// 見切り見取り図 //
ガードレールのついた歩道で一人
風に髪をなびかせたままで
坂道を通りゆく人を見るともなしに眺めた
ついぞさっきまで一人でいたわけじゃないのに
君の事がたち消えてしまった
もう思い出せもしない君の声色
雨が通りを激しく叩く
薫風も過ぎて立ち込めるアスファルト臭
受け入れられたどんな所業も
弱かった自分を肯定したい為だけだった
もう思い出せない君の横顔