなってしまうところもあったが、ほろりと泣きそうになる映画。実際知能数が7歳の父親は子育てができるのだろうか、と考えさせられた。勉強を教えられない等の問題はたくさん出てくるが、子育てに最も必要なのは愛情だから、愛情があればあとは周りの支えがあったらどうにかなるのではないかと思った。音楽がとても良いです。
パニック・ルーム <あらすじ>パニックルームがある一軒の家で泥棒と戦う親子の話。

<感想>パニック・ルームという題材は面白いと思ったが、話の内容が面白くなかった。特に感動を呼ぶこともないし、そんなにハラハラもしない。もうあと一ひねりあったら面白くなっていたかもしれないのにな、と思った。CMで見て期待していたので残念だった。
ライフ・イズ・ビューティフル <あらすじ> ユダヤ系イタリア人の主人公グイド(ロベルト・ベニーニ)は愛する奥さんと一人息子とともに幸せに暮らしていたが、戦争のために強制収容所へ送られてしまう。そこでの生活はつらいものだったが彼は愛する息子を悲しませない為に収容所の生活すべてをゲームと見立てた嘘をつき、明るくふるまう。

  <感想>   どんなにつらい状況でも息子に希望を失わせないために明るくふるまうグイドの姿には本当に感動した。これこそ親子愛、家族愛だ。個人的に家族愛が大きなテーマになっている映画が好きなのでこの作品はとても気に入った。辛い状況にあってもくじけず、守るべき人を守り、希望を与えようと努力することができるグイドは真に強い人だと思った。結婚するならこういう人がいいですね。
ビューティフル・マインド
         
<あらすじ> 天才数学者ナッシュが精神分裂病に苦しみながらも妻の支えを受け研究を続け、ノーベル賞をもらう。

<感想> かなり感動した。ラッセルクロウの演技に惹きつけられるというのもあるけど話の流れ、組み立て方もとてもよくてまったくたいくつしなかった。ナッシュの奥さんがとても優しくて強くてものすごい人だと思った。精神病というのは大変なことだけど夫の病気から逃げずに支えつづけた奥さんはえらい。権丈先生の授業でナッシュの均衡理論の話を聞いたすぐあとに観たのでこうやってナッシュ均衡は生まれたのか〜という感心もした。
友へ(チング) <あらすじ> 韓国の小学生時代の4人組がそれぞれ成長していく過程を追う。4人中ジュンソクとトンズの2人はやくざになり、敵対するようになるが、それぞれ最後は友情を信じようとする。しかし運命のいたずらで二人ともきちんと分かり合えないうちに死んでしまう。

<感想>
  主人公のやくざであるジュンソクが格好いい。旧友トンズを救えず、自分のグループの者によって死なせてしまったので、自ら罪を被って死刑を受けようとする。彼は弱い者には手を出さないし、やくざとしての誇りを持っている。友情は難しい、けれど信じればうまくいく、信じるべきだと思った。
ハリーポッターと賢者の石 <あらすじ> ハリーポッターが魔法学校で活躍する冒険物語

<感想> 話題になった作品だったが私はあまり楽しめなかった。退屈して途中寝そうになった。冒険のハラハラ感はいまいちなかったし、主人公があまりにも優等生でドジも無く、しかもそのまま学校や周りの生徒からも評価されてて、物語の流れが普通〜という感じ。CGはよくできていたと思った。
メリー・ポピンズ <あらすじ> 産業革命時代のロンドンで銀行員の仕事で忙しい父と婦人参政権運動に夢中の母の間の子供たちにメリーポピンズという乳母がやってくる。彼女のおかげで子供達の生活は一変して楽しいものになる。最後は家庭を顧みなかった父を変え、家庭の雰囲気を良くして去っていく。

<感想> 小さい頃に何度見たか分からない位大好きだった映画。たまたま友達とこの映画の話になったら懐かしくなってまた見たくなり、見た。何度見ても、小さい頃も今も楽しめるから不思議。小さい頃はスプーンで液体の薬を飲んだり指を鳴らして片付けをしようとしたり、よく真似をしてたなあ。屋根の上で踊る「チムチムニー♪」のダンスはすごい。最近になって見ると歴史的背景も分かり、より深く理解できた。
パール・ハーバー <あらすじ> 太平洋戦争時のハワイで男二人女一人が三角関係に悩む。

<感想> ハワイの真珠湾攻撃の日本のずるさや残酷さは十分伝わったが、それにしても日本の描かれ方がひどい。アメリカから見た日本のイメージが分かるが日本人としては腹が立つ。ストーリーもあまりおもしろくなかった。

 


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