私はかつて風でした
ある時は海でした
縁あって人となり
育まれ
愛されて
つかの間の生を終え
今 風に返ります

すばらしい生でした
最高の人生でした
風のように 海のように
全てを手に入れ
全て満たされた生でした

父と母とその連なりの全てを受けて
自分の役目を立派に果たし
思い残すことなく
私は風に返ります
だから 私はそこにいます
ここにもいます
私より連なる全ての人が
皆 私と同じでありますように
宇宙の全てと
私が同じであるように

私はただ風に返ります
ありがとう
ありがとう
亡き父の
孝行せよと
声聞こゆ
その命にて
使命果たせと
あの雲は私だった
この河の流れは私の心の流れ
この道は私の進む道
この風は私
私が私を包んでいる
私は私に包まれている
私は全てに繋がっている
風をどうして表そう
ゆれる柳を描こうか
舞い上がる雪を描こうか
はらんだ帆はどうだろう
ただ感じてみればわかるのに
ガラス越しにぬくぬくと
利口なつもりでいるけれど
周りを敵とし身を守り
お金が味方と思ってる
ただ風に
吹かれてみればわかるのに

不思議な気分
生きる自信が湧いてきた
生き抜く勇気が湧いてきた
生きねばならぬ確信が湧いてきた
生きるのに必要なものなど何もない
生まれてきた
生きている
生かされている
死ぬ時は死ぬ
私は自由だ
私は全てを手に入れていた
ありがとう
ありがとう
ひとすじの道
細い細いひとすじの道
奇跡の果てに私は生まれた
全ての宇宙が
大いなる意志が
私の形となって
ほんのひととき現れた
私の後に全てが続く
私の後の全てが奇跡
私の他も全てが奇跡
細い細いひとすじの道
心を頭が止めている
心の流れを頭が堰き止める
水は澱み 濁っていく
水が涸れてはいけないと
頭は心配するけれど
雨は降り 清水は湧く
涸れるなら 涸れたっていいものを
頭が心を止めている
心が病んで
身体が病む
病は頭より起こる
膠着状態の心
決着をつけろ
勝ち負けではなく
精一杯させて頂く
結果はそのまま受け入れる
私に起こることは 
全て正しい
月を見る
光はにじみ
雲が流れる
私は地上で
太陽を感じる
風は冷たく
この皮膚を刺す
月と地球と太陽と私
同じように存在している
家族を手離すことができようか
家族を手離さないことができようか
家族を捨てねばならないと
心の中で声がする
家族にやがて捨てられる
その時が見えてくる
未だ来ぬ悲しみを招いてる
私は勝手に恐れてる
家族という私がいる
私の家族は自然の調和
そこにあるのを知っただけ
ほんの少し触れただけ
私の中の本当の私
放つ光を見たことを
私は決して忘れない
まだまだ至らぬ私だけれど
感じた事は忘れない
確かに私が存在したのだ
確かに光が存在したのだ
既に光だったのだ
はじめよう
私自身をはじめよう
私は決して傷つかない
自分で傷つけない限り
私は決して苦しまない
私は決して悩まない
私は決して悲しまない
私は決して恨まない
私は決して裏切らない
私は決して汚れない
全ては喜びの中
全ては光の輝きの中
はじめよう
私自身をはじめよう
進むのだ
ただ進み続けるのだ
道が逸れても 迂回しても
その一点を意識して
その一点に近づく為に
全てが後押ししてくれる
山も谷も川も沼も
火の海さえも
全てはそこへ近づく為に
道しるべとなって
私を誘う
私はただ流れるままに
断固進み続ける
終着駅は始発駅
折り返しではなく 進むため
更に更に進むため
天まで続く山の頂
達する事でなく
達しようとし続けることで
既に達した事を得る
心をゆるめるな
終着駅にとどまるな
軽く軽く浮き上がるように
天の頂をめざし続ける
全ては用意されていた
全てのことに意味がある
必要なものはすべてある
必要なことしか起こらない
今を生き 今を選ぶ
今だけがある
今に全てがある
まだまだ未熟な私の魂は
決してとどまることをせず
ゆらめきの中にただ遊ぶ
軽くして 軽くして
高みへと 高みへと
ただ浮き上がっていく
全て正しい
私に起こることは 全て正しい
私が全てを呼び起こす
私に全ての責任がある
私の心を解き放て
私の心を信じきり
私の心をただ行う
私は既に私
私は既に実現している
私は既に宇宙そのもの
私は今 溶け合っていく
あなたはちゃんとやっていく
立派に生きていくことを
私は既に知っている
ただ
どうして生きていくかは
あなたが決める
あなた自身の心が決める
息子よ
心を誤るな
全ての人が
全ての生き物が
無機物までもが
ひとつの命と知りなさい
そして本当にそう感じた時
あなたは思いのままの人生を手に入れる
感謝の心で 全てを手に入れる
本当は既に手に入れているのだけれど
「思いどうりにならない」と思えば
人生はそうなる
「お金が無いから・・・」と思えば
人生はそうなる
「嫌われるんじゃないか」と思えば
人生はそうなる
「仕事が辛い」と思えば
人生はそのとうりになってくれる

生まれてきただけで
あなたは勝者だ
わたしも彼もみんな生まれた
ひとつの命
生まれることができなかった命までもが
ひとつの命
命の繋がりを思いなさい
夢の実現を思いなさい
夢を達成した自分を思いなさい
心の底から楽しく想い描きなさい
言葉にしなさい
告げなさい
行動しなさい
人生はそのとうりになってくれる

あなたがちゃんとやっていくことを
立派に生きていくことを
私は既に知っている
だからあなたはそうなっていく
安心してたのしく生きていきなさい
仔猫が死んだ
眼もあかぬうちに
足がちぎれ
蛆が湧き
捨てられて
三日の間鳴き続け
蛆に喰われながら
仔猫は逝った
動けぬはずの
身体がうごめき
ミャーとないて
仔猫は止んだ
「がんばった」
「もういいよ」
ミャーと応えて
仔猫は死んだ
全てのものにある命
全て消えゆくその命
全ての命に意味があり
全ての命に価値がある
精一杯生き抜いた
ありがとう
ありがとう
そしてさようなら
またね・・・
もどる
もどる
何もない
本当に何もない
超真空
まるであぶくのように
素粒子が現れて
現れて消えてゆく
また
現れて消えてゆく
命は本当に存在したのだ
宇宙はこうして存在したのだ
虚時間の橋をわたれば
その素粒子は
この全宇宙だ
その数秒間は
百数十億年に
他ならない
もう
抱くことのできなくなったあなたを
もう一度抱けたらと思う
まだまだ成長していくあなたを
もっと抱いていればよかった

逆らうあなた
抗うあなた
疲れたあなた
無気力なあなた
悩むあなた
不安なあなた
それでいい
それでいい

脱皮していくために
そのすべてが必要なこと
人生に起こることは
すべて正しい
あなたは
自由なのだから
ありがとう
わたしたちは
出逢うことなく出逢った
何かで
誰かと
繋がっている
この繋がりは
無数の何かで
無限の誰かと
繋がっているということ
そのことがうれしくて
この世に溢れる命たち
やがてこぼれた命たち
わたしたちは
地球の中で
ひとつの命
存在するだけで価値がある
そのことをおしえてくれた
生きる力に気がついた
生きる勇気が湧いてきた
そのことがうれしくて
わたしはきっと生き抜こう
ふと、
そんなことを伝えたくなって
ありがとう
ありがとう