今日のライオンズ
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2002年9月27日「カブレラ54号!」 日本シリーズが控えているのだから、先発が打ち込まれるとどうも気分がよくない。 後藤はさらに、松坂が戻らなければ日本シリーズ初戦先発も有り得る投手なだけに、しっかりしてもらいたかった。結局6回まで投げたものの5失点とふるわなかった。 松井稼頭央がしかし、この日も一発を放って36号。本当に最近は絶好調で40号が現実味を帯びてきた。そしてアレックス・カブレラ。20日以来6試合ぶりにようやく飛び出した54号。最終打席は敬遠されたが試合展開上やむを得ないところで、他の打席に勝負してくれたことは、カブレラのみならずライオンズファン、プロ野球ファンにとっても嬉しいことだった。昨日の試合で和田が負傷し、登録抹消されていただけになおさらだった。 試合は結局、森が松中に一発を浴びて敗戦となったのだが、仕方ないところだろう。勝ち負けはそれほど問題でない。もちろん90勝を目指して欲しいという思いはあるが、優勝が決まった今、それよりも内容、そしてタイトルである。 明日明後日で一本放って記録タイ、そして30日、西武ドームに帰って優勝セレモニーのあるその日に新記録となれば最高なのだが。消化試合となっても期待と興味は尽きない。
2002年9月25日「三井10勝到達!」 先発は三井と北川。ブルーウェーブは来季を見据えて若手投手でこの三連戦臨んできた。そしてそれなりに結果を出していることを考えると、順調に育てば来年のブルーウェーブ投手陣は怖いなとやはり感じる。ただ、ブルーウェーブの課題は投手力よりも打線の方なのだが。 久々の先発となった三井は、ヒットを打たれながらも要所を締めるピッチングで6回まで2失点とまずまずの内容。既定投球回数をクリアするための先発復帰だが、内容によっては日本シリーズ先発も考えているという首脳陣の目には、今日の三井の内容はどのようにうつっただろうか。 中継ぎ登板が続いていたということもあったのか、7回には崩れたものの、勝ち投手の権利を残したまま降板し、森、豊田と繋いで最後は冷やりとする場面もあったものの無事に逃げ切った。これで三井は先発、中継ぎ両方で勝ち星を稼いで10勝到達。今季のライオンズでは西口に続いて二人目の二桁勝利投手になった。昨年の内容を考えれば、飛躍的な成長と言っていいだろう。年齢が年齢だから、若手とは呼びにくいため、来季は先発投手争いになんとしても食い込んで、今度は年間を通してローテーションを守ってもらいたいものである。 そして日本シリーズでは、ライオンズに少ない貴重な左腕としてフル回転の期待がかかる。三井の存在は、非常に大きいのである。 打線の方は、ホームランは出なかったものの細かく繋ぎ得点を重ねた。宮地が4安打と大当たりで、1番から4番までで10安打を放つ好調ぶりだった。こういう得点が出来ている間は心配はない。
2002年9月24日「張誌家9勝目」 コントロールにふらつきはあったものの、予想通り細川の代わりに上がってきて即スタメンマスクを任された野田とのコンビで最少失点にブルーウェーブ打線を抑え、張誌家は9勝目を挙げた。悪いなりにまとめる能力があるところが張誌家の長所である。 10勝リーチは三井に続いて二人目だが、なんとか両方に二桁勝利を達成してもらいたいところだ。やはり二桁勝利投手が西口一人では寂しい。 打線の方は、最近目覚しい活躍で開花しつつある大島の2ラン、さらに松井稼頭央の35号ソロ、エバンスの12号ソロ、13号3ランと花火大会の様相を呈し、序盤の重苦しい雰囲気なんのその、終わってみれば11−2と大勝だった。松井稼頭央は一体どこまで打ち続けるのだろうか。毎年毎年前年の成績を上回るキャリアハイを続け、今年はホームラン数が飛躍的に伸びた。昨年までの松井秀喜の成績と比べても今年は遜色ない。3割3分40本、40盗塁を来季は期待できそうである。今年もまだまだチャンスはあるが、試合数から推して盗塁が少し苦しい。 この日、セントラルリーグでは読売ジャイアンツがヤクルトスワローズの敗戦によって優勝を決めた。ジャイアンツの試合自体は延長12回の末にタイガースにサヨナラ負けを喫するなど、ライオンズ以上にさえなかったが優勝は優勝。これで来月26日からの日本シリーズでライオンズが戦う相手が決定した。最強の相手だが、これに勝ってこそ日本一の意味もあるというものだ。今から非常に楽しみである。
2002年9月23日「松井稼頭央連発33、34号」 最多勝を狙っているとは思えない相変わらずの西口の投球で、味方が得点するもそれを守れないという悪いパターン。さらにこの試合昨日に続いてスタメンマスクだった細川がクロスプレーで退場するという流れの悪さ。救いは松井稼頭央の33、34号連発だったが、結局試合は敗れた。 パウエルが15勝目を挙げたことで、西口の単独最多勝は難しくなってきた。おそらくあと1勝程度しかチャンスはないだろうから、パウエル次第で同時受賞のチャンスが残るくらいだろう。それもこのような投球内容では仕方ないところであるが。 心配なのは細川だが、すぐに登録抹消されるらしい。代わりにひょっとしたら野田が上がってくるかもしれない。もしそうなったら、野田には頑張ってもらいたいところだ。今回に限ってはまさに棚ぼたのチャンスなのだから。
2002年9月22日「完勝で石井7勝目」 優勝の余韻覚めやらぬ千葉マリンスタジアム、或いは雨天中止も考えられたが無事に試合は行われた。一夜明けてすぐに試合、しかもデーゲームとは選手もきつかっただろうが、逆にマリーンズの方が、モチベーションの低下からか昨日までのマリーンズではなかった。 ライオンズはカブレラ、和田を休養させ、犬伏、垣内、赤田でクリーンナップを組んだ。マクレーンと代わりに上がってきたエバンスが先制ツーランを放って、この三連戦初めて主導権を握った。 先発捕手はこの日同じく2軍から上がってきた細川。石井貴とのコンビネーションが注目されたが、安打を打たれながらも特に問題なくこなし、6回まで石井貴は無失点で降板、7回を三井、8回を森、9回を豊田といつものリレーで抑えて完封リレー完成、昨日の鬱憤を晴らした。 優勝決定後の消化試合とはいえ、ライオンズには日本シリーズ、他球団には来季に向けた新戦力の模索という意味で決して無駄な試合ではない。そういう意味でまた、面白くもある。今日の細川起用は明らかに来年以降を見据えたもので、そうやって若手を起用してくれると試合を見る方もまた楽しく期待しながら見ることが出来るのである。 その他、赤田、大島の開花を待ち望み、貝塚はもう少しでレギュラー定着、犬伏、宮地は苦労人らしくしぶとく活躍していく、そんな試合がこれから期待される。松坂大輔の復帰もまたれるところだ。 マクレーンが、2軍に落とされたことで激怒したらしく、首脳陣との間に不協和音が発生したが、これは実力の世界だからやむを得ない。手首の回復状況がまだまだ100パーセントとは言えないマクレーンよりも、現時点ではエバンスの方が期待できるのは確かなのだから伊原采配は間違ってはいないだろう。 退団となると、やはりもう一人新外国人を探さなければならなくなるだろうし、マクレーンにも期待しているのだから、伊原監督と話しあって、来季もライオンズでプレーしてもらいたいと思うのだが、予断を許さない。とはいえ、現時点では些末なことだ。主力選手は日本シリーズに向けて、しっかり調整をしていってもらいたい。
2002年9月21日「1998年以来4年ぶり14度目のパリーグ制覇!」 本日、西武ライオンズのパシフィックリーグ優勝が決定した。4年ぶり14度目の優勝で、伊原監督は就任一年目での胴上げ、サッカーW杯イヤーにすべて優勝しているという伝説も継続することになった。全チームに勝ち越しし、打率、防御率、ホームラン、盗塁、得点、失点すべてがリーグ1位というまさにぶっちぎりの完全優勝だった。 だがそんな独走状態のライオンズも、ここ数日から今日一日とかなりの紆余曲折があり波乱の優勝決定となったわけだが、その経緯は別に優勝ドキュメントとして書くとして、ここでは試合の結果だけを書き記すことにする。 先発許銘傑と小野晋吾で始まったこの試合、先制したのはまたもマリーンズだった。ライオンズは優勝を決めるためには1点ずつでも返していかなければならなかったのだが、拙攻に拙攻を重ねて、今年年間を通じて神懸かりな勝ち方をしてきたチームの力強さは微塵もなく、ゼロ行進が続いた。そして気がつけば残りイニングはわずか。逆転どころかせめて1点でも返せという話になってきた時点で、自力優勝は消え去っていた。 特に見るべき内容も無く、まさに完敗だった。どうしてこの時期に今年一番の投球をするんだと、小野晋吾に恨み節をぶつけるしかなかった。 あの5連敗以来一度もはまることが無かったエアポケットにここに来て落ち込んでしまったようで、本当に気分の悪い試合だった。もっとも優勝が決まってしまえばマリーンズの優勝チームいじめはある意味非常に面白いと感じたわけだが、試合終了直後は他力優勝、貴乃花、ジャイアンツと最悪パターンしか考えられない状況に絶望以外の何物も存在しなかった。 結果的に、優勝に慣れたライオンズファンとしてはこういう優勝もたまにはいいじゃないかと納得出来たからよかったが、本当に複雑かつ疲れた一日だった。 明日もデーゲームで試合はある。どういう展開になるか楽しみだが、マリーンズがこの2試合の強さを感じさせること無く負けたら面白いような、何故あと一日早く負けてくれなかったんだと文句を言いたくなるような、そんな感じで楽しみである。
2002年9月20日「マリーンズに完敗、優勝決められず」M1 優勝のプレッシャーなどここまで2位と差が開けばほとんどないと思うのだが、それでもプレッシャーと言われても仕方が無いような内容に終始し、結局ホークスも勝ったことにより今日の優勝は明日以降に持ち越しとなった。 先発は後藤とミンチー。後藤は最近絶好調だったこともあり、今日は確実に決まると信じて疑わなかった。優勝を期待してビデオなども用意し、準備万端で試合に臨んだのだが、本当に拍子抜けする展開だった。 マリーンズは、伝統的に優勝チームに対して恐ろしいまでの実力を発揮するチームで、まさに優勝チームいじめがチームカラーになってきているほどなのであるが、まさか今年のライオンズまでがやられるとは思わなかった。ここまで圧倒的に勝ち進んできたのに、ここに来ての完敗。 もちろん、明日勝てばまだ問題は少ないのだが、追いつめられた気分ではある。明後日になると貴乃花の優勝と重なる恐れがあるし、月曜日まで伸びれば今度はジャイアンツの優勝と重なる可能性も出てくる。それは最悪のパターンだから、何としても避けなければならない。そのためには今日の胴上げがベストだったのだが、それが叶わなかった今、明日しかチャンスは残されていない。 明日だけは記録云々はすべて忘れて、とにかく勝ちにいってもらいたい。
2002年9月18日「地元優勝逃すも4連勝でマジック1!」M1 西武ドームは3万5千人収容にも関わらず、通路に立ち見の観客も押し掛け、異様な雰囲気に支配される中実に5万人が駆けつけた。優勝条件はバファローズ負け、ホークス負けか引き分け、そしてライオンズが勝ちという、パリーグ全球場の試合結果が関係するという異例の形となった。 マジック対象のホークスと同じマジック2がバファローズにも残っていることによりあまり記憶の無い形となったのだが、それにより文化放送ライオンズナイターも3元中継さながらに両他球場情報を入れながらの中継となっていた。 冷静に考えてみればこの3連戦前、本拠地優勝の絶対条件としてファイターズを3タテするという事項が提示されていたのだが、それをいとも簡単に現実のものにしてしまおうとしているところに今年のライオンズの強さを感じずにはいられなかった。 先発は潮崎とミラバル。両投手ともに立ち上がりからテンポよく、ランナーもほとんど許さずに淡々と試合は進んだ。15分遅れでプレイボールとなった千葉マリンで、バファローズが大量リードを奪われるという情報が入り、一気に優勝ムードは高まった。その時点で、ライオンズが今日負けるなどということは全く考えていなかった。とにかく、バファローズとホークスが負けてくれさえすれば、という問題だった。 潮崎が先制2ランを打たれたものの動じることもなく大島の犠牲フライで1点を返すと、5回には貝塚のタイムリー、そしてカブレラのサードゴロの間にエラーも絡んで1点を入れて逆転、6回には再び貝塚のタイムリーで試合を決めた。潮崎は4回で降板したものの、三井、内薗、土肥、森、豊田のリレーでしっかり抑え、4連勝を飾った。 既にバファローズの負けは濃厚だったが、逆にホークスの勝ちも決まりかけていた。残念ながらそのために本拠地優勝はなくなってしまったが、バファローズに対するマジックは0になり、ホークスにマジック1を残すのみ。明後日、自力で確実に優勝を決めてくれることだろう。
2002年9月17日「MCW砲揃い踏み!優勝前夜の大花火!」M2 張誌家が本来の調子とは程遠い内容で、初回から点を失い不安を感じさせたが、その裏すぐに松井稼頭央が3塁打で出ると、小関の当たりを小笠原がエラー、簡単に同点に追いついた。さらにマクレーンが倒れたあとにカブレラがヒットで繋ぎ、和田が32号3ラン。勢いの怖さを見せ付けた。 だがそれでも立ち直らない張誌家、田中幸雄にソロを打たれて2失点、悪いなりに抑えてくれるのを期待したのだが、とてもそんな状態ではなかった。 それでも打線は活発に援護した。平尾のタイムリーに続いて松井稼頭央の32号3ラン。まるで和田と競っているかのような3試合連続弾。トリプル3の重圧から解き放たれて松井稼頭央はヒット、ホームランの量産体制に入ってきた。5回に飛び出した和田の今日2本目33号ソロはとどめの一発と安心したのも束の間、張誌家のあとを継いだ三井が打たれ、9−8と1点差までつめられるという予想外の展開。 7回を任された土肥もランナーを背負う苦しい投球で、今日は出るピッチャーがことごとく打たれるという悪い展開だった。そんなムードを力でねじ伏せたのはやはり森慎二の投球で、それを呼び水に8回裏、カブレラが52号ソロを放って勝負を決めた。 今一番ホームランを打って欲しいバッターに一発出たことで、流れはライオンズ側に落ち着き、最後は豊田が抑えて逃げ切った。 残念ながらバファローズ戦は昨日に続いて雨天中止、ホークスは勝利を収めたので、マジック2のライオンズが明日優勝を決めるためには、ライオンズ勝利、バファローズ、ホークスともに負け、という条件が必要になる。苦しいが、なんとか信じて応援するしかない。 しかしついにマジック2。ここまできた。4年ぶりである。非常に感慨深いものがある。明日は美酒に酔いたいものである。
2002年9月16日「森パリーグ新27ホールド!」M3 中四日で西口が先発だった。エースの座をかけて臨んだこの試合、いい方の西口がマウンドにはいた。ファイターズ打線に付け入る隙をまるで見せず、7回を投げて11奪三振。ハーラートップタイの14勝目。 打線は金村から4回まで1点ずつを奪ってノックアウトし、西口を援護した。昨日に続いて松井、和田、そして平尾に一発が出て、松井は今日も猛打賞でいよいよ打率を上げてきた。 球数が多かったこともあり、7回で降りた西口に代わって登板した森が、パリーグ新記録となる27ホールドをマークし、豊田に繋いで試合を決めた。年間を通して勝利の方程式の一角として実によく働いてくれている。その結果がこうやって形に表れることはやはり嬉しいことである。あくまで陰に隠れる役割だが、MVP級の活躍をしてくれている。 ホークスが破れてマジックは3。明日、明後日にライオンズが連勝、そしてホークス、バファローズがともに1敗してくれれば、明後日、西武ドームでの本拠地胴上げが成る。可能性はわずかだが、今年何度も信じられない奇跡を起こしてきたライオンズ、ここでももう一度地元胴上げを実現してもらいたいものだ。
2002年9月15日「松井稼頭央、和田ともに30本到達!」M5 昨日とは打って変わってナイスゲームだった。といっても、打線は9安打、そのうち4安打が松井稼頭央なのだから、バファローズ先発宮本にほぼ抑えられたと言っても過言ではない。 だが3回、その松井がライトオーバーのタイムリーツーベースを放って先制すると、5回にはトリプル3を確実なものとする30号2ラン、6回には和田も続いて30号2ラン。計5点を奪うと、バファローズに相性のいい石井貴が10安打を打たれながらも粘りのピッチングで1失点完投勝利で6勝目を挙げた。 この日の4安打で松井は、打率が3割2分5厘となり、首位打者をも狙える位置に登ってきた。カブレラの三冠王も魅力だが、松井稼頭央の首位打者はさらに魅力的である。出場1000試合目でのトリプル3達成をほぼ決める30号で、ますます勢いに乗っていきそうである。 その松井に負けるものかと和田も30号。途中休んでいなかったら、40号に到達していたのではないかというほどの打撃好調さである。自力でマジックを今日も一つ減らして5。胴上げ予想では、20日からの千葉マリンが濃厚だが、やはりなんとか、地元で決めてもらいたいものである。
2002年9月14日「打線沈黙」M6 序盤から不安定だった許銘傑が3回につかまり、中村に3ラン、吉岡にソロを打たれて4失点、その回で降板した。打線の方も松井稼頭央が初回にあわやランニングホームランという当たりを放ったものの、それで本塁クロスプレーでアウトになると、チャンスらしいチャンスをほとんど作ることも出来ずに8回まで抑えられ、岡本、大塚と繋がれ完敗した。 収穫といえば内薗と帆足の好投くらいで、他には何も無い試合だった。あっさりと負けた。 ホークスが破れたためにマジックは一つ減って6になったものの、今日負けたことで16日からのファイターズ戦で地元優勝を飾る可能性がまた少し低くなった。
2002年9月13日「後藤安定感抜群のピッチングで7勝目!」M7 今日負けると3連敗という状況で始まったこの試合、先発は後藤と岩隈。ライオンズが幸先良くカブレラのタイムリーで先制した。後藤は序盤から安定した投球で、3回までは得点を許さなかったが、4回に大村にタイムリーを打たれて同点に追いつかれた。 だが、粘り強く投げる後藤をカブレラが援護した。6回にタイムリーツーベースで勝ち越すと、8回には宮地の犠牲フライで追加点を挙げた。後藤は7回で降りたが、そのあとを森が継いで、9回には豊田、というはずだったのだが、9回表に松井稼頭央とカブレラの2ランで4点を追加したために、裏は三井が登板した。2点を返されたが試合の趨勢は動かず、そのままライオンズが逃げ切った。 この日、マジック対象チームのホークスが試合がなかったため、マジックは一つ減るにとどまり7。本拠地胴上げは難しい状況だが、何とかこの調子で勝ち進んでいってもらうしかない。
2002年9月11日「西口また背信」M8 西口対水田。普通に名前で考えればライオンズの圧勝だが、試合展開はそう予想通りには進まなかった。最も、私の予想は大方当たったのだが。 初回、松井稼頭央と貝塚が共に牽制死したのも痛かった。それで悪い流れが出来たのは確かだろう。だが、西口の背信投球はそんないいわけが出来るものでもなかった。 2回に松中の2ランと鳥越のタイムリーで3点を先制されると、3回には出口に四球を与え、バルデスにレフト前ヒット、小久保にレフト前タイムリーを打たれたところでノックアウト、代わった帆足も打たれ続けてこの回も4失点、さらに4回、5回にも2点ずつ取られ計11失点。完全に試合は壊れた。 打線の方も気落ちしたのか和田のソロ、松井、貝塚のタイムリーで3点を返すのがやっとで、実に久しぶりの連敗を喫することになった。負け自体は痛くも痒くもないが、内容が非常に悪かった。西口は今年はずっとこのような調子で、とてもエース呼べるものではない。日本シリーズ緒戦など、任せるのは怖すぎる。こうなってくるとやはり、松坂の復活が望まれる。 大して見るべきところもない、年間でも下から数えた方が早いような、内容のない試合だった。
2002年9月10日「カブレラ50号も好投張誌家一発に沈む」M8 序盤から投手戦の様相を呈し、両投手全く付け入る隙を見せないまま、試合時間2時間程度で9回の攻防になった。 張誌家は村松にタイムリー、若田部はカブレラにソロを打たれて1−1。9回をあっさり抑えて昨日に続いてサヨナラゲームにしたいところだったが、先頭バッターを張が歩かせてしまう。結局はこれが引き金となり、送りバントで2塁に進んだところでバルデス敬遠で1塁を埋め、小久保を打ち取った。だが、次の松中に手痛いスリーランホームランを打たれ、試合はほぼ決まった。 裏に、昨日の勢いそのままに松井稼頭央、小関の連打で1点を返して可能性を甦らせたのだが、続く貝塚の打席のところで小関が盗塁失敗。貝塚は内野安打を放つもカブレラ、和田が代わった岡本に抑えられて試合終了。連勝はならなかった。 既に昨日の勝ちでホークスに対する勝ち越しは決め、対ホークスは21年連続ライオンズの勝ち越しということになったため、対戦成績は心配することはないので、やむを得ないと諦めのつく負けではあった。ただ、来日している両親の前で好投した張誌家に勝ちをつけてやりたかったのだが、それは残念だった。 バファローズが今日も破れたため、マジックは一つ減って8。Xデーは来週20日からの千葉マリンでのマリーンズ戦がどうやら濃厚である。
2002年9月9日「カブレラ9回同点3ラン、小関サヨナラタイムリー!」M9 今年何度目だろうか。こういう劇的な試合。 幸先良く松井稼頭央の先頭打者ホームランでまず1点を先制した。松井稼頭央は昨日久しぶりにヒットが出て、不調だったのが嘘のように今日は打ちまくって結局4安打。やはり彼が打てばライオンズは乗ってくる。2回にも、小関が今日1軍復帰したマクレーンを迎え入れるタイムリーを放ち2−0。いい感じで試合を運んでいた。 だが4回。潮崎が崩れた。今日は序盤からあまり良さそうではなかったので、不安に思っていたらやっぱり的中し、打たれるわ打たれるわ、連打連打で潮崎ノックアウト、代わった水尾でも流れは止まらずボコボコにされた。結局この回6連打を含む9安打で6点を取られ、一気に試合をひっくり返された。 ホークス先発田之上もそれほど良くはなかったから、逆転も期待できると思っていたのだが、6回にマクレーン、伊東のヒットを足がかりに高木浩之がタイムリーを放って1点を返すのがやっとで、5回、7回、8回は三者凡退に打ち取られ、ああ今日は負けたなと適当にラジオを聞いていた。 救いは水尾のあとに投げた内薗、三井の好投で、結局ホークスには4回の6点以外点を取られないまま、9回裏を迎えた。 さすがに不調のペドラザは使いにくかったのか、吉田修司が出てきてまず代打犬伏が打ち取られた。ランナーをためてカブレラまで回せば面白い、くらいに聞いていたのだが、松井がここでツーベース、少し期待を抱かせてくれたが小関が凡打で次が垣内。終わったな、とほぼ確信。だがここで、判定にも救われて垣内が四球を選んだ。これは嬉しかった。ひょっとして、ひょっとしてやってくれるのでは、という雰囲気が今のカブレラにはあるのである。 そしてその、ライオンズファン一同の祈りは天に通じ、見事カブレラは注文どおりに同点スリーランホームランを放ってくれた。文化放送解説の大塚氏も「漫画みたいな展開」と言っていたがまさにその通りだと感じた。 こうなると、9回表に森を投入したことが無駄ではなくなり、さらに気合を入れ直して10回も森が抑えてくれた。正直、延長に入れば負ける気はしなかった。9回裏、10回裏と11回裏とチャンスは毎回のように作るのだがあと一本が出ず、森から土肥、豊田と繋いで結局12回までもつれた。12回表を豊田が三人切り、負けを無くすと最終回の裏、松井稼頭央が四球で歩いてエンドランをかけたその打球を、小関がレフト線上に落としてサヨナラタイムリー。 やはりライオンズが勝利した。勝つような気がしていた。心配されたカブレラへのあからさまな敬遠もなく、不調だったはずの松井稼頭央は打ちまくり、小関も4安打、マクレーンも期待出来そうということで、潮崎が打たれたこと以外はほとんど文句のない試合だった。 マクレーンの代わりに二軍落ちしたエバンスに関しては、やはり可哀相だとは思うが、やはりマクレーンのパワーを見せ付けられると仕方ないのかなと思わざるを得ない。この辺りは伊原監督も頭が痛いところだろう。 バファローズはファイターズに完敗し、マジックはついに一桁、9になった。4年ぶりのパリーグ制覇の時が、いよいよ近づいてきている。本当に今年の西武ライオンズは、最高だ。
2002年9月8日「平尾決勝タイムリー! 豊田29セーブ」M11 平尾はいい選手に成長した。昨年谷中とトレードがあった時は、谷中にはいいトレードだが、ライオンズとしては平尾はあまり必要な選手じゃなさそうだと、正直考えていた。移籍後すぐに大怪我をして、リハビリを乗り越えて復帰した今季、もちろん頑張って欲しいとは考えていたがまさかこんなに活躍してくれるとは。 試合は、2点を先制されてなお安定しない石井の投球に、予想通り「負け」の二文字が脳裏をよぎったが、それを吹き飛ばしてくれる和田のスリーランが4回に飛び出して逆転した。すぐに石井が同点に追いつかれたものの、6回にカブレラのソロで勝ち越し、7回途中から土肥に繋いで盤石リレーで勝ちに行った。 が、昨日に続いて森が得点を許し(昨日は土肥のランナーをスクイズで返されたから失点は土肥)、同点に追いつかれてまう。今日もか、と嫌なムードが漂い始めたその裏。 代打高木大成が執念の内野安打で出塁すると、カブレラが歩いてノーアウト1、2塁。和田はサードゴロに倒れたもののランナーはそれぞれ進塁してワンアウト2、3塁。ここでブルーウェーブバッテリーは満塁策をとり、貝塚を歩かせ平尾勝負。 勝負強さを見せ、平尾はレフト前に打球を運んで2点タイムリー。これが結局決勝点になり、9回表を豊田がきっちり3人で締めてマジックを減らした。そのあとバファローズがホークスに延長の末破れたため、マジックは二つ減って11。 それにしても平尾は素晴らしかった。打率も気が付けば3割2分5厘。規定打席には全く届かないとはいえ、打率以上に印象的な活躍をしてくれている。ここぞという時のバッティングはライオンズファンに大きな期待を持たせてくれる。 平尾は、なんだかお気に入り選手になってきた。タイガースにいた平尾はまだ優勝を味わったことがないが、今年こうやって優勝争いの中で活躍することが出来ていることは大きな自信になっていくだろう。これからも頑張ってもらいたい。
2002年9月7日「許銘傑、粘りの投球報われず」M13 8月は向かうところ敵無しだったライオンズだが、今月は一進一退の戦いが続いている。投手と打線の噛み合わせがやや悪くなりつつある。 今日は許銘傑が、粘りの投球で7回を投げ切り、2失点にブルーウェーブ打線を抑えた。先発の役目は十分に果たしてくれたわけだが、打線はその好投に報いることが出来なかった。 ブルーウェーブ先発ユウキに前回同様苦戦し、序盤で2点をとったものの、結果的に5安打に抑えられて惜敗。マジックを減らせなかった。 負け自体は痛くないものの、松井稼頭央の不調がそのまま打線に乗り移ったような結果となった。明日が石井貴と具台晟であるため、今日は連敗を避ける為になんとしても勝っておきたかったのだが、うまく行かなかった。土肥が最近少し調子を落としているようで、そのあたりが気になる。 明日もデーゲーム。打線の奮起を期待したい。
2002年9月5日「5点差逆転!カブレラ2発」M14 大差で勝つよりもこういう展開の試合の方がゲームとしては確かに面白いのだが、精神的な疲労は大きい。後藤がまさか3回でノックアウトされるとは思わなかった。 立ち上がりは決して悪くなく、今日も安定した投球を見せてくれるものと信じて疑わなかった。だが、ほんの少し歯車がずれるとガタガタとすべての流れが悪くなった。2回、田中幸雄にソロを打たれると、3回にはオバンドーに満塁弾、続くクローマーにソロ。昨日の西口と似たような展開に言葉を失った。 ここまでファイターズには4連敗中だっただけに、おいおい今日もか、と半分諦めが入った。好調ライオンズとはいえ、序盤で昨日と同じ5点差。西口と違い、不運なところもあったため、今年の後藤はこのくらいで信頼は揺るがないが、それでも2日続けてこういう展開は、気分のいいものではない。 幸先いい赤田の先制打もその頃にはすっかり忘れてしまっていたが、5点を取られた直後の4回、先頭のカブレラのホームランですぐに1点を返すと、続く和田がスリーベース、犠牲フライで返って3−6、可能性を甦らせた。この回の2点はつくづく大きかった。 後藤は3回で早々とマウンドを降り、4回からは三井が継いだ。この三井が、7回まで4イニングを小笠原の安打1本に抑える好投で流れをライオンズに引き寄せた。それを考えると、ロングリリーフが可能な三井が中継ぎにいるということは、非常に大きいことだと気が付く。 5回には3塁打の平尾を小関が犠牲フライで返して4−6、6回にはカブレラの2本目のソロ、エバンスのタイムリーでついに同点に追いついた。そして押せ押せのムードの中8回、平尾が決勝のタイムリーを放つと森、豊田で逃げ切った。 結果的に会心の勝利といえる。ホームランあり、犠牲フライあり、タイムリーあり。悪かったのは後藤の運と中嶋のリードだけ。特に問題無し。マジックは14となった。 好投の三井に7勝目がつき、西口の13勝、張、許の台湾コンビの8勝に続く勝ち星となった。一人でも多く二桁勝利投手になってもらいたいものだが、三井は中継ぎという役目上、厳しいだろうか。まあ今日のような展開にこれからも期待(?)しよう。
2002年9月4日「西口乱調、対ファイターズ4連敗」M15 前回あわやノーヒットノーランという快刀乱麻を断つピッチングを披露した西口だったが、今回はいつもの西口に戻っていた。初回から先頭バッターに安打を許すと三塁まで進まれ、小笠原は打ち取ったもののそのあと粘りなく初球をオバンドーに先制タイムリー。 3回には四球で出した石本に2盗され、小笠原を敬遠気味に歩かせた直後、またも初球を3ランホームラン。次のバッターのクローマーにも連続ホームランを打たれて一気に0−5。いくら好調ライオンズ打線とはいえ、今日の正田の出来で5点差は重過ぎた。 安打は出るものの繋がりがなく、結局カブレラのソロで完封を逃れはしたものの、9回のチャンスでも得点することは出来ずに試合終了。対ファイターズは、前回の3タテがあるからこれで4連敗となった。 西口は、東京ドームアレルギーというよりも、単に調子が悪い西口という印象の方が強かったが、東京ドームでまたも勝てなかったのは事実であるので、日本シリーズの起用法は本当に考えなければならない。松坂次第だが、1、2戦目は回避し、3戦目の西武ドームの開幕ゲームに西口は投げさせたいところである。はっきり行って、東京ドームでジャイアンツ相手に投げさせれば、火だるまになるように気がして仕方がない。 現時点でのシリーズ先発予想は、松坂が復帰するものと考えて、 1戦目:松坂、2戦目:張誌家、3戦目:西口、4戦目:後藤、以降松坂に戻る という形がもっとも可能性としては考えられる。松坂が全快できなかった場合は、後藤に開幕ゲームを任せるのもありだろう。そして4戦目には許銘傑を入れる。石井貴、三井は中継ぎ要因として、先発が早めにノックアウトされた場合に備える。 張と後藤は好調時の阪神井川のイメージ、西口はセリーグにはいないタイプ、もしくは右左の違い、ストレートの威力の差はあるが現ドジャースの石井一久、許銘傑はシュートを使うという意味では元ジャイアンツキラーの川崎のような感じだろうか。あくまでイメージなので何とも言えないが。 兎にも角にも、これからの調子次第でもある。明日投げる後藤は、既にエースクラスの期待が掛かってきているため、裏切らない投球を見せてもらいたいものである。
2002年9月1日「粘りのピッチングで張誌家、8勝目」M17 序盤からヨレヨレでいつノックアウトされるだろうかと見ていたが、バファローズ打線の拙攻にも助けられて、気が付けば張誌家は7回を投げ切っていた。先発の役割を十分果たし、8勝目を挙げた。 安打、盗塁、タイムリーと効率よく得点し、ライオンズらしい野球で差を広げた。この試合結局5つ盗塁を決め、試合を決定付けた。 マジック対象チームとの直接対決のため、マジックは2つ減って17。9月中旬くらいの胴上げが予想される。
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