春が吹く
ひらひら舞う花びら
フワフワ踊る真新しい紺の糸
さらさら流れゆる髪
コトコト歌うは鞄
ドキドキ高鳴る鼓動
春満開なり
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もう少し
あと少し
そう 自分に言い聞かせる
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彼女は私に言った。「私のことすき?」
予想もしない言葉だった。
「すきだよ。」
私は彼女が大好きだ。考える理由なんてない。
「よかった。」彼女は言う。二人で笑った。なんだか嬉しくなった。
彼女の気持ちはいつもまっすぐだ。彼女のまっすぐな瞳。
彼女はまっすぐに立つ。
私はまっすぐな彼女が大好きだ。
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難しいようで
それは
案外単純なこと
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「ジャムとって」
言われて冷蔵庫を開けてみたが見当たらない
「ないよ。」
「そんなはずないよ。よくみて。」
「ないったら!」
奥の方まで探したが見つからない。
「もう!目の前にあるでしょ!」
しびれをきかせた母が立ち上がる。
「だってないもん〜」
「じゃぁこれはなにぃ〜?」
「あ・・・・・。」
ジャムは私の目の前に居た。
つまりそういうこと。
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「なに必死になってんの?」
「なってないよ!!」
「ほら、必死になってんじゃん」
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小さい頃母にせがんでせがんでやっと百円玉をもらったっけ。
百円玉を握り締めてガチャガチャをした。
大人になってガチャガチャが好きなだけ出来るようになった。
欲しい物は好きなだけ買えるようになった。
でも、そのかわり
「私」がどんどん押し殺されていく