台風の日の傘

 きょうは、台風の接近で夕方家路を急ぐ人で電車内は大変混んでいた。私の足に冷たいものがあたる。傘だった。見ると隣の口ひげを薄く生やした若い女が、濡れた傘をたたまずに、曲げた左腕に掛けていた。おまけに、自分の体には傘が触れないように自分のカバンで傘から隔離している!
 右手は、と見るとケータイをしっかりと握りしめている。だから、右手で傘をコントロールする気がこの女にはまったく無いことがわかった。傘は女の前方斜め45度に傾いたまま私と別の人にはさまれた状態で宙に浮いていた。混雑した電車に乗る時、濡れた傘をたたまない。親は団塊の世代に決まっている。団塊の世代は又団塊の世代を産み落とす。さかのぼれば、おそらく一種のサイクルとして過去から日本社会の病理現象としてこの国に潜んで(否!潜んでいない!目立ち過ぎだ!!)来たように思えてならない。団塊世代とその子供たちの神経は病んでいる。



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