得体の知れない母 その1




「この間TGの先生から電話があって以来、というか結構前から思ってはいたんですけど、TGの母親はどうしてるんですか?っていうのは聞いてもいいことですか?」

「え?」

「結構近くに住んでるんでしょ?なのにほったらかしって。もう一年くらいじゃないですか。良いんですか?」

「...さぁ。」

「いや、さぁ、じゃなくて...本当に誘拐じゃないんですよね?」

「ははは。」

「.....もしなんだったらそろそろ一回くらい会いにいった方が良いのではないかと思うんですけど。ちょうど連休ですし。」

「え...?誰がですか?」

「は?いや...姫とTGとTGの母親が。」

「嫌ですよ。あの家には行きたくないです。あの子も嫌がってなかったですか?」

「嫌がってましたね。なんで嫌がってるんですか?どんな人なんですか?」

「父親があの兄なのでなんで嫌がってるかは大体分かってもらえると思うんですけど...」

「.....母親もああいう感じですか?」

「まぁ...なんというか...ちょっと違うんですけど...」

「...とにかく連絡できる状態なら一回くらいは...TGは無理でも...」

「じゃあ、Lさん会ってきて下さいよ。」

「え...?そんな。じゃあ、一緒に行って下さいよ。」

「...場所を教えるだけじゃダメですか?」

「.....」

「わかりましたよ。行きますよ...どうなっても知らないですよ?」




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