Three Men in the park 〜Lの失恋〜




「あはははは!!あははは!!ははは、バーカバーカバーカ!バーカ!!」

「.....」

「想いが強いだけ辛いからね...でもそれだけ好きだったんならそれはそれで良いんじゃないの?生きてりゃそんなこともあるよ。」

「...いつもならね。普段の恋愛は軽くあしらわれて終わるだけだし。でも今回のは辛いって。」

「ははは!結局いつもと一緒だよ。振られて終わってるだけじゃん。」

「...うるさいよ、バカ。あんたなんかに話すんじゃなかった。」

「慰めにはならないと思うけど、失恋経験あった方が次にプラスにはなると思うけど...やっぱり慰めにはならないね。」

「好かれてるなんて思ってたのがそもそも間違いだ。今回のは奇跡って思えば?ってか、夢だ。目を覚ませ。」

「あははは。酷いな、それ。」

「...酷いよ。慰めろとは言わないけど、もうちょっと言い方が...」

「う〜ん...まあ...あんまり自分を責めない方が良いよ。振られたことはしょうがない...ていう風に考えないと...これができれば楽なんだろうけどね、Lの場合は...自殺とかしたらダメだよ。」

「.....ふ〜ん...え?」

「ははは。しょうがないっていうか...付き合ってた事自体がものすごい幸運だったんだから...死にたくなったら呼んでくれ。」

「あんた、いちいち癪に触る言い方するね。死にたいくらい傷ついてるのにさぁ。」

「や、あながち間違ってないかもよ?付き合ってた事は幸運だったんだよ。別れた事は不運。次に幸運も来るって。辛ければ過去に耽るのも悪くないんじゃないの?付き合ってる事自体が辛かった訳じゃないんでしょ?」

「向こうの女は辛かったかもしれないけどね。」

「いや、その言い方は失礼過ぎ。」

「あはははは!!」

「もういいよ、あんたら。相談したのが間違いだった。ちくしょう。」

「あはは。ごめんごめん。でもホント自分責めない方が良いって。短い付き合いで遠距離でも良い事たくさんあったんでしょ?別れた事だけ考えんと、そっちも大事にしてて良いんだよ。その時間は共有されてるんだし、その時は向こうの人も笑って楽しんでたんでしょ?向こうもLのこと好きだったんじゃないの?確かに互いに好き合ってた時があるんだから...たぶん。」

「...でもそれを打ち消すくらい嫌われてるんじゃなぁ...」

「だから嫌われて当然だから嫌われてるんだよ。何もないのに嫌われてる訳じゃないんだろ?」

「う〜...痛いとこつくね。」

「あははは!!バーカバーカ!!おまえなんか全否定だ。」

「.....ぐぅ...このやろう...」

そのあまりの言い様に反論しようとしても正論を盾に取ってるので言い返せないもどかしさを感じながら、面白がって笑うSを苦々しく見つめていました。僕とSのやりとりを顔を背けて密かに笑いを堪えながら聞いてたDはこの後も真面目に話を聞いてくれたのだけど、その度にSが横から口を挟みました。




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