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@知床の森 【第1号】 2002年4月15日発行
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NPO SHINRA(知床ナチュラリスト協会)
http://www.shinra.or.jp
┌□□もくじ□□───────────────────
│はじめに・メールマガジン発行にあたって・・・
│1)shinraコラム「黄砂」
│2)知床は今
│3)NPO SHINRA参画の旅行会社ツアー情報
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はじめに「メールマガジン発行にあたって」 NPO SHINRA 代表 藤崎達也
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春の日差しがやわらかな知床の森です。
暖かな南風に乗って、雪解けの進む山から土と水の匂いが漂ってきています。
知床の四季は全て素晴らしいものですが、
やはり何もかもが活動し始める春は、やはり格別です。
NPO SHINRAとしても新しい取り組みの一つとして、
このメールマガジンを私どものツアーに参加してくださった方を
中心に月2回(15日と月末を目途)配信させていただくことといたしました。
みなさまのご自宅やお仕事先でも、
知床の自然のスピリットに触れられるような、
いながらにして知床の森の空気を味わえるような、
楽しくてホッとできる“メールテラピー”(そんなのない!?)を目指します。
おいしいコーヒーでも入れながら、
しばし、リラックスして読んでいただけたら幸いです。
尚、このメールマガジンが不用の方は誠に恐れ入りますが、
ご一報いただけますようお願い申し上げます。
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1)shinraコラム「黄砂」
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今年の春は残雪で真っ白な羅臼岳や知西別が、
うっすらとピントが合わないような日が多い。
これまでにはかったことだが、黄砂がここまで飛んできているのだという。
ご存知の通り、黄砂は中国大陸で巻き上げられた砂が、
春風に乗って海を越えはるばる日本にまでやってくる。
僕たちのルーツ=モンゴルの砂が浴びれるなんて・・・
と感慨に浸っている場合ではないらしい。
事態はとても深刻なのだそうだ。
先日、以前取材を受けた大阪ABC放送の
「ガラスの地球を救え」キャンペーンの会報誌が送られてきた。
http://asahi.co.jp/
それこそ黄砂の降る日、ぺらぺらとめくっていたら
たまたま内モンゴル自治区の人からの投稿に目が止まった。
何でも、この記録的な黄砂はモンゴルの砂漠化と密接な関係があるようだ。
その投稿によると、今、モンゴルの砂漠化が深刻な問題になっているという。
モンゴルでは砂嵐は珍しいことではないらしいが、
ここ数年、その勢力が目に見えて強くなってきているという。
中国では砂漠化に対して目に見えた対策を取っていない(投稿者談)が
問題意識を持った人が植樹をしたりしているそうだ。
知床の雪雲のような、
分厚く恐ろしい黄色い砂の入道雲がモンゴルの町を飲みこんでいく様子が
何となくはっきりとイメージできる。
高度成長期の東京の多摩ニュータウンのど真ん中で生まれ育った僕には
自然が自然のままであるよりも、
自然が壊れていくことの方がイメージしやすいのは悲しい性だ。
温暖化による流氷勢力の衰退といい、黄砂といい、
知床のような極地(大げさ?)にいると、
地球の微妙な変化をとても敏感に感じ取ることができる。
でも、もっと繊細な自然の中で暮らしている人たちは、
きっと身の危険すら感じているのかもしれない。
「ガラスの地球を救え」とは人間の身勝手な言い様のような気がするが、
(手塚治さんの最後の言葉なんですって)
確かに、早くに手を打たなければならない状態なのかもしれない。
NPO SHINRA 藤崎達也
mailto:fuji@shinra.or.jp
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2)知床は今 ―知床の新たな季節のたよりをお届けします。
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■雪解けが早く、早くも山菜採り開幕か!?
‐今年は全国的に春の訪れが早かったですね。
知床も早くに温かくなり、フクジュソウやナニワズの花の黄色、
バイケイソウやフキノトウの新芽の緑が目に新鮮です!
この時期は森のほうから土や木の匂いがほんのり漂ってきて、
本当に楽しい気持ちにさせてくれます。
■角の落ちた間抜けなオスジカがうろうろ。どこに落としてきたのか教えて!
‐ガイドを受けた方はご存知だと思いますが、
この時期はエゾシカの角が落ちるシーズンです。
うちの近所にいつもいるオスジカもいつの間にか角を落とし、
何とも間抜けな顔でこちらを眺めています。
「バカヅラしてないで、角落とした場所教えて!」と
ガイドの“商売道具”を探しスタッフたちもウロウロの知床の森です。
■異動のシーズン
‐人の出入りの少ないウトロですが、この時期は行政機関を中心に異動の
シーズンで
す。
特に学校の先生は例年大勢が異動するので、かなりの大事です。
昔はこんな僻地に先生が来
てもらったことだけでもありがたいことだったのでしょ
う、
今でも大仰な「出発式」なる見送りが、学校や父兄主催で行われています。
校長先生や移動する先生の挨拶があり、
別の人(!)が運転する自分の車に乗り込み、
窓から手を振ってお別れをする。
2〜300m走ったところで「運転手」は別の車に相乗りして戻ってくる。
まだ仕事を残している見送られた先生も戻って来たりする。
何とも間抜けだが僕が大好きなウトロのかわいい風物詩です。
我が家の息子(4才)が保育所で結婚を約束した花ちゃんも、
お父さんが学校の先生なので、この春、北見へ引っ越していってしまいました。
親同士は涙涙のお別れなのですが、
子供同士はあまりに多くの人に見送ってもらう
普通じゃないその場の雰囲気が嬉しくて、
とても嬉しそうに「バイバーイ!」
クールじゃないのにクールなお別れ・・・
そんな芸当、僕も身につけたいです。
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3)NPO SHINRA参画の旅行会社ツアー情報
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私どもが参画させていただいている、旅行会社主催のツアー
情報を載せてまいります。
続々とツアーが作られてくると思いますが、
都度掲載していく予定です。
■2002年度 旅行会社主催 春のツアー情報■
・○○○○○○○
・○○○○○○○
■2002年度 旅行会社主催 夏のツアー情報■
・夏のツアー商品はまもなくパンフレットができあがってくる時期です。
しばし、お待ちを!
NPO SHINRAは自然環境に配慮した旅行を提言する環境NPOです
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