| ジリアン・ホフマン『報復』 これはこわいですねぇ。 何がこわいって、 女の人は身につまされるんですねぇ。 怖さの描き方がめったやたらに巧いんですね ま。ドンデンはご愛嬌。 |
| 高野和明『13階段』 人を殺してはいけない 人を傷つけたら反省をしなくてはならない 悪い人にも愛してくれる人がいて、 人を傷つければ、暴力は連鎖する。 人によって、立場によって 良いも悪いも変化する |
| 京極夏彦 『巷説百物語』『続巷説百物語』 面白いったらありゃしない。 宮部みゆきに通じる時代物。 妖怪も不条理も 人の心があってこそ、いつの時代も 人はその人なりに生きようとしてるんだよ 不幸もあり幸せもある。 人は心をもって生きてるんだねぇ。 |
| 小手鞠るい『欲しいのは、あなただけ』 マゾだな。欲しいのがあなたなんだか あなたの作り出す環境なんだか わかりゃしない。 不運な女だよ。 |
| 小川洋子『博士の愛した数式』 いいよ。これはいい。 何がいいとはいえないけど、人と付き合うのに 考えて自制して甘えないでいるってのがいい そうするしかない人なんだけど すべてに通じるんではないですか |
| 白岩玄『野ブタ。をプロデュース』 病んでる。・・・のか? 激情を知らない。知りたくもない。 人との距離のとり方。 大きな声ではいえなかった心理をついてる と思うのは私も病んでるのかな。 誰でも多かれ少なかれ、人と付き合う時には 仮面をかぶる。 巧くかぶりつづけるのが必要不可欠。 かぶりきれなかった時の対応をまずッたんだね でも大丈夫。 どこでだってやりなおしはきくんだから 前の自分を知らないところで、過去から何から 全部作りかえればいいんだよ。 相手がいてこそ自分があるんだから 相手が思う自分が本当の自分なんだから |
| 山崎ナオコーラ『人のSEXを笑うな』 一昔前の山田詠美? |
| 舞城王太郎『みんな元気。』 とりとめがない。若い感性? 残虐なことを痛みを想像させるでもなく 書くというのは若さゆえ? |
| 服部まゆみ『この闇と光』 面白く読みました。幼きときに目が見えなくなり、目が見えないからこそ言葉による 美へのアプローチが身体に染み入り そこから逃れられなくなる |
| 諸星大二郎 『キョウコのキョウは恐怖の恐』 なんだこりゃ。世にも奇妙な物語?? |
| 梁石日(ヤンソギル) 『血と骨』 在日朝鮮人の一生を描いた作品。 個人で生きているのだけど、民族としての 抜け出しきれない慣習。血のつながり。 それが良いのか悪いのか、本の中でも 若い世代は慣習から出ようとしていた。 『闇の子どもたち』 子どもを泣かすな。子どもにひどいことをするな。 |
| トリイ・ヘイデン『よその子』 不覚にも何度か、涙した。 ただ生まれてきただけなのにどうして子どもが つらい目に合わなくちゃならないのか。 生まれてきたそのままを受け入れることが 困難なのか。 子どものための教育が、一人一人のために 機能しないのはなぜなのか。 |
| 山口雅也 『PLAY』 短編集。どこかで聞いた話のような気もするけど 面白くって一気に読んだ。 どんでん返しがずっこいけど、 そこに気付かなかった私が悪いのねって感じか 『ミステリーズ』 わけわからん。なんともいえん。 色々作者の思いはあるようなんだけど ごめん深読みできないし・・。 |
| 殊能将之『キマイラの新しい城』 古い城にとりついていた霊が、その城を 持ってきた社長に乗り移る。 750年前の人間が見る今の生活、食べ物。 謎解きは別に面白くない。 設定が面白いといえば面白いのかな。 |
| 中嶋らも『お父さんのバックドロップ』 子供向けの本なんだけど、おもしろい。 こんなお父さんならどうだったんだろ 似たようなもんか・・・うちも |
| 重松清 『エイジ』 『ナイフ』 いじめの短編集 子ども達の気持ちがよく書けている 親になるとわからなくなるものだなぁと思ったり 子どもは時と共に変態を続けているのだなぁ と思ったり 『流星ワゴン』 得意の父と子の物語。 何をした訳でもない、失敗したわけでもない。 幸せな日々を積み重ねて不幸へと行きつく ホンとにありそうでせつなくなる。 受験にがんばっている息子に声をかけるとき なんていう?? 気がすむまでがんばれっていうよ。 なかなか気がつかないよ。 |
| 嶽本野バラ『鱗姫』 なんだろうなぁ。なんというか。 ちょれぇ話だなぁ。 ゴシックロリータの教本なのか |
| モブ・ノリオ『介護入門』 ただの愚痴 |
| 奥田英朗 『空中ブランコ』 結局自分の感情を制御しない人の方が この世は病まずに生きられる 『イン・ザ・プール』に続き訳のわからん 5才児並みの感情レベルの精神科医 自分の感情なのに人は皆 自分にさえもそれを気付かれないように 生きている。臆病だね。 『イン・ザ・プール』 心を病んだ人が先天的にほとんど 病んでいる人に癒される物語? 中心のお医者さんにむかついていたのが だんだんカッコよく思えてくるから不思議だ。 短編の連なりなのだけど、 医学博士自身もセリフが少しづつ 変ってきてるよ。先天的に病んでるのに 患者達に癒されているのかしらん。 明日の自分って感じで怖い物語ではあったな |
| 吉田修一『最後の息子』 なんだろうなぁ・・・・。 な〜んかくらいんだよなぁ。 そこはかとなくいやぁあなかんじがするんだよ。 鼻持ちならんていうか。 最後の話しなんかいい話なんだよ。 人生の一番良い時。まだその素晴らしさを実感することなくその只中にいる人の話。 だけどなぁ・・・。なんかなぁ・・。 行間に立ち上る気配がこいつは絶対 人として最低だ。というんだよ。 なんなんだろうなぁ・・・。 作者に申し訳がないよ。 |
| 石田衣良 『うつくしいこどもたち』 視点が変わっていると言って いいんじゃないでしょうか。 猟奇的なワイドショウネタの裏側みたいな感じで 『池袋ウエストゲートパーク』 『少年計数機:池袋ウエストゲートパーク2』 『骨音:池袋ウエストゲートパーク3』 これは面白いぞ。言葉の使い方が、“クール“ 読んでいると文章なのに映像を体感できる。 それはその時代を確かに私も過ごしたと 身体のどこかで覚えているものを引き出されるからなのかな。同じ人間であっても分り合え ないと悲しくなる。生きていくには、自分の 気持ちと誰に対してでもない自分に対して これでいいのかと納得してやっていかなきゃな 『4TEEN』 14歳の物語。 14歳ってこうだったよと覚えている事が 書いてあるから懐かしい。 何にもなくてもいらだったり、疲れてなくても 疲れているようにポーズをつけたり。 気持ちと身体がすれ違う年代。 それでも外に向かってなんでもいいから 求めている。関わって欲しがるくせに ほおっておいて欲しい。 それでもこの時代があれば、忘れなければ 何があっても生きていけるんだよ。きっと 『電子の星:池袋ウエストゲートパークW』 きつい設定が続く。人間の欲には果てがない。 一つ終わっても次々と不幸は続く、 求める人間がいて、金が動けば、 踏みつけにされる人がいる。 『ルージュノワール赤黒: 池袋ウエストゲートパーク外伝』 マコトは噂話の中にしか出てこない。 サルがかんでる。 こんなこともしてたんだね、サル。 忙しいはずだよ。 悪者と追い詰められた小悪党。 小悪党も追い詰めすぎちゃイキリ立つ。 気のいい読み物。 |
| 北方謙三 『挑戦シリーズ』・『ブラッディドールシリーズ』 まったく。ハードボイルドってやつは・・。 同じようなセリフ、同じようなシチュエーション なのになぜ惹きこまれるのか。 読まされるのか・・・謎・・・。 すぐ横をかすめる運命 文章の中に運命って言葉は出てこないけど 生だったり死だったり、一瞬の差 気をつけていたってくるもんは来る 備えは必要だけど恐れは必要じゃない さっきトイレですっごくピッタリの言葉が 出てきたんだけどつかまえ損ねた これも必然ということか・・ 思い出した。けじめだ。 人が生きるって事はけじめと言うか基準。 ここまでは譲れるけどもこれは許せない そんなものをもつってことだ。 ハードボイルドだけじゃなくて それはすべての本にかかれているんだ それが物語りになるんだ。 けじめを自分の中だけのものにとどめるか 他の人に対してのけじめも 自分が背負っていくかってこと やってはいけないと思われることを してしまいそうな時どこまでふんばれるか って事なんだ |
| 長嶋有『パラレル』 人の生きる意欲を根こそぎ奪う恐ろしい物語。 やさしい。 生きることは気楽なものだと教えてくれる 自分を取り繕う言葉が出てこないから 御伽噺のような気もする たくさんの人と話さなくてもよい状況は 心地よいものだ 誰とも話せなくなったら誰でもいいから 話したくなるのだろうけど 他者を思うことで自分を生かすことは やめたいものだ 『タンノイのエジンバラ』 短編集。人を思いやる事が美徳だと 声を大きくして言う人に読ませたい。 『ジャージな二人』 ジャージな三人も収録。 やっぱり人は自分のために生きている |
| 山田悠介『リアル鬼ごっこ』 たどたどしい文章だからか、へんなリアルさを 持っている。おもしろいかといわれれば あんまりと答えてしまうけど おとぎばなしで良いのだろう。 |
| 辻原登『ジャスミン』 すみません。読み通せませんでした。 |
| 藤沢周『箱崎ジャンクション』 暗い。人の心は外側の刺激で変わるけど 内側の奥が納得して受け入れない事にはなにも変われない。自分は1人だけだけど 似たような人似たような悩みというのは 無数にある。いる。 だから救いになるわけじゃない。 |
| 町田康『パンク侍、斬られて候』 つまらない。こともないか。。。 世の人がいかに自分の頭で考えていると思っていても実は考えていないのだというようなことを言っている。ような気がするたしかにそう。 お勤め人なんてものは社会の常識人間としての本質よりも会社としての意識が高くなっているんだものねたとえそれが悪いことであったとしても仕方ないんだなんて逃げ文句で平気の平左 自分の聞きたいことしか聞こうとしないしどの世が本当の世の中なんてもう誰にもわからない |
| 半村良『八十八夜物語』 『続八十八夜物語』 美しい女の子が自分の芯を失わずに 銀座でのしていく話 今は亡き母とつながりのある男が 実力者だったり・・まぁそんなもん。 古き良き酒場哀歌 |
| 天童荒太『家族狩り』 家族なんて時代と共に代わってくるもの 今の日本では、幼児売買なんて身近には 感じられないけど、難民のいるところにいけば 親は子供を売る。 核家族化が進み、転勤が当たり前になり 井戸端が無くなった頃 子育ては愛情という幻想と共に母親に 押しつけられた。 家族という小さい部落に人が 閉じ込められている。 子供の立派さが親の立派さにつながり 親の威厳が子供の威厳となる 親と子が密接にくっつきあった関係 自分の遺伝子を持つ子供をどこまでも 求めつづける、親になりたい人 同じような遺伝子を持っているから 気持ちよく狭い家の中にいることが できるのだろうか 自分ではない人間との関わり方 自分より弱いものとの関わり方 愛という言葉 |
| 綾辻行人『十角館の殺人』 デビュー作らしい いわくつきの無人島にやってきた若者 彼らはあだ名で呼び合っている エラリィ、アガサ、ポゥ・・・。 そして誰もいなくなったばりに殺されていく 江南(かわみなみ)くん、守須くんらも あだ名がある。 コナンとモーリスかと思いきや・・。 仕掛けが面白いぞ!! 『水車館の殺人』 おそまつだなぁ・・。遊びがあるわけでもないし 美しい妻と莫大な財産を持つ仮面の男がいて、焼け焦げた死体で犯人は逃亡とくりゃ 入れ替わりが当たり前じゃぁ。 『迷路館の殺人』 最高傑作だ!! 人間の思いこみ(多少仕向けられているにせよ) ってのは困ったものだ。目に見えるもの 読んだものだけを真実であると思うのはやめ。 もっと頭を柔軟に常に色々な角度から 見なくちゃね。 『人形館の殺人』 一味違った趣がある。けども・・甘いかなぁ。 わりと早めに、というより最初から透けて見えてしまったところがつらい。 『霧越邸殺人事件』 純文学?言葉の使い方、文字の選び 色々な物、思想に関する造詣 こむずかしいさぁ。おもしろいけど 常識のあやふやさを思ったね。 一定人数が信ずれば、それはすべての人が 信じる常識となる。有り得る・・・。 オカルトチックなよい一品でした。 館のシリーズかと思いきや違いましたね。 『時計館の殺人』 長い。外と中で別々の時間が流れて行く 外に出ることができないってのはこのシリーズでおなじみだけど、今回彼は外にいる。 江南くん。君も大変だねぇ 『黒猫館の殺人』 こりゃまた。でっかい思い付きだなぁ。 物を読むときは別の脳みそで 検証しながら読まなくちゃだわ。 字面ばっかり追ってちゃだめだめ。 江南くん。また会ったね。 |
| 乙一『ZOO』 私が欲しかったのはこの文章 透明感があって何も押しつけてこない だけど、荒唐無稽な空恐ろしさ 家を作った 壁が全部死体だ みんな真ん中に座った彼を見つめている 彼はもうさみしくない やさしい少女は弟の身代わりになって 壁の一部になった その子の母親は唯一彼にやさしくしてくれた 遠き日の少女 『暗黒童話』 長編だからなのか、言葉に切れが無い・・。 人を解体しつつも死なせることのない 手を持つ男 雑踏の中、眼球をうっかりえぐられてしまった 少女 少女の目に収まった眼球の元の持ち主の記憶 淡々とサスペンスタッチで物語りは進んでいく ZOOにあった透明感が感じられない 『失はれる物語』 やっぱり、透明感のある文章だ。 短編集。言葉の選び方が好きで うっかり読んでしまう。すべての傷を自分に 移しかえることができる少年。 裏切られ傷つき、人の生きる世の恐ろしさを 感じる人達 生きていくことに何の意味があるんだろう 現実の世に何の意味があるのか 偶然と必然の混沌とした世界 人と触れ合うことは癒しになるのだろうか 『GOTH』 人の痛みがわかる自分と人の痛みを求める 自分と共存することはできないのか あれだ。 どこかの心理学の実験 やれと指令されたからと、 自分に言い訳できれば どこまでもどこまでも残酷になれる 自分の手で相手を傷めつけるのではなくて 間接的にボタンを押せば見えないところで 人が苦しむとわかっていてもやりすぎてしまう ただ趣味の問題か・。 目玉を抉り出してみたいと痛切に思う人が いて、実際やる人。やらない人。 目玉を抉り出そうなんて これっぽっちも思わない人。 どちらでも自分のせいじゃないと思うことが できれば、やりすぎてしまう。 自分がと思う人と自分はやらないと思う人 結局やるんじゃん・・・。 戦争になっても、自分は人を殺しませんと 人を殺すぐらいなら自分が死にます と言えるのか。 ありがとう。戦争。殺し放題殺しますと。 |
| シドニーシェルダン『よくみる夢』 う〜ん。なんだろ。多重人格物 法廷も日常も病院もなんだかあやふや 根拠も証拠も知識もなんだかあやふや 現実感が無いといえばよいのだろうか ありきたり 登場人物の間が抜けていて、自己中心的。 登場人物に魅力が無い、感情移入できない |
| 伊集院静『機関車先生』 小さな島での出会いと別れ 生も死もそこにいる人たちのすぐ近くにある 大きな社会も世の流れも すべては人の心の中からはじまる 善も悪もあやふやだからこそ 心の強さが鍵になる 年を取って大人になるにつれ まっすぐな気持ちで感じることを放棄して しまうのかもしれない 草や木、月や太陽、海や山 物言わぬ自然から知らないうちに 流れこんでくる何かを拒絶してはいないだろうか |
| 田口ランディ 『縁切り神社』 短編集。 自分で自分の感情がわからない人たち 昔、手ひどく振られた男に会って うっかり喜んでいる自分を発見。 これはなんだ? 感情は一つじゃないし正解も一つにはならない 生きるために自分についてしまう嘘 『ハーモニーの幸せ』 うっかりエッセイ読んでしまった。 『富士山』 富士山は特別なものか? 生と死。なぜに生きるか。どうして生きているか 生きるということはなんなのか。 脳が確認すれば生きているのか? 真実とはなんだ?すべての人が真実と 思っているものが実際はちがうくとも 真実と認識されるのか。命とはなんだ? 『コンセント』 精神世界と現世はつながっている 粒子のレベルで語られる臭い、感情 人とか物とかって隙間だらけなんだと思う 隙間に気がついて、感情の流れを 質感をともなって感じるなら 生きにくいだろうな 女の子の兄さんが死んだ緩慢なる自殺 なぜ死ななくてはならなかったのか 『アンテナ』 大樹はアンテナ、人も大地のアンテナ 無意識というレベルで人は色々な事を知る 意識の中で情報は淘汰され 何も気付かずに生きていく 気付くことが幸せなのか 知ることは幸せなのか 自分の中に知らないことがあるなら 知りたいのなら知らなくては 知りたくなく忘れられるなら、それは幸せ 15年前2つ離れた妹がいなくなった。 夜はともに寝て朝起きると布団は空っぽ 喪失、死という儀式としての喪失ではなく ただいなくなる。 なにがおこったのかどこにいるのか どんな形であれ、一種の終結を迎えるために 何かに導かれ、動き出す 『モザイク』 私の最初を探っても、そこに生えている木の 最初を探っても、同じ。宇宙の起源まで遡れる ここ目の前にあるものだけを見て 目の前にあるものだけを信じて 生きていけるのは幸せなことか 世界のあり様に 世界の虚無に 飲みこまれてしまったら 生きてはいけないだろうか。誰かに伝えることができないからと泣くだろうか。 前の二作と違って、やさしい話だった 人との距離感を模索して 自分の現実感にしがみついて 世界のために私たちは生きているんだ |
| フリーマントル チャーリーマフィンシリーズ 最高のスパイ物 見た目はパッとしないチャーリー 生き延びるためにすべてを見逃さない男 |
| 宮部みゆき『理由』 面白かった 人間の気持ちに合えて踏みこまず 第3者という目線のみを使って物語が 出来上がっている とくに男の子の思いは出されていても 女の思いは出てこない 人間のあり様として、過去があり 人との関わりが合ってこそ人であるという 部分が強調されている 真実と虚飾の線引きのあいまいさ 人の記憶のあやふやさ リアルに起こっていることであっても たとえ当事者であっても 目の前にある現実との対比において 過去はリアリティを失っていく 何が過去を作るのか 何を持って真実とするのか わからなくなりそうだ 『龍は眠る』 宮部みゆきの視点にはびっくりする 超能力を持っている人達ならどう生きていくのか どう生きていけばいいのか そんなことを気づくことができる 超能力者だったらだけではなく 健常者?ではなかったらという思いも感じる 言葉の話せない人が出てくる 部屋を借りようとする時 ごめんなさいね例外を認めるときりがないから 障害がある、能力を余計に持っている それでこの世の中は生きていくだけ それだけのことが困難になる |
| 宮部みゆきの江戸者シリーズ 宮部みゆきは芸達者 本所深川ふしぎ草紙、かまいたち 震える岩 霊験お初捕物控 幻色江戸ごよみ、初ものがたり、堪忍箱 天狗風 霊験お初捕物控二 ぼんくら、あやし〜怪〜、あかんべえ なにがいいんだろう?? テンポがいい、空気感がいい 読んでいると江戸に生きてみたくなる ただの人に生まれれば働くだけの人生 なんのために生まれてきたのか そんなことも考えず、生きていくということ 江戸に生きてみたくなる 『ぼんくら』 井筒平四郎がよい。 弓之助が出てくるまでは、ほのぼの感が 勝っていたけど、推理物になってしまった。 みんなで仕方ないよって言えるうちは 幸せだよ。 『この世の中にどんな本当のことが あるのでしょうね?』 深川の茂七の手下 政五郎 『あかんべぇ』 江戸ものには珍しく長編 おりんはお父とお母と共に夢の料理屋を やるために川のほとりの料理屋にやってくる そこには、お化けさん達がいた 30年前の惨劇のなぞを解明して成仏させて あげることができるのか?! ・・・なんて、大げさな感じではない 毎日がゆったりと流れていく 人の心の複雑さ、だめとはわかっていても 深みにはまっていく心の動き 12才のおりんの視線で、やわらかく ひたむきに書き出してある。 おりんはおりこう、聡いお子さんだよ まっすぐに、まっ正直に物事を見ることが できるからだね |
| 松岡圭介 堺美由紀:千里眼シリーズ 千里眼、千里眼:運命の暗示 千里眼:ミドリの猿、千里眼:洗脳試験 千里眼の瞳、千里眼:堺美由紀 千里眼:メフィストの逆襲、千里眼のマジシャン 千里眼:マジシャンの少女、千里眼の死角 千里眼トランスオブウォー、ヘーメラーの千里眼 シリーズが進むうちだんだん映画を 意識した作りになっていくのには せつない気になったが面白い読み物 なんでもできるスーパーウーマン堺美由紀 困難に立ち向かい立派な志を持ち 敵をやっつける |
| 桐野夏生『残虐記』 少女監禁事件を出発点として、背景に深く 踏みこんでいる。小説の中の小説として 描いている。自分からではなく否応無しに 周りの者によって人生をゆがめられてしまった 人間がどう生きていけるのかを生々しく 思い描かされた。年月によって人は 変わっていくけど、ある出来事によって ムリに変えられてしまうと、突然過ぎて 心と身体で対応ができない。 当たり前と言えば当たり前だけど どうなったかどうするのかにもがいている。 『グロテスク』 どこにでもいそうな人間。 つきつめていく。堕ちていく。 |